レオロジーのモデル教材を販売している会社

質問

私は大学で初歩的なレオロジーを教えているものですが、レオロジーのモデル、スプリング、ダシュポットのマックスウエル、ホッ―クトモデル等の実験ができるような実験器具を販売している会社はないでしょうか。もし、あったら教えてください。

回答No.1

drmuraberg · ベストアンサー

そういう会社が有るかどうか興味を持ち、日本、英国、ドイツのネットで探して見ました。
残念ながら見つかりませんでした。需要が極めて限られているので当然かも知れません。

昔、モデルを自作したことが有ります。
今は、DIYで材料の入手も容易なので自作されたらいかがでしょうか。
その時の要点を書いておきます。

１）Maxwellモデル
　矩形の枠を造る。枠の柱はパイプとし、上下の枠板に固定する。
　パイプにスライドするブッシングを入れ、２個のブッシング間にダッシュポットを
　固定した可動式の板を取り付ける。
　その上にバネを取り付ける。
　さらにその上の上枠にバネ秤またはロードセルを取り付ける。

２）Voigtモデル
　中心にパイプを通す。
　パイプに対しスライドするブッシングの両側にバランス良く、バネとダッシュポットを
　取り付ける。
　ブッシング部にペンまたは変位計を取り付ける。

ダッシュポットには透明の樹脂パイプを使います。ピストンには穴を開け、その直径で
ピストンの動く速さを調整します。
中の液体として適当な粘度の油を使いましたが、今ならは液体洗剤が良いかと思います。

1)では、最初はバネ秤、講義ではロードセルと記録計を使いました。
2)では、最初は墨を含んだ筆とモータ巻き取りの障子紙を、講義では変位計と記録計を
　使いました。
　筆式で綺麗なクリープ曲線が描かれるた時は、お～と言う歓声があがりました。

ポイントはできるだけ円滑にスライドできるパイプ枠を造ることです。
ピストンはシリンダ間との遊びが十分な物を使い、さらに穴で流れを調整します。

以上DIYの参考になれば。

お礼

解りました。やはり市販のものはないのですね。レオロジーはいろいろな分野で応用されるようになり、それらのモデルの組み合わせ可能な教材を探しているのですがないのでしょうかね。分子モデル等は沢山あるのに残念です。
　いろいろご教授有難う御座います。