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華やかな音一つ 夢見 ・・黒・・・ 何が黒いのか・・・いや、すべてが黒い 闇?・・・いや・・・まさに漆黒の闇・・・ しかし、ここがどこなのか? なぜ、闇なのか? といった疑問は浮かんでこない。 不思議なことに、すべてを自然にそして素直に受け止める。 いや、その時はそのことさえも考えていなかった。 いや、浮かんでこなかった。 そのとき、そこではそれがすべてだったのだろう。 そして、 一面の闇にポッ・・・・と、ある光が現れる。 ゆらゆらとゆれるぼんやりとした光だった。 淡い緑・・・淡い赤・・・の二つのようである。 しかし、光は弱くいまにも消えてしまいそうであり、闇の晴れる様子は無い。 光ははっきりしないが、僕は光を知っている。 これだけははっきりとわかる。 しかし、不思議なことに思い出せない。 それよりも、思い出そうとする行為自体がばからしいようにさえ思えてくる。 それがここでは自然のようだ。 何の疑念も持たぬ幼い赤ん坊のように・・・ すると、光がだんだんと大きくなりはっきりとしてくる。 光が寄ってきたのだろうか? いや、好奇心という本能が自分の体を光のほうへと突き動かしていたのだろう。 ここでは、行動は脳によって支配されていない。 理性というものはなかったのかもしれない。 もちろん、こんなことはそのときには考えていなかった。 そして、また、光に近づいてくるものがあった。 なにかわからないが巨大なことだけはたしかだ。 そして、感じなかったがその中に吸収されてしまったようだ。 感じなかったのに? そう、それなのに、この様子を自分の視点と離れたところで見た映像が見えたのだ。 まるで、テレビを見ているかのように・・・一瞬だった・・・。 恐怖を覚えた瞬間・・・・・・ ・・・白?・・・次は白か・・・いまにもため息がもれそうだ・・・。 いや、本当に白なのだろうか・・・ いや、光だ! 闇と相対するもの・・・つまり、光なのだ! シャイン・・・このほうが適切だろう。 そして、ふと思う・・・ 黒・・・いや、漆黒の闇にいたときに「見たこと」があのときには自然だと考えていた (厳密には感じていた)ことが、恐ろしいほど奇妙なことに思えてならないのだ。 ん・・・・・・!思えて?・・・ああっ!思えるのだ。 考えることができるのだ。 いや、むしろ本能を理性が支配し始めたというべきなのだろうか。 そうだ!そうなのだ! ここでは「考えること」がすべてなのだ。 そう!漆黒の闇では「見たこと」すべてを受け入れることが、最良のことであったのに対 し、「見たこと」よりも「考えること」つまり、何を見て感じたか、どこまで深く考えるこ とができるかを求めることが最良! いや、到達点なのだ。 見て考えるのであるから、「見たこと」というのは「考えること」の過去に位置しているのだ。 これは、「見たこと」というのがあくまで「考えること」の過程でしかないということを意 味し、「見たこと」に対してなんの「考えること」もしないということがいかに無駄である かということを意味していたのだ。 そう、事実として人類がここまで発展してこれた要因として、人類が「見たこと」だけに は飽きたらず、そのことに対して「考える」ということをしてきたからなのだ。 ・・・ということは、漆黒の闇で一瞬だけ起こった、本当は見ることができるはずがない にも関わらず、自分の視点からではないところからの映像を自分の意志によって見ること ができ、しかも、それが未来のことであるならば、「見たこと」という時間がかかり、なお かつ、労力を消費してしまう動作をしないで済む事になるのだ! これが、人類が肉体を持ってしまった今日においても追い求めているものなのだ! と考えた瞬間! 雲が中から裂けて分かれていくように目の前の白が晴れていくではないか! 何がおこったのだ? いや、そうは考えなかった。 そう考えるよりも先に、これから起こることが、一瞬にして! そして、はっきりと見え、僕はいままで目の前で起こってきたすべての奇妙なことを理解 した。 今!そのことが眼前で起こり始める。 私の前にいる人は、 いや、人ではない、そう、「うつろわざるもの」人はそう呼ぶだろう。 そして、こう言った。 「真は真、否は否、真の真は真なれど、否の否は真なり、よっ て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 運命は・・・・・始めた。」 そして、僕は目が覚めた。 時計を見るとまだ5時だった。 そして、今日は学校があるので、寝ておかないといけないなぁ・・・ という気持ちを抱きながら、結局、7時までこの夢のことを考えていた。 しかし、何かに吸収されたこと・白・黒・そして 人は闇を恐れ、闇の中、月明かりに救いを求め、月に狂喜し、真の闇を知る。 心の闇という真の闇を・・・ そして、闇と月明かりの真の意味を知る。 という、何のことだかわからない言葉が頭の中で繰り返されるだけだった。 思い出せないと気分が悪い・・・そんな気持ちを抑えながら、顔色が悪いということを除 いては何も変わらぬ朝を終えて、僕は家を出た。 この言葉の真の意味を知る数日間になるこれからのことなどは知る由も無く・・・ 幻斉 僕の気分に反して青い空はどこまでも続いていた。 その下で、僕は最近の夢のことについて考える。 眠っているのに起きている自分。どこか違うところにいるもう一人の自分。 そんなものを夢の中で垣間見たような気がするが思い出せない。 そんな夢を見始めてから、どんどん体の具合が悪くなっていった。 まるで何かに自分の力を吸い取られていくように・・・ 今日もよりいっそう青白い肌をしている。血管が浮き上がっている。 まるでゾンビだ。そんな自分から一つの笑顔を思い出す。 3年前に最後に見た彼女の笑顔を。いつも笑いかけてくれたあの青白い笑顔を。 その笑顔を夢の中で見たような気がするが、思い出せない。 駅の改札を抜けるといつもの顔が待っていた。 毎日一緒に行く「友達」。これが3年前から僕の手に入れた日常。 3年かかってやっと手に入れた日常。 決して人を求めずに、決して人を愛さずに生きてきた証。 そんな日常が・・・音を立てて崩れ出した。 そこには 彼女がいた もう見ることの無いはずの彼女が 3年前に失われた 僕の笑顔が 目の前が真っ暗になり、意識が途切れる。 消えていく視界の中で彼女は笑いかけていった。 待っていたよ。ずっと待っていたよ。 見ていたよ。ずっと見ていたよ。 君だけを・・・・・・・・・・・  僕は真っ暗になった視界の中で光るものを見つけた。 それはいつの間にか僕を包み込もうとしていた。 その光にとけこんだとき、僕は自分が自分であることを忘れ、 自分というものの存在感が薄れていくのを感じた。 ただ、前とは違い、それには何の不安も伴わずに僕は溶け込んでいった。 目を覚ますとそこにはだれもいなかった。 僕はひとりで学校の保健室で寝ていた。改札を出たところで倒れたはずだったのに・・・ 彼女はもうどこにもいない。 ただ、消えかけたろうそくの炎のように微かな胸の苦しみだけが彼女の存在を示すように 僕を捕らえていた。 長い冬が始まった 動物たちは春を待ち焦がれて冬眠し 植物たちは春を祝う為に花を用意する これが冬の始まり 終わらない世界の最後の涙 外を見ると雪が積もっていた・・・ 憧踊 真っ白だ! 昨日の昼から降り始めた雪は窓の外に10センチ以上積もっている。 3年ぶりの大雪に都市の交通機関は完全に麻痺してしまっている。 昨日に学校から早退してからずっと眠り続けていたようだ。 あの夢を見ていたのだろうが、やっぱり思い出せない。何かが始まった。 それだけを感じていた。 見えない檻の中でひとり、ただ時を待つしかなかった。 そこにいてはならない人。でも、僕の望む娘。 彼女を見たとき僕は自分が消えていくのを感じた。自分が自分であるという確信の薄れゆ く感覚・・・いわば自分自身がなにであるのか?などどうでも良くなってしまう感覚。 自分を薄れさせ、相手を強調しているような感覚。 自暴自棄などではなく、自然と相手にいってしまう気持ち・・・ 彼女はそれを愛だと言った。 無意識のうちに僕はまたここにきていた。 彼女との思い出の場所・・・ 日常の僕に忘れられた場所・・・ 雪が街を純白に覆っていく 思い出の場所も・・・ すべての思い出を覆い隠すように・・・ そして恋人たちを祝うように 彼女はたしかにそこにいて僕に話し掛けてきた。 そもそもここは本当にあるのかどうかも定かでない。 確かめようも無く、確かめるのも恐ろしい。 現実と思っていた世界が・・・日常が・・・ 夢だとわかってしまうのが・・・ そんなことはまだ認めたくない! そんな気持ちとはうらはらに視界がぼんやりとしてくる。 彼女の声すらなにか幻想的に聞こえてくる。 ・・・なにがのぞみなの     あなたはなにをのぞむの        昨日と明日のさかいめに             あなたはなにをねがうの えいえん   えいえんのあいを        きみとわたしとの

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  • ベストアンサー
回答No.1

批判的な回答で申し訳ありませんが、これ小説かなぁ。 どちらかと言えば詩に近いと思いました。 物語を感じなかったからです。 たとえば、あらすじを書け、と言われても書ける気がしません。 文章自体の問題点は、沢山ありすぎて書けません。

その他の回答 (1)

  • pumipoo
  • ベストアンサー率28% (37/132)
回答No.2

こんばんわ 他の回答者様がいっていますが、確かに詩のような感じですね これは趣味で書いているのか、それとも何か投稿など目的をもってかいているのかでも 評価は違うと思います 全体に文章が堅いと感じました 黒、白となんだかよくわからない部分が、長々続くと読む気持ちが萎えてしまう気がします 言葉の使い方や、表現の仕方は悪くないと思います

kazumimorohoshi
質問者

補足

親戚が高校のとき書いた作品ですよ

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