青瓷(せいじ)
茶盌(ちゃわん)
梶信造(かじのぶぞう・かじのぶつくる・かじのぶつくり)
…ですね。
箱書きは多種多様な形体があり、一概には決め付けられませんが
写真から判断するに下記のように読み取れます。
「瓷」は、かめ・し・じ、と読みます。
焼き物や瀬戸物の総称で使われることもありますが、
この箱書きの場合は青磁(せいじ)のことでしょう。
茶碗自体が写っていないので色・質等が分からず断定はできませんが。
「茶盌」は茶碗を表します。
複数人の手を介して入れ替えがなされていない限り
恐らく箱の中身は抹茶碗であると思われます。
「造」は、お名前ではなく『〇〇作』という意味です。
作家さんやその窯によって作と造が使い分けられることもあります。
カジノブさんで正しいのかどうかは不明ですが、
この箱書きの茶碗は、梶信さんご自身か梶信さんとその窯及び職人さん達によって
造られた青磁の茶碗である、ということがわかります。
(梶という落款(らっかん)が捺されているようですね)
梶信さんについては残念ながら存じませんので、
どなたかがご存知であることを願います…!