スカウトやヘッドハンティングは非弁活動では？

質問

以前、非弁活動について質問させていただき、報酬を得て継続して交渉の代行を行うのが非弁活動だと理解したのですが、またまた疑問がわいてきました。

プロスポーツや芸能界、水商売や風俗など、多くの業界でスカウトマンがいます。また会社では、ヘッドハンティングというのもあります。

どちらも報酬を得て継続的に、金銭その他の交渉を代行する仕事だと思うのですが、これは非弁活動にはならないのでしょうか？

よろしくお願い致します。

回答No.4

lanlan21 · ベストアンサー

あっと補足です。

浮気相手を別れさせる交渉でしたね。すみません勘違いしてました。

おっしゃるとおり、法律事件ではないですね。

ただ、浮気相手には奥さまに損害賠償義務を負うことがあるので、
そういう話しをするのであれば法律事件になりますね。
奥さまが浮気相手に渡すのは旦那さんの浮気相手に対する慰謝料を肩代わりしていると
評価できれば、これも法律事件の可能性が高まりますね。

微妙なグレーゾーンのお話だと思います。

お礼

大変くわしいご回答ありがとうございます。
法律事件とそうでないケースとのグレーゾーンについてもよく理解できました。

回答No.3

lanlan21

報酬を得て交渉を代行することが非弁活動ではありません。

あくまで報酬を得て「法律事件」を取り扱うことが非弁活動ですね、この弁護士法にいう「法律事件」にはいろんな分野で意味が争われていて、その解釈が問題になっていますね。独占的職業分野はどこかに関わるので、解釈がわかれます。当然、弁護士側は広く解釈したいし、他の人々は狭く解釈したい。

ただ、大体の定説は法律的紛争を言うと考えられています。

契約の代理交渉等は非弁活動ではありません。それは、究極には契約締結という法的な活動となりえても、権利義務や法的地位に争いがある紛争ではないからです。
スカウトマンや、ヘッドハンティングは球団や事務所のために交渉を代理しているか、もしくは交渉の代理すらしていませんよね。勧誘しているだけだったりする。たとえ、大リーグ等の代理人でも交渉を代理するのであって、紛争事を処理しているのではないから非弁活動ではないと解されています。日本のプロ野球では代理人を弁護士に限っているようですが、これは弁護士法というより、球団と選手会の取り決めです。

離婚の交渉は、微妙な部分がありますが、結婚という法的地位を法的に解消する離婚についてもめているのであるから、法律事件と言えます。これを、取り扱うのは非弁活動といえるでしょう。
ただ、解消する条件等がもめているのではなく、感情でもめて、それを仲裁するために第３者がカウンセリングのように世話人のように感情を仲裁する交渉であれば、法律事件を取り扱っているとはならないでしょう。

学校への意見の交渉は、原則は法律事件ではありません。
もっとも、これがいじめによる損害賠償請求や教員の解雇や懲戒といった法的レベルに及ぶものであれば法律事件となるでしょう。

回答No.2

toratanuki

スカウト等は、あくまで、途中の中継ぎであり、法律効果を伴う最終の契約は、当事者で行っている。

代理人とは、代理人とスカウトされる人が契約し、それが当事者に及ぶ。

お礼

ご回答ありがとうございます。契約は当事者同士で。その契約を結ぶまでの段取りを整えるだけ、というのであればOKということなんですね。

回答No.1

xiao-zong

非弁行為って
「弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。」（弁護士法72条）

この条項に引っかかる行為ですが、水商売のスカウトとかその他は法律事件じゃないですよね？

お礼

早速のご回答、ありがとうございます。

以前、以下のような例で非弁行為かどうか質問し、報酬を得てやれば非弁行為であるというような回答を頂いたのですが、以下のどちらも法律事件ではないようなきがするんですけど。

１主婦からの依頼を受けた第三者が、旦那に内緒で旦那の浮気相手に接触して別れてもらうよう交渉した。（話をするだけの場合と手切金を渡す場合とでは違いがありますか？）

２子供がイジメられている親から依頼を受けた第三者が、学校や相手の家にイジメをやめさせるべく交渉に行った。

１）は離婚の交渉代行ではなく、法的に婚姻関係にない浮気相手に別れてもらうべく話をするだけですし、２）はイジメは犯罪といえば犯罪なので法律事件と言えそうな気もしますが、実際は警察に行っても相手にしてもらえませんよね。