大化の改新についてお願いします

質問

「聖徳太子が望んでいた朝廷中心の国家」ってありますがどんな国家なんでしょうか？朝廷の意味自体もあまりよく理解できていません。大人用では理解できず小学生低学年用の本で学んでいます。回答しづらいと思いますがレベルダウンした回答でお願いいたします。宜しくお願いします。

回答No.6

川原 文月（@bungetsu） · ベストアンサー

bungetsuです。

＞＞なぜ税はお金ではないのですか？

当時の日本では、銭は銅銭ですが、中国から輸入された宗銭（そうせん＝宗の時代に造られた銭＝420～478）が主な流通貨幣でした。
朝廷や豪族、一部の商人は宗銭での取引を行っていましたが、全国的には絶対量が不足しており、特に農村部では物々交換での取引でした。
従って、銭で献納することはできず、言ってみれば、栽培した粟の現物納付でしか取引ができなかったのです。

これは、江戸時代まで「年貢米」として物納の形態が続きました。

話は変わりますが、ここへ寄せられた回答はすごいですね。
私でさえ分からないことが色々と寄せられていますね。
皆さんは、きっと、私より頭か良いのでしょうね。

お礼

私のようなオバカさんにわざわざ２度も回答頂き本当に有り難うございました。
私なりにもっと勉強していきます。

回答No.5

tanuki4u

東アジアは、なんだかんだ言って中国大陸に強い国があるかどうかで周辺地域が変わります。

後漢終焉
220年
百済の建国
346年
新羅の建国
356年
大和朝廷
4世紀半ば
中国に強大な国がなくなったので、周辺部分で国がつくらえた・・・という感じ。

で、随建国
581年

攻めてくるんでないの？対抗しなくっちゃ
淵蓋蘇文が642年にクーデターで権力を握ったりしています。

要は、攻めて来るかもしれない中国の巨大勢力に対抗するには、がっちりかたまりましょう。
あるいは、すぐに兵隊を集めることができるように名簿を作っておきましょう。
というもので、そのがっちり固まるときの中心は誰？という話になったときに、天皇家の一族である聖徳太子は「そりゃもちろん、天皇でしょう」と考えた。
その天皇＝朝廷ということになります。

お礼

回答有り難うございました。何度も読み直して頭に入れさせてもらいます。
感謝感謝です。

回答No.4

oska

＞「聖徳太子が望んでいた朝廷中心の国家」ってありますがどんな国家なんでしょうか？

他にも回答がありますが、大化の改新と聖徳太子は分けて考えた方がいいです。

＞朝廷の意味自体もあまりよく理解できていません。

朝廷と、現代的な常識で考えては駄目なのです。
当時は、地元豪族（王）の連合体の上に大王（おおきみ＝天皇）が存在しています。
大王といえども、独裁権限は無かったのです。
十数年前は、「蘇我氏が大王をないがしろにしたので殺害。大王を中心とした統治を目指した」との考えが主流をなしていました。
が、最近では「中臣鎌足による宮廷クーデター」との説が有力になりつつあります。
中臣鎌足という人は、大化の改新前に突如として現れますよね。公の出生は、不明です。
戦前から存在する説では、中臣鎌足＝百済王（義慈）の子（豊璋）だと考えられています。
百済から倭国に人質に来ていたのですが、新羅・高句麗連合軍の前に百済は滅亡しますよね。
豊璋としては、倭国の力を借りて百済復興を計画した訳です。
ところが、当時の実力者である蘇我氏は「全方位外交」を進めていました。唐・新羅・高句麗とも友好関係を保っていたのです。
邪魔になる蘇我を討つ事で、政治の流れを「親百済、反唐・新羅・高句麗」と変えたのです。
事実、白村江の戦い前後は日本から消えています。同時に、豊璋も朝鮮半島に帰国しています。
実験を握った中大兄皇子（天智天皇）は、負け戦に突進しています。
ところが、何故か中大兄皇子のブレーン（宰相）である中臣鎌足は一切表舞台に出ていません。
不思議な事に、中臣鎌足と豊璋の記録は「驚くほど一致」しています。

クーデターの時、古人大兄皇子は「（蘇我）入鹿は、韓人に殺された」と述べていますよ。
中臣鎌足は、連でも臣でもなく中臣です。
中大兄皇子も、政権転覆（クーデター）が明らかになるのを恐れ、孝徳天皇を即位したままで要人を暗殺。
孝徳天皇を孤立させた後で、退位を命じ、母親である皇極天皇を再び即位（斎明天皇）させて実験を握ります。
が、結局はクーデターが民衆の知るところとなり晩年「左大臣以下の要所要所を、元の蘇我一族を任命」する事になります。

この事をひたすら隠す為に、藤原一族によって勝者の記録「日本書紀・続日本書紀」が生まれます。
（中臣鎌足は、クーデターの論功賞として藤原の姓を受ける）
都合の悪い歴史は、バッサリ記録から消しています。

お礼

細かな回答、本当に有り難うございました。何度も読み直して自分のものにしていきます。

回答No.3

noname#177363

まずタイトルに「大化の改新について」とあったのに、本題ではその話が一切出てこないことにちょっとビックリしました。
「大化の改新」とは６４５年にあった「乙巳の変（いっしのへん）」という事件を中心とした政変のことです。聖徳太子は５７４～６２２年に生きていた人物で、「大化の改新」とは時代が違うこと、「大化の改新」とは直接関係がないということを整理してほしいと思います。

「朝廷」の意味・定義
日本では天皇を中心とした政治勢力のことと考えてもらえればいいかと思います。時代によって構成される勢力が少し違いますが、天皇がいて、それを補佐する貴族（または豪族）の集団ということになります。基本的には江戸時代までしか使わないですね。

「聖徳太子が望んでいた朝廷中心の国家」
他の方も書いていますが、聖徳太子が生きていた時代は、朝廷のあった大和地方もそれ以外の地方も豪族の力が強く、必ずしも朝廷の力が強くはありませんでした。なので天皇を中心とした、今で言う「中央集権国家」を作りたかったということです。

お礼

よく理解していない証拠ですね。仰るとおりかも知れません。すみませんでした。
頂いた回答は何度も読み直して自分のものにしていきたいです。
有り難うございました。

回答No.2

noname#155097

当時は地方豪族の力の強い時代でしたから、
天皇の意がまったく意味をなさない時代でした。

朝廷・天皇が中心の中央集権国家として、
当時の中国(隋)と外交ができることを
理想としていたのでしょう。

今で言うと、中央政府が在日米軍を駐留させると
約束しても、沖縄県がうんといわないので、
その約束が果たされない。みたいな感じです。

各地でてんでばらばらないがみあいをして、
国家としてのまとまりがなかったとさえ
言ってもよかったのでしよう。

朝廷は今でいう、国会のようなものですが、
どちらかといえば、天皇主権の専制国家のための
行政・立法機関といったほうがいいでしょうか。
(法律を作り、様々な国の仕事をする役人が集まっている)

お礼

回答有り難うございました。よく読んで自分の知識にさせていただきます。

回答No.1

川原 文月（@bungetsu）

こんにちは。
私は、自称「歴史作家」です。

＞＞大化の改新についてお願いします

聖徳太子の死後、蘇我氏（そがし）が勢力を強め、太子の子の山背大兄王（やませのおおえのおう）とその一族を滅ぼすなど、天皇家をしのぐ勢力を持つようになったため、中大兄皇子（なかのおおえのおうじ＝後の天智天皇）や中臣鎌足（なかとみのかまたり）らは唐や隋で政治や文化を学んで帰国した留学生とともに、天皇中心の中央集権国家をめざし、大化元年(645)に蘇我氏を倒し、政治の改革に乗り出した。

＊蘇我氏
6～7世紀前半、大和朝廷（やまとちょうてい）で最も勢力のあった豪族。朝廷の財政を預かってから勢力が増し、仏教などの大陸文化（中国や朝鮮などの文化）の移入につとめた。
物部氏（もののべし）を倒して稲目（いなめ）－馬子（うまこ）－蝦夷（えみし）－入鹿（いるか）と代々が大臣（おおおみ＝朝廷での最高官僚）となり、皇室をしのぐ勢いをみせたが、専横ぶりに立ち上がった中大兄皇子によって滅ぼされた。

＞＞「聖徳太子が望んでいた朝廷中心の国家」ってありますがどんな国家

（１）公地・公民
豪族が私有化していた土地や人民を国家が直接支配すること。

（２）班田収授法（はんでんしゅうじゅほう）
戸籍をつくり、公地を公民に分け与え、死んだ場合は国に返させる。
（日本の国の全ての土地を公地とし、全ての国民を公民と呼ぶ）。

（３）国郡制度（こくぐんせいど）
土地の境界を分かりやすくするため、全国を国と郡に分ける。

（４）租・庸・調（そ・よう・ちょう）の税制
租・・・公民に対して均等に与えられた土地から2石の粟（あわ）などの穀物を納めさせる。
庸・・・年間20日の労役の義務があり、それを免れるために収める税が庸であった。労役一日に対し絹3尺あるいは布3.75尺を収めることとされていた。
調・・・それぞれの地での産物などを納める。絹2丈と綿3両などを収めることとされていた。

お礼

何度も回答、本当に有り難うございました。感謝感謝です。

補足

丁寧な回答有り難うございます。また疑問ができました。なぜ税はお金ではないのですか？レベルの低い質問ですみません。なにせ幼稚園レベルなので。