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体細胞クローンを作って臓器を作ったら、その臓器は拒絶反応を示すのでしょ
体細胞クローンを作って臓器を作ったら、その臓器は拒絶反応を示すのでしょうか? 体細胞クローンを作って臓器を作ったら、その臓器は拒絶反応を示すのでしょうか? あるいは体細胞由来のDNAを卵子に移植?し、その卵細胞からES細胞を作って移植したら、拒絶反応を示すのでしょうか? 細胞質遺伝によりできた物質に、免疫反応は反応するのでしょうか?
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非常にタイムリーな質問ですが、 先日、iPS細胞を由来生物に移植したばあいでも、iPS細胞のミトコンドリアに突然変異があると拒絶されるという研究結果が発表されました。 ttp://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101101000165.html ミトコンドリアの突然変異は細胞ごとに独立して起こり、加齢とともに蓄積されるので、自己由来の体細胞クローンでも細胞質性の拒絶反応が起こりうることが示されました。
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- BALB
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回答3の補足ですが 移植された造血幹細胞由来の細胞、ないしは自己の細胞のどちらかの区別をつけることが完全に出来ないのが現状です。 ただ、患者の症状や移植を行ったという事実から、移植された造血幹細胞が移植を受けた患者側に拒絶反応を起こしているだろうといわれているようです。
お礼
ああ、言われてみてれば検証の仕様がないですね。 ご回答ありがとうございました。
- Tacosan
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基本的には抗原の型 (HLA) が一致すれば拒絶反応を起こすことはありません. 「臓器」とは言いにくいのですが, 一種の「体細胞クローン移植」である「自家皮膚移植」には原理的に拒絶反応はあり得ません.
お礼
ご回答ありがとうございました。
- BALB
- ベストアンサー率41% (35/84)
体細胞クローンではありませんが 造血幹細胞移植の手法の一つとして、自分の血液の中にいる造血幹細胞を回収して移植する方法があります。この手法ですが、完全に自分の細胞であるのにもかかわらず、慢性GVHDという拒絶反応が起こる事例が報告されています。 ですので、自己と同じ細胞を移植することと、それに対して免疫応答が起こらないことは完全に一致するとはいえないと考えられます。ですので、拒絶反応を示す可能性はあると考えるのがよいかと思います。
お礼
ほう、不思議な現象ですねえ。メカニズムが気になります。 免疫反応は単に遺伝情報だけで教育されるわけではないことを強く示唆していますね。 ご回答ありがとうございました。
補足
これは新たに移植された細胞が、宿主細胞を攻撃すると考えてよいのでしょうか? 逆、あるいは両方でしょうか?
- wakko777
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拒絶反応を示すんだったら、わざわざ体細胞クローンを作る必要がありません。 今の臓器移植は他人の臓器を移植するので、どうしても拒絶反応が起こってしまいます。 その代わりとして注目されているのが体細胞クローンです。 なんてったって、自分の細胞で臓器を作っちゃおうってんですから、拒絶反応が起こることは一切なくなります。 しかし、本当に安全なのか、そこらへんがまだ立証されていないので、実用化にはいたっていません。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- takuwanosho
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体細胞から由来のクローンでは拒絶反応がおきないとして有望視されています。 ただし実際にはまだまだわかっていない部分も多く他の問題がある可能性もあります。 ES細胞から生まれた動物の寿命が極端に短かった事も実験後に判明していますし… テロメアなどDNA分野は今まさに革新している分野ですのでこれから色々細かい事が判明すると思われます。
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
おおこれはすごい。 私が求めていたドンピシャの回答です。 ということは体細胞クローンを作れば臓器工場とすることができるかのようにずっと語られてきましたが、やはり体細胞クローンでは拒絶反応を起こす可能性が高そうですね。 ご回答ありがとうございました。