• ベストアンサー

社会主義と資本主義

漠然となのですが・・・ どうして社会主義と資本主義は対立するのでしょうか。 国のあり方だけではすまない、国の間の問題というのが、いまいち理解しづらいのですが・・・ お答えいただけると幸いです。

noname#246737
noname#246737
  • 歴史
  • 回答数2
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.2

二つの視点 1 資本主義否定としての社会主義 2 民族解放支援としての社会主義国 資本主義と社会主義が元々あったわけでなく、19世紀の社会を研究したマルクスなどが当時の社会体制ではだめじゃんというので構想したのが社会主義。だから元々社会主義は資本主義を否定します。資本主義を是とするならば、社会主義者は体制転覆を図る反逆者です。 19世紀段階のマルクスらの考えでは、「イクナイ資本主義は自然に社会主義になる。一番資本主義の発達した西欧が一番イクナイ状態だから、西欧から社会主義になる」と考えていました。 ところが20世紀初頭に、ロシアで社会主義が成立した。資本主義国としては最も遅れていた国です。 それでも、ロシアから始まって、順々に社会主義になると考えた、だってイクナイ資本主義は自然に社会主義になるはずだもん。 ところが、そうならない。そこでスターリンなどは「一国社会主義」を唱えて、トロツキーなどの世界革命論(世界中がすぐに社会主義になるべきだ)の人間を排除しました。排除したからって、一国社会主義がロシア一国だけ社会主義になって、他は知らんということでなく、社会主義の基地としてまずロシアをちゃんとしようというのが一国社会主義であって、世界中が社会主義になるべきだというのを諦めたわけではない。 実際に、中国国民党に支援していたのはソビエト共産党だったりしたわけです。革命を世界にです。 第二次世界大戦の結果、東欧が社会主義化します。 !! やった社会主義が拡がるのは歴史の必然だ。 じゃ、今後どうやって社会主義を広げるか? ということで、ソ連の支援先は、植民地国家に向かいます。 西欧資本主義の国家の支配にある地域の独立を支援し、独立させることは、社会主義が拡がることであり、植民地国家の国民にとって自国が西欧資本主義植民地から独立出来るという意味で、利害の一致があります。 ここに、ちょっと錯誤があります。 社会主義を採用しても、ソ連の影響下にはありたくない!というのが1950年代後半からの中ソ国境紛争。 モンゴルが16番目のソ連の加盟国と言われたように、中国が17番目のソ連の加盟国になるのが、正しいというのが究極的にはソ連の考えであり、中国は中国だというのが中国の言い分。 主義の違いよりも、国家を優先させる!というのが、1972年のニクソンに寄る中国訪問です。なんぜイクナイ資本主義の総本山であるアメリカと手を握るのですから。 ソ連のスタンスでは、社会主義の拡大と、ソ連という国家の影響力の拡大が一緒。ソ連=社会主義の本山。 植民地の人間にとって、現存の西欧の代わりにソ連という国家の影響下になることと、社会主義を選ぶことは別問題です。「別問題じゃん!」と激しく言い立てたのが1978年ころからのアフガニスタン紛争です。 ソ連の影響下にあるアフガニスタンがソ連からの影響を脱するために、アメリカの支援を得るという構図。

noname#246737
質問者

お礼

なるほどですね・・・ こっちの主義がいいよ!のみならずどうしても干渉がつきまとうのですね・・・ 結局は国の陣地がほしいがゆえに戦争を繰り返したのと一緒で、国の存在に関しては植民地ではない、他国に対する優越がほしいということなのでしょうか。 うーん、むずかしいですね ありがとうございました!!

その他の回答 (1)

回答No.1

 どちらも価値観の出発点が違うからです。  歴史上、人が重きをおく価値は大きく2つにわけられます。一つは「平等」もう一つは「自由」ということです。それぞれを極端にしてみると、平等では完全な監視社会になり、自由では弱肉強食になります。そのため、互いに少しすり寄って、自由も少し認める社会主義と、平等も認める資本主義が現在のスタイルです。  ただ、人間の経済はいろいろな落差や格差がないと動きません。古くは陶器や磁器は日本と中国の独占でしたから、アジアからヨーロッパへ商品が移動する反対方向にお金が動き、現代ならアメリカ中心に情報が世界へ発信され、それを周りが買う形が主流になっています。こういった地域の差がないと、みんな満ち足りてしまい、移動させる必要もなくなり、わざわざ商品やお金を動かす必然もまたなくなってしまい、ありえませんが経済が死んでしまいます。  その例が平等を先に考えたソビエト連邦の崩壊です。ただ、根本が違うとはいっても、どちらも同じ目標を求めています。地球全域を束ねる中心点、すなわち最終的な権力の掌握です。目指すは、その権力による世界の安定です。これは、同じ市場を目指す企業が競争状態になるのと同じで、2つの価値観同士が、同じ目標を目指して、自分たちの仲間を広げるために競争するということになります。根本が違うので、妥協はできません。発想の元が違うので、論理がすれ違ってしまいます。  無政府主義というのがあります。徹底的な弾圧で消えてしまいましたが、無政府主義は政府の存在すら許さないという立場で、これを極めると、中心の権力体としての政府がなくなる状態というわけです。そのため、右と左の挟み撃ちに会って、壊滅してしまいました。つまり権力の有無をめぐる、価値観の違いという訳です。

noname#246737
質問者

お礼

すごくわかりやすかったです。 自由と平等・・・ 正直に言うと国のあり方ってすごくマクロというか、自分が小さすぎるので実感がわきません。国や世界単位となるとそうやって主義とか形態が必要になってくるのですね。それがぶつかり合うのはあって然り、なんでしょうか。 ありがとうございます!!

関連するQ&A

  • 資本主義国と社会主義国の違い

    資本主義や社会主義とはそれぞれ各国で取り入れられる 経済のありかたの違いであり、 (資本主義では生産手段をもつ資本家と労働者を提供する関係で  機会の平等、  社会主義は生産手段を国が持っていて、結果の平等である。) で、とる経済主体によって、 資本主義国や社会主義国になると考えていました。 しかし、社会主義国であっても、市場経済を取り入れ生産手段を国から 民間にしても資本主義国とはならないですよね? 質問は、つまり、経済的に社会主義を取る国=社会主義国では ないのでしょうか? だとすると、資本主義国や社会主義国とは一体何でしょうか? 何か歴史的なことが関係してくるのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 資本主義と社会主義について

    教えていただきたいです。 詳しく研究などしているわけではなく、私自身知識や理解度が深いわけではないので、子どもにもわかるような、わかりやすく簡単な説明で結構ですので、教えていただきたいです…。 - - - - - - - - - - - - - - - - 資本主義と社会主義の違いについて調べました。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111131491 資本主義 本物の殿様(国家権力)に邪魔されることなく暴力や身分に邪魔される事無くお金の力と才覚によって誰でも自由気ままにお金儲けが出来る事に重点を置いた経済政策。問題点は金の力による横暴な守銭奴が発生しやすい事。 社会主義 ある日突然近所の金持ちの高級車は便利そうだから近所みんなで平等にそれを使うべきとし、その方が全員裕福になれるとした一見論理的だが実際は多数の貧乏人の横暴がまかり通った経済政策。問題点はその後誰も高級車を買おうと努力しなくなる事。 大変わかりやすい説明なのですが、 社会主義国の ソ連 ができたとき、資本主義の国はその社会主義の影響を恐れました。 (ex 1918年シベリア出兵はソビエト政権打倒のために資本主義国がおこなった) ここで疑問なのが、なぜ資本主義国は社会主義国の影響を恐れるのですか? 資本主義と社会主義では政治・経済の方法がまるで逆のやりかただというのは聞いたことがありますが… 資本主義の国に社会主義の影響がでてくるとどうなってしまうのですか? 今の北朝鮮は社会主義ですよね? 個人的な意見ですが、私は全くうらやましく思いませんし、社会主義は「皆等しいが、皆貧しい」というイメージがあります。 社会主義のメリットはなんですか? あとは、世界恐慌の時に社会主義国のソ連は一人勝ちだったということを聞きましたが、なぜ社会主義国のソ連は世界恐慌の影響をうけなかったのですか? すごく小さいことですが、勉強していて少し気になったので… よろしくお願いします。

  • 社会主義と資本主義

    社会主義と資本主義について考えるのですが、 社会主義って、今だかつて他の国でもあまりうまくいってなくて、 (いいのは、キューバぐらいかな…(^_^;)) やはり人間社会、社会主義というのは 無理があるんでしょうか…? 頑張っても頑張んなくても 平等に報酬がもらえる、というのも やる気がなくなるし、 社会主義になってもやはり、権力を持った者が牛耳るし…、 …となるとやはり、 人間社会もサル山みたいに、あるいは、 けもの社会みたいに、 弱肉強食、資本主義社会でいくしか ないんすかねー。

  • 社会主義と資本主義の解釈を見てください。簡単にいうと、

    貧困の差が大きく出るのが資本主義で、どんなに働いてもみんな一緒の収入という考えが社会主義 という解釈でいいのでしょうか?付け足す重要なことなど教えてください この場合、国がお金もちになれるのはどちらですか? 資本主義、アメリカ 社会主義、???? それぞれの主な国を教えてください。

  • 社会主義国家における資本主義経済の導入とは?

    中国とかベトナムは社会主義の国だけれども、一部資本主義(ベトナムはかなり?)を導入していると言われているようですが、自分がこれらの国を観光で行く限り、日本と同じような資本主義の国にしか見えません。 好きな仕事をし、(言論の自由がないなどの多少の制限はあるものの)好きな暮らしをしているように見えます。 経済においてどのへんが資本主義的でどのへんが社会主義的なのでしょうか? 中国は基本的には社会主義だが、一部の地域でのみ資本主義を導入していて、ベトナムは完全に資本主義であるが、思想や政治的には社会主義的であるというのが、私の勝手な想像ですが、これは妄想でしょうか? お分かりだと思いますが、かなり理解力がないので、厳密でなくてもわかりやすい回答をいただけると助かります。

  • 資本主義と社会主義

    教科書に第2次世界大戦後のドイツは資本主義と社会主義とに分かれたとありますが以前は何主義だったんでしょうか?また統合された今は何主義になったんでしょうか?また他にどんな主義の国があるのでしょうか?教えてください。

  • 社会主義・資本主義という差でなぜ血みどろの戦争になるのか?

    社会主義・資本主義という差でなぜ血みどろの戦争になるのか? 20世紀の世界大戦・内戦・冷戦の原因のひとつとして 社会主義と資本主義の違いによるところが原因となっていますが、授業で教わっても実感として そもそも 社会主義=個人の資本を認めない政治 資本主義=個人の資本を認める政治 程度のイメージなんですが 現在ではソビエト連邦が崩壊したことから資本主義が良いというイメージがありますが、ゲバラが資本主義政治における民衆や植民地からの搾取政治に怒り革命に参加した事実と、野球選手はよく亡命しますがキューバは社会主義でもそれなりに国民は幸せそうに生活してるというイメージから社会主義でもそれなりに生活していけそうな事からどちらが良き政治・悪しき政治なのかよくわかりません しかし、こういった政治理念の違いから、国境線・壁を作り国が分断したり、アメリカがキューバに政府転覆を目論み国内クーデターの援助をし失敗した歴史、しまいには核戦争一歩手前まで事が進んだりなど人の命が失われるという代償を払ってまで、対立が必要なことなんでしょうか? これらの疑問を解決・理解するにはどうしたらいいでしょうか?

  • 資本主義でも社会主義でもない国

    現在地球上にある国の中で、資本主義と社会主義のどちらにも該当しない国はありますか。ある場合は国名を教えてください。

  • 社会主義国と資本主義国の区別は明確か?

    ある国が、社会主義国なのか資本主義国なのかを区別する基準は明確なのでしょうか?明確だとするとそれは、どんな基準ですか?主要企業の国営化や責任政党が社会主義を標榜するなどが基準になるのでしょうか? 例えば、イギリスが基幹企業を国営化して行くと社会主義国と呼ばれ、中国が国営企業を民間に移譲していくとやがて資本主義国と呼ばれることがあるのでしょうか?

  • 資本主義者と社会主義者は、分かり合えないのか、

    資本主義者と社会主義者は、分かり合えないのか、 資本主義者、社会主義者は、 自らの思想、宗教の良さを熱弁し 他者を攻撃し、蹴落とす事を続けるだけなのか? 社会主義、資本主義の 利点、欠点、限界、盲点とは? 社会主義、社会主義のより先には いったい何が、あるのか? 哲学、経済カテゴリー皆さんの ご回答のほど、 お待ちしております。