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「ねんきん定期便」の老齢厚生年金額が毎年減るのは?
「ねんきん定期便」の記載内容について質問させていただきます。 「これまでの加入実績に応じた老齢年金額」が、毎回数千円ずつ減って通知されます。 これはどういう仕組みからくるものなのでしょうか? 年金についての知識がなく、困っています。 素人の私にもわかるように、教えていただけると助かります。 どうぞよろしくお願いします。 加入状況は次の通りです。 ・30代女性 ・厚生年金加入 125ヶ月 ・現在は第3号被保険者 ・平成22年度の額は、21年度に対して△3700円。 ・平成23年度の額は、22年度に対して△1900円。 よろしくお願い致します。
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厚生年金保険に加入していたときの給与の額と加入していた期間の長さが、将来の老齢年金(厳密には老齢厚生年金)に反映される、ということはわかりますか? このとき、その当時の給与の額を、現在の価値に置き換えて計算しています。 物価にしても初任給にしても、10年前・20年前とは違っていますから、そういった経済動向を年金にも反映させるわけです。 これを再評価といい、その年その年の世の中の給与の情勢を調べた上で、一定の率(再評価率)を掛けて、毎年毎年、年金額(見込額も含みます)の見直しを図っています。 以上のことから、厚生年金保険に加入する長さがもう変わらないのであれば、回答1ではまだまだ不十分だということになります(しくみのほんの一部に過ぎないので)。 「いままでの給与の額から将来の年金の額を計算している以上、単純に考えれば、年金額が減るはずはないのに、どうして減っているの?」ということですから、「いままでの給与の額が目減りしているんだ!」と考えていただくのが普通の考え方だからです。 つまり、「いままでの給与の額が目減りする」しくみを考える‥‥。 それが「再評価率」で、これが答えです。一般には、ほとんど知られていないかもしれません。
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- aki3829
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No3のものです。 No3の回答の最初の文字が削れました。 「50歳未満」です。
お礼
わざわざ、どうもありがとうございました。
- aki3829
- ベストアンサー率51% (173/333)
0歳未満の方の年金額に見込みは、現時点の加入実績によるものです。50歳以上になると60歳まで加入したと推定しての見込み額となります。 ですので、No1の回答は違います。60歳まで厚生年金に加入ということではありません。現在給与も貰っていないので賃金改定もありませんし。 基本的にはNo2の回答者の通りですが、再評価率の変更で平均標準報酬(月)額が変るほかに、最終的に物価スライド率という係数がかかりますので、物価スライド率の変更でも違ってきます。 平成22年度は平成21年度から再評価率の改定があり、物価補正後の平均標準報酬月額が下がりました。そのため平成22年度は前年より年金額が下がりました。 平成23年度では物価スライド率が下がりました。そのため平成23年度は前年より年金額が下がりました。 この物価スライド率は、物価が下がっても平成17年の物価指数を下回らなければ物価スライド率は下げないということでここしばらくは0.985で据え置きでしたが、平成22年度では、物価指数が平成17年を下回ったので0.981と下がったのです。
お礼
係数・指数の具体的なご説明のおかげで、年毎の下げ額の違いもよくわかりました。 丁寧なご回答をくださいまして、どうもありがとうございました!
- simotani
- ベストアンサー率37% (1893/5080)
これは毎年の実績だけでなく制度による修正も入ります。 現時点で厚生年金に加入している場合の見込額は「60歳迄厚生年金」と「現在の平均標準報酬月額」が続く前提。 だから賃金改訂(標準報酬月額の変更)があれば数字は動きます。 また物価スライドで今年の年金はダウンしましたから(極めて珍しいそうですが、自民党時代の政治加算分1.7%をいつ下げるかが問題に)当然見込額も下がります。
お礼
早々のご回答、どうもありがとうございました!
お礼
掲題の年金が下がる仕組みを理解することができました。 (減るの残念ですが、)理由は納得できました。 分かりやすい丁寧なご回答、どうもありがとうございました!