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エアコンについての疑問です。
設定温度に漸近するにつれて、吸い込み温度と吹き出し温度との間の格差は狭まっていくのかしら?
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確かにそのような問題が出ることは想定されますね。こと、家庭用のエアコンについては専門外なのですが、多分冷凍機で行っているのと同種の制御を規模を縮小した形で行っていると思われますので、多分、あくまで多分ですが、冷媒温度、コンプレッサー回転数(インバーターの周波数から特定できる)、コンプレッサーの負荷状況(運転電流から類推できる)や冷媒圧力から冷媒の状態を割り出して制御していると思われます。過渡的な液冷媒の吸い込み防止についてはアキュムレーターを設けて対処するのが一般的でしょう。
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- sailor
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インバーター式のものであれば吹き出し温度を保ったまま、風量を抑える方向で制御されている機種が多いようです。したがって設定温度の近づくにしたがって温度差は減る方向にあります。旧式の単純にコンプレッサをオン/オフするタイプではこのような制御ができないため、単に風量を抑えていくだけですので、逆に吹き出し温度は上がる傾向にあるでしょう。後者ではヒートポンプの吸熱量の制御は100%または0%のいずれかですので、室内側の熱交換器を通る風量を落とせば当然吹き出し温度があがることになります。インバーター式のものではヒートポンプの吸熱量自体を連続的に変化させることができる(コンプレッサーやファンの回転を連続的に変化させられる)ので、熱交換器の熱抵抗などを加味した上で、効率が最大になるように熱の移動量を制御しているようです。実際には各社各様で組み込まれたコンピュータのプログラムに従って、ヒートポンプ自体の制御や室内機の風量制御を行っています。
お礼
非常に詳しく分かりやすい説明を早急に届けて下さりまして、本当に嬉しく思います。有り難う御座います。
補足
因みに知りたいことが出て参りましたので、畏れ入りますが、追加の質問をさせて下さい。 『インバータ制御で吹き出し温度が保たれている場合には、十分な熱交換が出来ずに、1馬力当たりの負荷が4アンペアを超えたり、液圧縮が起きたりする可能性もが伴なってくるのでは御座いませんでしょうか?』
お礼
更に追加の御丁寧な回答を提供して下さり、感謝します。