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中勘助「銀の匙」の作中の方言について
- 部活で朗読をやっている高校生が、次回の大会で中勘助の「銀の匙」を読む予定です。しかし、作中の方言の考証に困っています。
- 作中には中部地方の方言が使われており、その方言を正確に表現するためには考証が必要です。
- 方言の使われた言葉や表現を研究し、中部地方の方言の特徴を把握することで朗読の質を高めたいと思っています。
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No.1です。 「まんだ一番烏だにまっとねるだよ」、この言葉の中の「まんだ」と「まっと」、「だに」 などは三河弁に見られます。ただ「〇〇するだよ」はどちらかというと静岡寄りかな。 「まんだ一番烏だにまっとねるだよ」、この言葉に見られる「だ」という言い方、関西一円 でも、地域によって「だ」「じゃ」「や」の三通りが見られますが、「だ」というのは主とし て但馬弁と、あるいは福井県あたりまでと考えます。 「まあどもならん どもならん」、こういう言い方は関西一円から中京地域の一部にも見ら れますが、岡山以西ではあまり聞きません。 「なんにもおれせん」、なんとなく但馬地方の言葉に思えますが、但馬地方の言葉はかなり 隣接地域の方言とまじりあっていて、いろいろ変化が見られます。この言葉が面白いのは、い わゆる関西弁ではないこと、そして岡山では「おりゃーせん」という風に、岡山以西でも使わ れないことです。 「おとなしゅうせるだよ」、「おとなしゅう…」は関西、中四国、九州まで広く見られ、岡 山などでもよく聞きますが、岡山はじめ関西、中四国では「だ」とか「だよ」が使われること は珍しく、「せるだよ」はおそらく但馬弁ではないかと考えられます。 ただ、これらはすべて検索によって得たものばかり、いまだ確答には至りません。ですが、 もし朗読の本番までに「伯母さん」の方言が確定できず、しかもそこに触れたいなら、調べて みたけれど…と、?マークを聴衆に投げかけて持ち場を終えるというテクニックも結構印象的 ではありますけれどね。
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- ennalyt
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神戸に灘という中高があるんですが、 そこの国語の先生がこの本を教材に使っていたとか。 お尋ねになってみてはどうでしょう?
- Nannette
- ベストアンサー率26% (1499/5697)
中勘助の「銀の匙」、前篇後編ともにとても美しい作品ですよね。 いろいろ検索して見ましたが、まだ確定的なお答えには至っておりません。 ただ、いろいろなサイトやブログから、断片的に拾い出した記述では以下のような程度です。 「私」が16歳のときに京阪神に旅行をし、ついでに伯母さんを訪ねた… 伯母さんはそのころ大阪に帰っていた… 伯母さんは里に帰り… さあ、もうすこし調べてみましょう。