- ベストアンサー
お勧めの冒険・SF小説を教えてください
- 10代の頃、冒険・スパイ小説にはまりましてハヤカワ書房の『冒険・スパイ小説・ハンドブック』を参考にしてよくその類の小説を読んでいました。最近『虐殺器官』(伊藤計劃)を読みまして、久しぶりに冒険・スパイ・SF小説をまた読みたくなりましが、いかんせん面白そうな小説をどう探していいのか困りました。
- 過去に読んで面白かったものは『ジャッカルの日』『レッド・オクトーバーを追え』『鷲は舞い降りた』『シャドー81』『大統領に知らせますか?』『ナヴァロンの要塞』『興奮』『オデッサ・ファイル』『大穴』『ブラックサンデー』などです。(『冒険・スパイ小説・ハンドブック』で探していたので古いものが多いです。)
- SFはあんまり読んだことはないんですが『虐殺器官』がとても面白かったので冒険小説も好きな方のお勧めSF(できれば1990年代以降のもの)も知りたいです。
- みんなの回答 (9)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
★とりあえず、SFあたりを。 ・マイク・レズニック 昔の作家ですけど、翻訳がなかなかでてこなくて。 「ソウルイーターを追え」「暗殺者の惑星」「サンティアゴ -はるかなる未来の叙事詩」 あたりは80年代に出版された作品ですが、冒険・スパイ小説がお好きなら、お勧め。 (SFなので普通の冒険小説やスパイ小説とは違いますが。)でも、古いので入手困難かも。 「スターシップ―反乱」「スターシップ―海賊」は2005~2006にでていますが、これもなかなかいいです。これは入手しやすい。 (「キリンヤガ」もいいのですが、冒険系とは違いますので今回はお勧めしません) ・谷甲州 80年代~90年代にSFを多数書いています。 「惑星CB-8越冬隊」や「カリスト-開戦前夜-」「エリヌス-戒厳令- 」等の航空宇宙軍史シリーズ等は好みに合うかも。 なお、この人は山岳小説や架空戦記ものも書いていますのでお好みにあわないものもありそうですので注意してください。 ・野亜梓 この人も80年代くらいからの作家なので、あしからず。 「武装音楽祭」(1984)「五月ゲーム」(1992)あたりはお勧め。 特に後者は、テロリストにハイジャックされた宇宙船が、クーデター勃発中の惑星へ到着して、 その宇宙船に乗っているテロリストと敵対するグループに所属する主人公達(もテロリストだったりするけど)はどうすんの?というとんでもない設定なので。。。 ・神林 長平 「戦闘妖精・雪風」「グッドラック」「アンブロークン アロー 戦闘妖精・雪風」 (最初の2作は古いです。) 敵は海賊シリーズ 少なくとも「敵は海賊・A級の敵」「敵は海賊・正義の眼」「敵は海賊・短篇版」あたりは、条件に合致するはず。 ★冒険物は、A・マクリーン以上の人ってあまり思い浮かばないけど、 マイケル・クライトンなんていうのはどうでしょう? (知ってます、といわれそうですが。) 「アンドロメダ病原体」が1969年。これは対象外でしょうが、「ジュラシック・パーク」「ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-」が90年代。「パイレーツ―掠奪海域」というのが2009年にでているようです。(これが最後かな。たしか、去年か一昨年お亡くなりになって、映画ジェラシック・パーク4が没になったはずだから。)
その他の回答 (8)
ベルリンの壁が崩壊して人々は自由を得たが、おかげでスパイは職を失 うはめに。このあたりは映画「ローニン」でも描かれていましたが 、現在でもスパイ小説作家としてかたちを変えながらも書いているのは ル・カレぐらいでしょうか。レン・デイトンあたりはどうしているのだろう。 というわけで冒険小説から・・・ クレイグ・トーマス「闇の奥へ」 http://www.amazon.co.jp/%E9%97%87%E3%81%AE%E5%A5%A5%E3%81%B8%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E6%89%B6%E6%A1%91%E7%A4%BE%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B0-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9/dp/4594004547 当時はこちらの受け入れ態勢がよかったのか、大変おもしろかった。 登場する工作員ハイドとその上司の友情やら裏切りやら冒険小説としては うまく描写されていたからか。 ところで今年は梅雨時から妙に暑いので、歯ごたえのあるものより、のど越しの 良さで選んでみますと・・・ サイモン・カーニック「ノンストップ!」 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4167705869 オーストラリアでビュンビュン飛ばしている、 マシュー・ライリー 「アイスステーション」 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E4%B8%8A-%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/4270100516/ref=sr_1_4?s=books&ie=UTF8&qid=1309647069&sr=1-4 「エリア 7 」 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A27-%E4%B8%8A-%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E7%A9%BA%E8%BB%8D%E7%A7%98%E5%AF%86%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E3%82%92%E8%84%B1%E5%87%BA%E3%81%9B%E3%82%88-%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/427010080X/ref=sr_1_7?s=books&ie=UTF8&qid=1309647069&sr=1-7 この二冊今検索したら絶版になってますね、う~む、困った。 機会があればということで。 これ、さきに言っておいたほうがよいと思われるので言いますが、 おおいに好き嫌いが分かれるのじゃないでしょうか。
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
1980年代に条件を緩めていただくことで、愉しめたものでは、 ダン・シモンズ「ハイペリオン」四部作 クリストファー・プリースト「逆転世界」 ジーン・ウルフ「新しい太陽の書」四部作 ビアズ・アンソニイ「魔法の国ザンス」シリーズ 夢枕獏「上弦の月を食べる獅子」 半村良「岬一郎の抵抗」 荒俣宏「帝都物語」 川又千秋「幻詩狩り」 この「過去に読んで面白かったもの」リストからして、かなりの読み込みをされていらっしゃることが窺えます。 次のような作品はいかがでしょうか。 ギャビン・ライアル「深夜プラス1」 ハモンド・イネス「キャンベル渓谷の激闘」 ミッチェル・スミス「ストーン・シティ」 ライオネル・ディビッドスン「シロへの長い道」 デズモンド・バグリイ「高い砦」 ジャック・ヒギンズ「脱出航路」 ダンカン・カイル「氷原の檻」 ジョン・ボール「航空救難隊」 スティーブン・ハンター「ダーティホワイトボーイズ」 二つの戦争とそれに続く冷戦という時代の裏付けを失った頃から、急速に冒険・スパイ小説は移ろいで行かざるを得なかったのでしょう。 日本ではその後、とりわけ隆慶一郎以降には時代小説へと移行しており、北方謙三「水滸伝」や佐伯泰英「密命」シリーズなど幅広い読者層を獲得しています。漫画やTVドラマで人気の「JIN-仁-」のように人は皆古き良き時代へのタイムスリップを求めているのでしょうか。
お礼
お勧めの中では「脱出航路」「深夜プラス1」だけ読んでいます。 ヒギンズは大好きです。「深夜プラス1」はあまり好みではありませんでした。 デズモンド・バグリイ「高い砦」は何度か読もうとしてまだ手にしていません。 必読ですね。 たしかに現代における冒険・スパイ小説は難しいのかも知れません。 それゆえにSF的世界観の中での冒険・スパイものにいま自分が興味を 持っているのかもしれません。 たくさんのご紹介ありがとうございました。
- mm_myOK
- ベストアンサー率30% (22/71)
SFと言えば、真っ先に思い浮かぶのがポーランドの作家スタニスワフ・レムです。 一番有名なのはタルコフスキーによって『惑星ソラリス』として映画化された『ソラリスの陽のもとに』です。(映画もすばらしいです。) ちょっと、いやかなり古いのでご指定の90年代以降のもとは離れてしまうのですが、ぜひ読んでみてください。
お礼
『ソラリス』は名作として有名ですね。映画の方も見てないのですが 興味ありました。(ソダーバーグの方はあんまり評判よくないですね) 原作から読んでみたいですね。 ありがとうございます。
- phobos
- ベストアンサー率49% (515/1032)
> 冒険小説も好きな方のお勧めSF(できれば1990年代以降のもの)も知りたいです。 近頃読んだ中では、月と地球が舞台の近未来SFサスペンス ▼フランク・シェッツィング「LIMIT」1~4、ハヤカワ文庫NV(1220~1223)、2010年 http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/31220.html が大変おもしろかったです。 同じ著者で最初に発行されたのが近未来の海洋SFサスペンス ▼「深海のYrr」上中下、ハヤカワ文庫NV(1170~1172)、2008年 http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/31170.html ですが、これがめっぽう面白かったため上記「LIMIT」も読んだものです。 どちらも結構な分量がありますが、読み出すとぐいぐい引き込まれてしまいました。お薦めです。 なお同じ著者の翻訳サスペンスがハヤカワから他に3作品出ていまして、こちらはSFではなくまだ読んでいませんが、たぶん同様に面白いのではないかと思うので、そのうち読もうと思ってます。
お礼
『深海のYrr』は題名を小耳に挟んだことがあります。 ドイツ人の作家の本って読んだことないかもしれません。 新鮮かもしれませんね。 ありがとうございます。
- 畑山 隆志(@deltalon)
- ベストアンサー率39% (733/1864)
最近古本屋をあさると、昔のハヤカワのハードカバーミステリが捨て値で売られているので、この際だから、読み損なった本を探すのも手。 ワテが今読んでいるのは、レイ・デイトンの「ベルリン・ゲーム」
お礼
ハヤカワのハードカバーのそんな扱いが目に浮かびます…。 冒険小説とかはやっぱり近頃は下火なんですかね。 古本屋は近所にいっぱいあるんで冒険・スパイ小説目当てで行くと 色々ありそうですね。意外と盲点でした。 ありがとうございます。
冒険小説では、トレヴェニアン『シブミ』の続編をドン・ウィンズロウが執筆した『サトリ』が今年上半期の注目作品。 ウィンズロウは過去複数回、日本冒険小説協会賞を受賞。 日本冒険小説協会賞受賞作を検索して参考にするとよいでしょう。
お礼
トレヴェニアン『シブミ』は何度か読もうと迷ったことがありますが未読です。 日本冒険小説協会賞は参考になりそうですね。 受賞作には好きな作品もあまり合わなかった作品もありますね。 ありがとうございます。
- mshr1962
- ベストアンサー率39% (7417/18945)
福井晴敏「亡国のイージス」「終戦のローレライ」「真夏のオリオン」 http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2096889 http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=211528X http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2154250 今野敏「特殊防諜班」 http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2762218 佐藤大輔「皇国の守護者」 http://www.c-novels.com/book/500525.html
お礼
「亡国のイージス」は読んだことあるんですが途中で止まってしまいました。 福井晴敏はちょっとタイプじゃないかもしれません。 今野敏、佐藤大輔は全く未知ですが興味持ちました。 特に佐藤大輔はマニアックな匂いがプンプンしますね。 はまるかも知れません。 ありがとうございました。
- Lescault
- ベストアンサー率40% (947/2331)
こんにちは。 レッドオクトーバーが面白かったのなら、トム・クランシーの他の作品も読んでみたらどうですか?但しジャック・ライアンシリーズに限りますが・・・あと同じクランシーのレッドストーン・ライジング(第三次大戦ものですが)も近未来小説としては面白いかもですね。 お役に立てば幸いです。
お礼
トム・クランシーは『愛国者のゲーム』、『いま、そこにある危機』も読みました。 『オクトーバー』が1番好きでしたが映画の影響もあるかもしれません。 ベストセラーを原作にした映画では珍しくよくできていましたよね。 ジャック・ライアンて大統領にまで上り詰めてるんですね。知らなかった…。 『レッドストーム・ライジング』はテーマが壮大で面白そうですね。 ありがとうございます。
お礼
谷甲州は話がリアルそうで好みに合いそうです。 冒険・スパイ小説もどちらかというとリアルなものが好きです。 マクリーンの『ナヴァロンの要塞』は一級品でしたが他の作品は読んでいません。 『女王陛下のユリシーズ号』くらいは読むべきですね。 マイケル・クライトンは読んだことないです。 映画原作者のイメージが強くて。小説としても面白いのか興味あるところです。 ありがとうございます。