理学系大学院はかなり辛い？

質問

物理系、化学系の理学系大学院に進学した私の友人や先輩方は大学院時代に登校拒否、中退、うつ病などにかかる人が多く、就職活動にも身が入らず卒業後の就職が決まらない人が多いです。
彼らのほとんどの人が自分の研究室の教員を恐れて、ゼミや研究活動で（叱られて？）自分に自身をなくしてしまっています。

工学系ではそういう話は聞いたことがなく、理学系ばかりです。
理学系は工学系などと比べると、そんなにも厳しいものなのでしょうか。

既に就職して「大学院はストレスが溜まる。忙しくても会社のほうがいい。」と言う人もいました。
大学院とは一般的にそんなにもストレスが溜まるものなのでしょうか。

私の周囲の人だけがそうなのかもしれませんが、私自身も自分に自身をなくしている上に、最近そういう人が増えて来て「よその大学院はどうなんだろう？」と気になっています。
多くの研究教育現場を知る方がございましたらご回答お願いします。

回答No.3

dora1

私の印象ですが、同じ理系で実験系の大学院でも、理学系と、実学系（研究内容が社会に直結している）の工学、農学、薬学などでは、ちょっと雰囲気が違います。

・博士課程を終わった人は、その道の研究者としてのスタート地点に立つのはどちらも同じなのですが、後者は、就職口が企業でも結構ありますが、理学系は、大学などの教育機関に限られる傾向があります。
・博士号を取得するための基準は、理学系が最も厳しい場合が多いです。例えば理学系が卒業時までに論文3本書かないといけないなら農学は1本でよいなど（数字はたとえです）。
・理学系には、自分たちがやってることが最も純粋な学問である、最も優秀な人が集まるのは理学系である、というような変なプライドがあったりします。
・学生1人あたりの教員の比率がもっとも高い（つまり少人数教育）のも理学系です。

そんなこんなで、教員が学生に最も高いレベルを要求ちがちなのが理学系であると考えていただけるとわかりやすいかとおもいます。ちなみにわたしは理学系...

お礼

博士課程まで行くとdora1さんのおっしゃるとおり、就職はかなりきびしそうですね。
教授は「世の中の会社は博士を欲している」と言う人が何人かいるのですが、民間の会社に就職できた人は私の知る人にはいないですし・・・。

「理学系には、変なプライドがあったりします。」
「教員が学生に最も高いレベルを要求しがちなのが理学系」
なるほど、そういうのがあるのですか。
確かにかなり高いレベルを要求されています。
学部ではあんなに簡単なテストで生徒を評価してたのに、院でいきなり高レベルな知識を要求されるというギャップにも苦しみます。

dora1さんの見解では理学系とその他の人では考え方が異なり雰囲気が違うのですね。
ありがとうございました。