ビール中での気泡の核生成速度と生成過程について考える

このQ&Aのポイント
  • ビール中での常温での気泡の核生成速度を見積もります。
  • 気泡の生成過程には、臨界核半径、炭酸ガスの溶解度と圧力の関係、核形成速度の式などが関わります。
  • これらの要素を考慮しながら、ビール中での気泡の生成について解説します。
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核形成速度について質問です。

臨界核半径をr*としたときの気泡核形成速度(単位体積当たり単位時間に生成する気泡の数)、Jは J=2DC^2Vg/r*・{(γ/kT)^1/2・exp(-4πγ(r*)^2/3kT)} で与えられる。 ただし、Cは、単位体積当たりのビールに溶けている炭酸ガスの分子量(計算で求めよ)、Dはビール中での炭酸ガス分子の拡散係数でおおよそ1.6×10^–9(m^2/s)、Vgはビール中での炭酸ガス分子1個の体積でおおよそ3.0×10^-29(m^3)である。炭酸ガスと水(ビール)の界面張力エネルギーは約0.07N/m(またはJ/m^2)である。また、kはボルツマン定数(1.4×10^-23(J/K))で、Tは絶対温度である。次のことを参考にして、常温(約25℃)のビールの栓を抜いたときの気泡の核生成速度を見積もり、ビール中での気泡の生成過程について考えるところを述べよ。  液体中での気泡の生成に関しては、単位体積当たりの自由エネルギー変化ΔGvは1(m^3)×(P-Ps)、すなわち(P-Ps)に等しい。ここで、Psはビールの栓を抜く前の圧力(すなわち炭酸ガスの飽和圧力)、Pはビールの栓を抜いた後の圧力(すなわち大気圧)である。ビールには普通、5g/リットルの炭酸ガスが溶け込んでいる。下図は、ビール中の炭酸ガスの溶解度と圧力(atm)の関係をビールの温度をパラメータとしてプロットしている。例えば、常温でこの量の炭酸ガスを溶け込ませるのには、約2.5気圧必要である(注;圧力の単位はPaに換算して計算せよ)。 テスト近くて困っています。些細なことでもかまわないので教えてください。

  • 化学
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  • ベストアンサー
  • drmuraberg
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回答No.1

問題は 1) 泡の核生成速度Jを見積もり、 2) ビール中での気泡の生成過程について考えるところを述べよ。 となるかと思います。 問題1)は、前の質問の臨界核半径の結果を使わないと答えられないのでは ないでしょうか。その結果では、臨界核半径r*は r*=–2γ/ΔGv で与えられています。 ΔGvと本文中のΔGは同じですから、ΔGv=ΔG=P-Ps=1.0 – 2.5 = -1.5 (気圧)。 γは問題文中に与えられていますから、これからr*が計算できます。 C,D,Vg,γ,kは与えられており、T = 273 + 25 ですから、計算で求めたr*を 泡の核生成速度Jの式に代入し計算すればJが求まります。 計算の際には、単位の統一に注意してください。例えば、Expの指数は無次元となります。 問題2)は、冷えた5℃のビール中には5g/リットルの炭酸ガスが1気圧下で 溶け込んで居るのに、25℃1気圧下では2g/リットル余剰で泡になると図を読取ることも できます。 冷えたまたはぬるいビールを飲む時の泡立ちの観察を、この線図から解釈して 見るのも採点のポイントかと思います。 今晩ビールでも飲んで観察してください。 それから、この質問前にどこかで見たような気がします。

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