NHKドラマ「蒼穹の昴」の魅力とは?
- NHKドラマ「蒼穹の昴」は、中国史を題材にした作品でありながら、原作を読んでいない人でも楽しめる内容となっています。物語性と歴史的背景の両方をうまく取り入れたストーリー展開は魅力の一つです。
- ドラマの中で、科挙の合格通知を持って産みの母に会いに行く場面や、合格発表を見に行く場面が描かれています。これにより、科挙の試験が何年にもわたって行われ、合格者が官吏になるためには複数回の合格が必要であることが分かります。
- ドラマの中で登場する宦官についても触れられており、科挙に合格した人たちが宦官となることが示唆されています。しかしながら、宦官になるためには合格者全員が去勢される必要はないようです。また、ドラマの中には春児の本名に関する秘密があり、後の展開でそれが明らかになるなど、見どころ満載の作品となっています。
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NHKドラマ「蒼穹の昴」を見て
NHKドラマ「蒼穹の昴」を見て 原作は読んでいません。 中国史もあまり詳しくはありません。 そんな私に教えてください。 10/3放送分で、文秀の回想場面で、文秀が科挙の合格通知を持って、産みの母に会いに行く場面がありました。 そこで初めて、義弟の春児と会ったんですよね? その少し前の場面で、成長した春児と(順桂も一緒に)合格発表を見に行く場面がありました。 これは、母親に会いに行った時とは別の合格発表ですよね? と言うことは、科挙って、何年にも渡って、何回かに分けて試験があるのでしょうか? それにずっと合格し続けないと官吏にはなれないのでしょうか? 科挙に合格した人たちも「宦官」ですか? 宦官なら、合格者全員去勢してしまうのでしょうか? また、春児がミセスチャンと一緒に安徳海に弟子入りを申し込みに行った時、最初は断っていた安徳海が春児の本名を聞いて、ころっと態度を変えて弟子入りを認めました。 これは何故でしょう? ドラマを見ていれば後々わかることなのでしょうか? なんだか質問だらけですみません・・・ 歴史カテゴリと悩みましたが、一応ドラマを見ての疑問なのでこちらにしました。 よろしくお願いします。
- elth
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは、はじめまして。 「蒼穹の昴」を私も見ています。 原作は数年前に読みましたが、2回の放送を見てなんだか構成展開が原作と違うようなので、原作通りのストーリーで進むのか、違うストーリーになっていくのか、いまいち私はわからないところであります。 原作によると、首都の科挙の前に地方試験がありまして(3年ごと?)、これに合格しないと首都の試験は受けられません。(科挙は時代によって制度が変わっていくので、原作に基づいて書きますね。) http://homepage3.nifty.com/ryuota/kakyogokaku.html 文秀が母に会いに行った際の合格発表は、地方試験の合格発表です。 (原作では、文秀が母が違う長男に何かと差別を受けて育ち、一族の期待を一身に背負ってきた長男を出し抜いて、合格する経緯が描かれています。確か、原作に「同じ一族の同じ世代から科挙の複数の合格者が出ることは極めてまれ」みたいな認識があるのだそうです) 科挙に合格した人を「進士」と呼びます。進士=官僚なのかはよくわかりませんでした。 また合格者の中で、その年の首席合格者を「状元」と呼びます。 ドラマの第1回目で、文秀が「状元」と呼ばれて皇帝らの前で杯を受けているシーンがありました。 原作によると、 宦官は、官僚と同じように華やかに宮廷で働いていますが、こちらはいわば闇の世界の住人で、登用されるのも出世するのも人脈次第な感じでした。 宦官になるためには必ず去勢しなくちゃいけません。ドラマでは今後描かれるのかわかりませんが、春児は、普通は去勢は専門技術者にお金を払って行わなければ危険なところを、お金がないので命の危険を賭し自ら去勢しています。 春児が安徳海に言った名前の意味は、原作を読んでも結構解釈が分かれるところだと思いました。
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- comattania
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科挙は今で言う国家公務員の登用試験で、6科目があります。 http://100.yahoo.co.jp/detail/%E7%A7%91%E6%8C%99/ 宦官と科挙とは全く別個です。宦官は、宮中に採用されて出世したいが、科挙の試験を受けるほど頭脳明晰でない人が行ったようです。理由は、女官との無関係を保つためです。 清王朝末期の宮中絵巻です。悪女の名声を恣にした西太后http://100.yahoo.co.jp/detail/%E8%A5%BF%E5%A4%AA%E5%90%8E%EF%BC%88%E3%81%9B%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%86%EF%BC%89/との確執です。
お礼
科挙合格者=宦官では無いということですね。 宮中で働く男子は皆宦官なのかと思っていました。 ありがとうございました。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
科挙は県試、府試、院試の3段階の試験があり、そえぞれ地方から始まってこれに合格すると、省、国家とだんだん範囲の広い試験を受け、最後の国家試験に受かれば進士と言って、ちょうど日本の国家公務員試験に受かったのと同じようにその中から各省庁がこれを採用します。 宦官は後宮の役人で、これは科挙とは全く関係なく採用されます。採用される条件は去勢です。安徳海がころりと態度を変えたのはミセスチャンが名を告げて頼んでおいたからです。 ちなみに文秀は状元と称されますが、これは院試に受かった後、成績優秀者は殿試と言って皇帝自らの口頭試問による試験を受けます。これの主席を得た者が状元と呼ばれ、総理大臣またはこれに次ぐような高い官職が約束されます。
お礼
なるほど。 試験がだんだんレベルアップしていく感じですね。 この主席の「状元」はもう想像もつかないエリートですね。 ありがとうございました。
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お礼
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