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国債を日銀が買うと、その分国債が相殺されるとは?

「,,,,,,,,政府の負債である国債は、日銀が買うと日銀の資産に入ります。そして政府と日銀のバランスシートを連結して考えると、日銀購入分の国債は相殺でき、国債という国の負債が減少する事になります。,,,,,,,,,,,,,,,,」 上記文章についてうまく理解できないため、解説をいただきたく質問させていただきます。 上記文章では、”政府負債である国債を日銀が買うことで、日銀に買われた分の国債は相殺される”と書かれています。上手く理解出来ないのですが、なぜ日銀が国債を買うと、国債という負債が帳消しされる事になるのでしょうか? ご解説をいただきたく思います。 よろしくお願いします。

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noname#126206
noname#126206
回答No.4

ふたつだけ理解すればかんたんです。 (1) バランスシートは 資産=負債+純資産 (2) 国債を発行したら借金なので負債。国債を買ったら利子と元本が入ってくるので(金貸し)資産。 政府は国民からお金を借りるために10兆円、国債を発行します (負債 10兆円) 日銀が国債を9兆円ぶん買います(資産 +9兆円) 政府の財務諸表(負債10兆円)と日銀の財務諸表(資産9兆円)を合体(連結)させると 連結で負債1兆円になります。政府単体の財務諸表とくらべると、連結した場合は、日銀が国債をかってくれたぶん負債が減ったことになるのです。

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  • Hexa-6
  • ベストアンサー率25% (47/186)
回答No.5

仮に、国(政府)が、5年(5年償還)ものの10兆円の国債を発行し、代金10兆円を得たとします 一方、日銀が民間金融機関迂回して国債を買い付け、代価を現金発行(日本銀行券)で支払ったとすれば、満期が来るまで、双方のB/Sは以下のようになります --------------------------国のB/S--------------------------------------- (貸方)現金預金 10兆円     (借方) 借入金[国債⇒有価証券] 10兆円 --------------------------日銀のB/S------------------------------------- (貸方)有価証券[国債] 10兆円  (貸方) 現金預金 10兆円 -------------------------------------------------------------------------- 国と日銀で連結決算(つまりB/Sの足し合わせ)したと仮定すれば、貸方勘定、借方勘定とも相殺されて、ゼロになります 償還期日が来ると、国は、国債を引き取って、代金を支払います ---------------------------国のB/S-------------------------------------- (貸方)現金預金 10兆円            (借方) 借入金[国債⇒有価証券] 10兆円 (貸方)借入金[国債⇒有価証券] 10兆円 (借方) 現金預金 10兆円  ------------------------------------------------------------------ となり、現金預金勘定 残高ゼロ、借入金勘定、残高ゼロになります。 同様に、日銀のB/Sも残高ゼロになります 連結すると当然ゼロです どれだけ国債を発行しようが、全て日銀か迂回購入(国会決議を必要としない行為)するならば、常に連結B/Sはバランスすることになります 政府も、日銀も同じ懐と想定すればの話です ただし、近代の政府は同じ懐であることを避けます。 同じ懐であれば、いくらでも欲しいだけ現金を刷っているのと同じ事になりますから、通貨の信用がなくなり暴落するからです

  • Kunfu
  • ベストアンサー率38% (164/424)
回答No.3

じつは私も堀古英司氏のその文章が理解できませんでした。 https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/horiko/horiko_20100922.html なんで日銀と政府の勘定が連結できるのか意味がわかりません。一般企業なら55%株を持っている子会社でしょうけど。 もっと驚いたのは、以下の文章です。 「極端な例として、日銀が国債を700兆円購入しても円安にならなかったとします。すると日本国民は納税者負担なしで国債を完済出来てしまう事になります。」 この人の考え方だと、日銀は政府の「魔法のお財布」で、いくらでもお札を印刷して「日本国民は納税負担なし」でよいと言っているようです。 要するにジンバブエと同じです。 テレビや証券会社で講演しているくらいだから専門家なんでしょうが、私には理解できませんでした。 回答じゃないけど、同じ疑問を持ちました。

goo2408
質問者

補足

書き込みありがとうございます。 私はそのようには解釈しませんでした。(あるいは円高環境での日本にとっては、円高である間のみにおいて「魔法のお財布」として機能し、望む円安環境へ向かうまでは「魔法のお財布」政策を行うべきと書いていると解釈しています。自信はありませんが。) 堀古氏は「緩やかな円安政策」の提案の中でこの話を書いています。そして円高となっている市場でこの事を行なって、仮に他の市場要因によって円安へと向かわなかった場合、その分は国債が相殺される事になり、コインの表が出ても裏が出ても、日本にとってはメリットに繋がると書いています。 そこでこの解説でのコインの裏となる、「日銀購入分の国債は相殺でき国債という国の負債が減少する事に繋がる」とはどういう仕組みなのか、どういうロジックなのかが理解出来なく、解説を求め質問書き込みをさせていただきました。 ただ私はまた質問部分がスッキリ理解出来ていなく他の方の解説を読み返したり、その中でいくつも出てくるよく解らない単語や話を検索しているような感じです。 書き込みいただきありがとうございました。

  • covanonki
  • ベストアンサー率48% (219/448)
回答No.2

日銀の大株主は日本国政府です。 私が読んだ本には100%株主だ、と書かれていたのですが、ネット等を使って調べてみても、100%だという ことを裏付ける情報を発見することができないので、100%だと言い切ることはできません。ですが、少 なくとも55%以上を政府が保有している、という情報までは探し出すことができます。。 つまり、日銀は日本国政府から見ると、「グループ会社」ということになります。 「国債」は、日本国政府から見れば「負債」としてバランスシートに計上されますが、日本国銀行の側から 見れば、「資産」として計上されます。 つまり、同じグループ会社で、同価値のものに対する資産と負債の持合を行っているような状態が生まれる のです。そこで、日本国政府の負債を、連結決算で日本国銀行側に計上することで、日銀の保有する資産で ある国債とその価値を相殺することができるのです。 日銀は日本国銀行券を刷ることができますから、国債の価値をゼロにすることで受けた損失は補填すること ができます。(ただし、日本国銀行券は日本国銀行側から見ると、「負債」として計上されます。) ちなみに、No.1の方の回答の中に、日銀が政府が発行した国債を直接買い受けることによるリスクが 記載されていますが、日銀が国債を政府から直接買い受けることは、財政法第5条により、原則として 禁止されています。(http://www.houko.com/00/01/S22/034.HTM) こういったバランスシート上の問題で議論されるべき「国債」とは、政府が発行した国債を直接買い受け ることではなく、すでに市場に出回っている、発行済み国債が対象とされます。 つまり、今さかんに「財政健全化」が叫ばれていますが、この方法を使えば、日本政府の保有する国債 など、簡単になくしてしまうことができます。ですが、国債を日銀が買い取るのであれば、同時に日銀 が市場に巻いた現金を循環させるための「政策」が必要になるのです。 でなければ、また再び金融機関や保険会社などが自分たちの保有する資産を国債の購入に充て、再び金融 機関レベルで滞留する状況が発生します。 国債発行→民間の金融機関が購入→日銀が購入→国債発行 というループをいつまで続けていても、国民が景気の回復を実感できなければ、つまり民間企業が自ら 借り入れを起こし、国民が消費に回す体制作りができなければ、いつまでたっても同じことの繰り返し です。

回答No.1

国庫と言う面からみれば、日銀は国の歳入歳出を国の銀行として扱っております。 その点で、国が負っている負債を国庫の勘定を持っている日銀に移転しただけの話であり、結果的には国の負債と日銀が有する国に対する債権が同じ勘定の資産と負債に両建てになるので、相殺されるという話です。 この点からは、説明は正しいといえると思います。 ただし、これは資産負債と言う価値の問題として言えるということです。 実際には、国の負債が日銀の取得によって帳消しになるものではありません。 本来は、国債は国民や民間に保有してもらうことによって、将来の返済義務を負い、取得した民間人は国に対する債券(債権)と言う資産価値を取得することになるので、それぞれの財産的意味があるのです。 一方、日銀は日銀券を発行できる唯一の中央銀行ですから、本来は新たな信用創設を行うことにより、実質的な国の資産価値を保つ機能があります。 これを、日銀が発行国債を引き受けた場合にどうなるかと言うことですが、日銀券を発行すると言うことは、必ず民間金融機関が保有する資産価値(国債、地方債、優良社債等)あるものを取得する見返りで発行することであり、資産価値の裏づけの基に発行されるものです。もっと端的に言うと、国が新たな借金をする場合に、市中のお金と引き換えに発行するのであれば貨幣価値そのものは変化がありませんが、ダイレクトに国が発行したものを日銀に取得させると、直接的には資産の裏づけのない借金を担保としてお札を発行することであり、大量に発行すればするほど貨幣価値を引き下げてしまいます。 このため、日銀が国債を引き受けることに対しては、極めて慎重に対応しなければいけないわけです。

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