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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:バッハとモーツァルト・・・意外なことを発見しました)

バッハとモーツァルトの宗教と音楽

noname#157218の回答

noname#157218
noname#157218
回答No.2

 宗教は、個人個人で勝手に選ぶものではなく、その人が生きているコミュニティで決まる、ということだと思います。特に、人が大きく移動することなく、狭い社会で生きていた19世紀以前では。  ヨーロッパでは、オーストリア(ハプスブルク帝国)、南ドイツ(バイエルンのあたり)、フランス、スペイン、ポーランドなどはカトリックです。  ルター派は主に北ドイツです。  イギリスは特別な英国教会、ロシアはロシア正教です。  ところどころに集まって生活してたユダヤ社会ではユダヤ教。  人の移動が盛んになった19世紀後半以降では、こういった宗教地図もかなり入り混じっていると思いますが。  カトリックは、基本的に「教会」が中心で、強い権限を権限を持ち、ローマ教皇がそのトップに立つ巨大な組織です。教会でのミサはラテン語で行われ、従って宗教音楽はラテン語の歌詞です。  これに対し、プロテスタント、特にルター派は、信徒1人1人が直接神とつながるべきと考え、教会・牧師はその仲立ちをする、との考え方です。ルターは、信徒が自分で聖書を読めるようドイツ語訳しました。宗教音楽も、その土地の言葉の歌詞で、バッハの受難曲やカンタータの歌詞はドイツ語です。北ドイツのハンブルク生まれのブラームスは、カトリックのウィーンで活躍しましたが、ドイツ語歌詞の「ドイツ・レクイエム」を作曲しています。  宗教音楽なので、宗派によらず、基本的には「おごそか」「厳粛」「真摯」「真面目」というイメージは共通と思います。ましてや、個人の性格と宗派は全く関係ないと考えるべきでしょう。  でも、プーランクの「グローリア」のように、ちょっとポップで、色っぽいところもある宗教曲もあります・・・。(宗派はカトリックで、歌詞はラテン語ですが)

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 当時の、特にヨーロッパでは宗教は今考える以上に国や政治と強く結びついていたのでしょうね。 その宗教観が建築や美術、音楽にも影響を及ぼし見事に一体となっているように思えます。 特に音楽では大バッハ(ヨハン・セバスチャン)の登場で高い精神性・普遍性といった、それまで教会の付随的なものであった音楽が飛躍的に発展し、音楽専用のホールで独立して演奏される足がかりをつくったとも思えます。彼の受難曲のコラールなどを聴くと何というか全てを超越した何かを感じ、私なんかでも厳かで敬虔な気持ちになります・・・ ブラームスについて貴重な情報をありがとうございました。

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