• ベストアンサー

登山ブーム

noname#160718の回答

noname#160718
noname#160718
回答No.9

 中学時代から登山を始めて35年くらいになります。  高校大学と山岳部に所属して、大学時代は最多の年は年間200日くらい山に入っていました。岩、沢、冬山などは高校時代から始めています。今はお遊び程度しかバリエーションはやりませんが。  25年くらい前になりますが、学生時代に北アの山小屋で3シーズンほど働いていました。高校時代にも1シーズンやっているので、合計4シーズン山小屋で働いています。  「登山ブーム」といえば昭和30年代のが最大で、山小屋の年間宿泊者数の記録はその時代に記録している小屋が多いそうです。私が働いた小屋は昭和40年開設なので、開設当時から減少の一途だったわけですが、私が働いていた時期に小ピークがあったようで、その小屋の年間宿泊者数や1日宿泊者数の記録は、今でもその当時のものが破られていません。  そういう観点では、今の登山ブームって登山者の絶対数が増えたと言うより、年齢層が中高年層に極端に振れた、というのが実態のような気がします。もちろん絶対数も一時よりは増えてはいるのですが。  ただ、この「ブーム」の特徴として、年齢層の偏りと共に「特定の山域のオーバーユース」があると思います。  そもそもこの登山ブームは「百名山ブーム」と共に始まったのですから。  私が働いていた小屋は、その「集中する山域」ではなかったため、現在に至るまで極端な増減はないのですが、小屋によっては宿泊客が横になるスペースすら確保できずに全員膝を抱えて夜を明かしたとかいう、空前絶後の事態も起きているようです。  そういう意味のブームは、おそらくもうすぐ終わる、と思います。もう終わってると言っても良い状況なのかもしれません。  でも、この2~3年、違う状況が起きているように思うのですが。  山に若い女性、すごく増えましたよ。「山ガールブーム」というやつですかね。  でも、昔から「若い女性を呼ぶことに成功した商売は成功を約束されている」という経験則がありますから、登山人口は今後さらに増える可能性は十分あると思います。若い女性が増えれば若い男も放っておいても増えるものですから(草食系男子が増えた最近ではそうでもないのかな??)。  その若い女性も、バリエーションルートに目立ってきました。バリエーションにまで足を踏み入れた人の定着率は高いですから、今度の「ブーム」は息が長いものになるかもしれません。  道具の進歩も大きいでしょうね。  昔も部に女性部員はいましたが、当時の確保器具と技術では男性のリーダーの墜落を女性のフォロワーが止めるのはほとんど不可能でした。なので女性とザイルを組むときはえらくプレッシャーがかかったものです。  ところが、今の器具と技術では、お父さんの墜落を小学生の息子が止める、なんてことが当たり前にできますから。  ハーネスヘルメットなどのクライミングギアも、最近はウィメンズがラインアップされていますからね・・・何が違うんだろう?と不思議には思いますが。  東京のさかいやスポーツもウィメンズ専門店を作ったし。次はアイゼンのウィメンズモデルが出る、というのは私の予測です。外れるかもしれませんが。(小さい靴用の良いアイゼンってまだけっこう少ないので)  というわけで、今後5~10年くらいの期間では、登山者人口は減るどころかもしかしたら増えるかも、と思っています。  今でもテント場の利用者数まで含めると、入山者数はこの数年延びているようです。で、テント場の利用者は若年層が多いんですよ。  という状況であれば、今後もそう簡単には減らない、と思います。  また、今のこの状況の方が健全だとも思います。  百名山などのごく一部の山に登山者が集中し、しかもそこから多様化する方向への発展性が極端に乏しかった前のブーム(もう「前」って言っちゃいましたが)より、沢や岩場、冬山に向かう人が増え始めている現状は、ようやく健全な方向に向かいつつあるのかな、という感じです。  最初は百名山とかから入っても、人それぞれ「嗜好」が異なっているのが当たり前で、沢を登りたくなる人もいるはずだし岩を攀りたくなる人もいるでしょう。雪や氷に魅せられる人もいるはずです。  数年前からの「山ガール」ブームで山に入ってきた人が、それぞれ自分の嗜好性を探し始めているのではないかな?と思います。

関連するQ&A

  • 団塊世代は第二次ベビーブームを作ったのに…

    何故団塊ジュニアは第三次ベビーブームどころか少子化問題に発展するくらい子供を作らなかったのですか? 管理教育が流行った学校教育やバブル崩壊も関係しますか? 私も団塊ジュニアの世代(但し親は戦中生まれ)ですが、同世代は思いやりに欠けた自分勝手な人が多い印象で、余裕がない気がします。

  • 登山のお守り

    山が大好きな父が定年退職する事になりまして何かプレゼントをしようと考えています。 でやっぱし山に関係したものがいいなと思いまして、登山の安全祈願のようなお守りってないでしょうか? 私は兵庫県の豊岡市に住んでいてあまり遠いとこも行けないので 近場でないかなーって思ってます。 調べてみたところ富山の立山にお守りがあるそうなのですが、私自身は登山なんてほぼした事ないし冬の山大丈夫かな?って不安です。 マイナー所でもいいのでここにお守りあるよみたいな情報頂けると ありがたいです。 お守り意外でも山好きにはこれやろ!っていう品物があればお教えいただきたいです。よろしくお願いします。

  • 引退した団塊世代って毎日何してますか?

    定年後、毎日どんなことをしているのでしょう? 定年前は、ひまでぶらぶらする団塊世代で公園があふれるとか色々書かれてましたが、そうでもないみたいですね。 リタイアしてそこそこ裕福な団塊の方々は、日々何をしていらっしゃいますか? 散歩とか家でTVとか昼ねとかではなく、何らかの消費活動を知りたいです

  • 団塊の世代・・・

    団塊の世代と言いますが、第一次ベビーブームとされている現在の50代後半位?というのは何となく分かるのですが、実際はどうなんでしょうか?又どんな意味なのでしょうか?

  • 登山のランクを下げたケース

    先日登山をしていて、過去無かったトラブルをしました。しばらくで歩行に問題がなくなりましたが、注意力含めて自分としては30-40代ではちょっと考えられない事象でした(若い人でも無いことはないかもしれませんが、、、) そこで質問なのですが、何かあって登山の領域(ジャンル、山域、コース難度などいろいろ)を変えた方、具体的にどのような、事象(もしくは感覚)があって、どう変えました? 登山自体を止めた(低山ハイクのみにした)、というのも含めて どのような判断をしたかを教えてください。 趣味の登山は仕事と違って、決まった定年がないので、各自の判断になりますね。 自分に対する判断は、必ず甘くなるのが常で、「まだ、いける」「自分にはできる」という期待的判断になるように思います。結果 遭難などをして周りに迷惑を掛けてから悔いるので、それは避けたいです。

  • 団塊の世代に

    団塊の世代が定年後、趣味として楽器を始めるにはどんな楽器がお勧めなのでしょうか。 楽器自体の値段が安価で、とりかかりやすい、複数人で集まってわいわい演奏できるものがよいのですが・・・ 宜しくお願いします。

  • 山で歌うのにオススメの曲は?

    登山が好きな父親(50代)に頼まれ、山の歌集を作ろうとしています。 同年代+団塊の登山仲間とよく山行に行くのですが その際に歌を歌いたい、と。 具体的にどんな歌がいいのか、そこで行き詰っています。 父と私が出したところで 山男の歌、雪山讃歌、おお牧場はみどり、山小屋の灯 アルプスの谷間、富士山、エーデルワイス(サウンド・オブ・ミュージックの) あざみの歌、大きなうた 今日の日はさようなら、遠き山に日は落ちて …山との関係性が薄い歌もありますが、こんな感じです。 その日登った山と違う山名が出てくる歌については、 登山経験のない私は「うーん…」と思っています。 これは許容範囲なのでしょうか? 他に皆さまが山で歌っているオススメの歌がありましたら、 教えていただきたいと思います。

  • 富士、日帰り登山について

    富士、日帰り登山について 富士山、富士宮口からの日帰り登山を考えています。 ですが、登山よりも、富士山までの移動時間に難があるようで、幾つか高速バスなど調べているのですが、帰りの時間が午後3時頃出発など到底間に合いそうにありません。 新宿を出発地点として考えた時、電車かバスの移動で日帰りをすることは可能なのでしょうか。 仮に、登山自体に10時間かかるとした場合、都合の良い行きと帰りの交通機関は何があるのでしょうか? 最寄り駅も幾つかあり、良く把握できていないのが現状です。 もしアクセスの関係で都合がよいのであれば降りる際に別のルートでも結構です。 7月最終週から8月頭決行と考えています。 宜しくお願いいたします。

  • under fire=下火???

    質問です。日本では人気などが落ちたりすると,下火だとゆう表現をしますよね?それを直訳で英語に直すとunder fireですよね。でも,under fireじたいは,下火というよりもむしろ,現在議論の的だとか人気があるようなイメージがします。それでは,日本語で言う下火とはどんなものなんでしょう???Ganguro fever is getting under fire.で,ガングロブームが下火だ。という意味にはならないですよね?(むしろ逆???)詳しく教えて下さい。

  • 登山中、動けない遭難者に出会った場合?

    山で登山中、動けない遭難者を見つけてしまった場合、 遭難者を放置して、山頂を目指して登山を続けると、 保護責任者遺棄になりますか? 状況 遭難者 ケガをしている、もしくは体力を消耗していて 自力では動けない。 登山中か?下山中か?わからない 会話は出来るが、会話を理解しているかどうか分からない。 そのまま放置すると、ケガの悪化または 翌朝の気温低下で、低体温に関係する症状で死ぬかもしれないと、 医学の知識がなくとも想像できる。 発見した登山者 単独登山で、標高2291mを目指している途中(縦断登山)。 山中泊登山を想定しているので、テントなど(一人用)、装備がある。 発見したのは、登山の前半。 担いで下山できる状況ではない。 発見者は、偽善者である。 発見者は、救命知識などない。 周囲には、他の登山者なし。 発見者は最低限の事をして立ち去りたいと思っている。 最低限とは、警察などへの連絡程度。 ↓ 連絡した結果 警察などに上記の事をウソ偽りなく伝えた結果、 (立ち去りたい旨も言う) 時間や天候の都合で、すぐには救援に来れない。 救援は翌日になる。 救助が来るまで、私はとどまるべきなのか、 警察などへ問いただしても、はっきりした答えがえられない。 私はこの知らない人を保護しないといけないのか? と聞いても、少し待て、もう少し待てなどなと言って答えない。 連絡もしたし、登山続行か? 救助が来るまで一人用のテントに2人入って待つか? 下山か? 標高2291mはそんなに高い山ではありませんが、山登りは命がけです。 立ち去るか?とどまるか? その境目は、何ですか? 標高ですか?人情ですか? もし、自分が遭難した場合、 相手にどこまで求めていいのだろうか?