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ミー散乱について
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もともとミー散乱もレイリー散乱もひとつの式で表すことができ、粒子が波長オーダー程度以下になると特に波長に依存した散乱強度となり、結果として現象が異なるために別の名前をつけただけです。 そのため完全にどちらの散乱なのかを断定するのは難しい問題なのですが、ミー散乱であっても条件により波長に対する依存性が強く現れることはあります。 たとえば火星の色は赤いですがどちらかというと粒子サイズからするとミー散乱といえます。 火星大接近が話題になっていますので、ご質問はきっと火星のことについてなのかなと思いましたので。 ただ、火星の場合は水蒸気ではありませんが、、、。 水蒸気は結構サイズが大きいことが普通なので(クラスターを作る)、大抵は白いのですが条件次第では波長依存性が見える、つまり赤色とかピンクなどに見える可能性が0というわけではありません。 (特に空気中にちりが一切ない条件だと可能性は大きくなります)
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- papi-pu
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> ミー散乱が起こる際に水蒸気との関係で赤色に見えることはあるのでしょうか? 答えからいうと、ありません。 No.2の方も書いているとおり、ミー散乱は空気中に薄く分散している粒子の大きさと光の波長の関係が重要です。 また、水分子は赤外線と赤色の光を若干吸収するので、水は青く見えます。 http://www.umifunehaku-net.jp/mamejiten/shizen/shizen_8.html http://tkynx0.phys.s.u-tokyo.ac.jp/torii/physics/bluewater.html 夕焼けが赤く見えるのは、光が空気を透過する距離が長くなるため、青い光が散乱されて、赤い光だけが届くためです。 http://www.kysm.or.jp/sin/sin-2.html あと、火星の赤は、火星の地表にある酸化鉄の色です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%98%9F
お礼
拝見したことのないURLもあり勉強になりました。 今後もよろしくお願いいたします ありがとうございました。
- ElectricGamo
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ミー散乱の強度はほとんど波長によらず、散乱の方向もほとんどが光が進行してきた方向と同じですので、仰る通り雲は白く見えます。質問の回答になっているか分かりませんが、夕焼けを雲がミー散乱すると雲が赤く見えることがあります。レイリー散乱とミー散乱の合わせ技みたいなもんですが。
お礼
どうもありがとうございます。
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お礼
ありがとうございます、 火星の話までしていただいて勉強になりました 今後もよろしくお願い致します。