- 締切済み
固定資産の除却処理の必要性について
お客様が使用している設備の予備として用意していた部品が必要なくなってしまい、 会社の倉庫に入れることになりました。 会社で資産管理をしている部署から「除却処理が必要だから必要な手続きをしてほしい」と 連絡があったのですが「除却処理」という意味が分からず困っています。 ネットで調べてみたのですが、「損失額(除却損)=帳簿価額-評価額(処分見込み価額)」が 成立するなどさまざまな処理が必要なようです。 しかし会計の知識がなくそもそも倉庫に入れるだけなのになぜ 会計処理が必要なのかもわかりません。 なぜ会計処理が必要なのかも含め、除却処理についてどなたか教えていただけないでしょうか。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- yosifuji20
- ベストアンサー率43% (2675/6115)
「除却処理が必要だから必要な手続きをしてほしい」という言い方が少々不適正のように思います。 通常「除却」というのは不要となった固定資産の処分をする場合の言い方です。その固定資産を会社の帳簿から除いて、実際に廃棄する手続きです。 ご質問の例では、この部品は棚卸資産だと思います。勘定科目では商品か製品です。 この場合の不要資産の処理は、廃棄と言うのが普通でしょう。 用語の使い方はともかく、その部品がもう会社にとっては何の役にも立たなくなったのですよね。それでもその部品をそのまま保管することは、それを廃棄することに比べて会社の財務健全性を損なうことになります。 ひとつは、貸借対照表の資産に将来まったく利益を生じない資産が乗ることになります。これは資産の過大表示です。 次にこれを損失計上すればその損失分税金が減るわけですが、これを処理しないと本来不要の税金が資金として社外流出することになります。 倉庫に入れたというのは多分そ以外外に適当な置き場がないからでしょう。 廃棄処理をしたら、直ちにそれをスクラップとして社外に売却か産業廃棄物の処理をして、実際に会社からないものにしないといけません。 それまでの一時的な保管場所ですね。
- hata79
- ベストアンサー率51% (2555/4940)
使用できるものでも除却してしまえという判断がされる理由 1 倉庫の保管料を考えると、いらない 2 次に使えるというが、いつになるかわからない 3 除却することで、除却損がでるため利益圧縮できる 4 その他 経営判断として「未だ使えるものだけど、倉庫の場所をとってかなわん。倉庫代もタダではない。必要になったら又用意すればよい」というのがあるかもしれません。
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
簡単に言いますと、「除却」とは「捨て去る」ことです。 例えば、その部品が100万円の価値があるとしますよ。で、質問者さんの会社の今年の利益が100万円だったとします。 すると、(会社の税率はほぼ50%なので)50万円くらい税金を取られます。 ところが、質問者さんが部品を除却(実際は、1円の備忘価格をつけて保管場所を移すだけなんでしょうけど)すると、財産が100万円減ります(損失)ので、利益が100万円なら、差し引きゼロ。今年は無税となります。 そうやって税金を減らしてくれ、という指示なのでしょう。 我が社の場合、細かい会計処理は税理士事務所の担当者がやりますので確信はありませんが、除却したという説明を書いて帳簿に閉じておく一方、資産記録からその品物を削除するだけだろうと思います。 まだ捨てはしないけど、もう絶対に使えません的な場合は、存在はしているので「存在している」ということを覚えておくために、資産記録の価格を1円くらい(備忘価格)に訂正して載せておく場合もあるようです。 上記の例では、99万9999円の損失が生じたことになります。1円の利益ですが、課税はナシですね。 質問者さんの場合は、備忘価格方式にするのかな。 しかし、まあ余談ですが、私の会社経営上の経験では、そんなに簡単に除却は認められないと思いますよ。 どんなふうにすると除却を認められたかというと、建物なら取り壊して更地にした場合(念のため、取り壊し前後の写真を撮ってあります)、設備なら撤去して関係業者の引き取り証明書・廃棄証明などを受けた場合などです。厳しいですよ。 質問者さんの場合は、その部品は他に転用・転売できそうなんだけどなぁと素人考えですが思ってしまいます。世の中でその部品を使うお客様用設備は日本に1台しかないのでしょうか? ほかにも同じ設備を使っている会社があれば、そこに売れる可能性はありますよねぇ。税務署員もそう考えれば、除却を認めないと思います。
- osamin
- ベストアンサー率34% (99/290)
なぜ、倉庫にいれるだけで除却処理が必要なのか・・・ それは「必要がなくなったから」です。 つまり「必要な物を倉庫にいれる」なら、保管場所を変えただけですが 「必要がない」=処分する必要がある=処分価格が現在の価値 と考えれます。 必要が無いものは、その会社にとって不要品ですから処分価格に 引き直すことが、 その会社の資産価額を正確に簿価に反映させることができるのです。
補足
早速の回答ありがとうございます。 一点教えていただきたいのですが、今後使う可能性があっても 除却する必要があるのでしょうか。 部品が壊れているわけではなく、将来的に使いたいため倉庫に入れます。 倉庫に入れた後、保管します。 今後使う可能性がゼロのものは、倉庫にいれずに処分します。 ※会社で使っているパソコンが故障してしまった時も除却処理をしたと 聞きましたが、故障したパソコンであれば「必要のないもの」として 除却すると理解できますが、今回の場合だと腑に落ちません。 よろしければ、お答えいただけないでしょうか。 知識不足で申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。