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箱書きについて
桐箱への箱書きについてお聞きします。 墨汁を使って書いているのですが、どうしても文字が滲んでしまいます。 良質な桐箱ではないからなのでしょうか? あまり良質な桐箱は使えないので、何か文字が滲まずに書ける方法はありませんか? どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、宜しくお願い致します。
- usagiwashi
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木肌に呉汁(ごじる)を塗り充分乾くと白い地肌になります。その上に墨書します。 墨書した看板や額の類で木地の肌が白いものがありますが、あれがそうです。 呉汁処理をすると木目に抵抗されず、筆の運びも均一になります。 呉汁は墨書の滲み止め、和服地の染料の色止めにも使います。 【呉汁】一晩水に浸した大豆をミキサーにかけ袋で濾したもの。 ミキサーのない時代は摺り鉢でした。 墨画や書では、にじみ止めには明礬+膠で和紙の処理をするようですが、木肌にはどうなのでしょうか。 *書家の知人、表札屋の職人さん、東京ならば鳩居堂、などに詳細をお尋ねになったらいかがでしょうか。卒塔婆を書くお寺さんや葬儀社でもよいかも、ただ最近都会ではパソコンと専用プリンターで卒塔婆の印刷をするそうなので、いかがなものか。
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- tutan-desu
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墨汁が膠入りのものならそれほど滲むことはないはずです。筆を水で洗って濡れたまま墨汁をつけると、水で墨が薄まって滲むかもしれないので、乾いた筆をおすすめします。また最近出回っている洗濯で落ちる墨は膠が入っていません。筆に着ける量も紙に書く場合より少なめにしましょう。たっぷり墨をつけると滲みやすいと思います。さらに桐箱の表面に砥粉が塗ってあるかどうかも関係します。表面は砥粉が塗ってあるのに、内側には塗っていないのが普通なので、蓋裏の署名の際は、滲みやすいです。そういう場合は墨汁を皿に少し出して、数時間放置して水分を自然蒸発させ、濃度を濃くすれば、滲みにくくなります。
お礼
ご丁寧に説明して下さり有難うございました。色々と試してみようと思います。
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ご丁寧に教えて頂き有難うございました。色々と試してみたいと思います。