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長すぎる文学はどう読む?
rkd4050の回答
他に読むものがなくて、全巻揃っていて、その作品に集中できているなら一気に読みます。 ただ、至急読まないといけない本が飛び込んでくることもあって(学生時代なら課題が出ますし)、そういう時は併読することもあります。 ただ、長い作品を最初から「一気に読もう」と考えて読み始めることはないです。つまらなくなったらいつでも止める気満々で読む。私は集中しだすと他のことが目に入らなくなり、夕方頃に読み始めて、あれ、まだ外が明るいなと思ったら次の日の朝だった……ということがままあるので、結果的に一気に読んでしまうことの方が多い、というだけです。 長い作品と付き合う場合、最初から全体を一気に読もうとはせず、漫画を1巻ずつ買って読むような感覚で付き合うと楽です。 『ユリシーズ』は4冊で1作品の長編作品ではなくて、全18話のストーリー集と考えたら気楽に読めるでしょう。1話ごとに区切って考えたら実はちっとも長くない。18話全部を一気に読んでもいいけど、18回に分けて読んでも問題ないわけです。 『カラマーゾフの兄弟』だってもともとは連載小説ですから、当時雑誌で読んでいた人は、そもそも一気に読めなかったのです。3週間どころか2年がかりで読まざるを得なかった。『戦争と平和』や『失われた時を求めて』も、何年もかけて発表されています。 一見長編に見える小説の実態はたいがいこのようなもので、短い作品が積み重なって長く見えるだけのことが多いです。『ハリー・ポッター』が「長い」のと変わらない。そう考えれば、一気に読むのも、当時の人に倣って一話ずつ中断するのも、あるいはつまらなくなったからと途中で放り出すのも自由自在で、付き合いやすくなるのではないかと思います。
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