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疫学
疫学 面接調査によって、過去1年のある飲み物Aの飲用量を、疾患Bを患っている人と健康な人で比較したところ、飲用量は、健康な人の方で統計学的に有意に大きいという結果がえられたとします。 この関係について考察する際、どのように解釈したらよいのでしょうか。 挙げられる可能性としてはどのようなものがありますか?
- 4susume4
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素直に解釈すれば、飲み物Aが疾患Bを防ぐのに役立っているということ。 ただ、現実の仕組みとしては、いろいろあり得る。 1.疾患Bを起こす原因Cを直接飲み物Aが解消する。たとえば、ビタミンCが豊富でそれが活性酸素を抑えるというような関係。 2.飲み物Aに付随した他の物質Dが実際は抑制効果を持っていて、Aそのものには効果がない場合。たとえば青汁に液体ヨーグルトを入れて飲んでいて、ヨーグルトの乳酸菌に効果があった場合。 3.飲み物Aの効果に閾値のようなものがあり、一定の量の時だけ効果があるという場合。つまり量が少なかったり多かったりすると効かない。 4.飲み物Aが体内で他のものに変化し、それが効果を持つ場合。たとえば、胃酸で分解され、小さくなった分子が疾患Bを起こす原因物質を吸着してしまうなど。 多分、現実にはこのほかにもいろいろな可能性があるはず。疫学って結構面倒くさいもののようですよ。
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- kgu-2
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Aに必要、あるいは有効な成分が含まれている、が一般的でしょう。 その機構については、他の方が書いておられるので。 まず、検定法が適切か否か。質問の記述から、不安を感じます。「統計学的に有意に大きい」は、2つの記述を混在させています。私なら、大きいのは平均値なので(有意差ではない)、「平均値は、健康者群の方が大きかった(p<0.05)。」。実際には、もっと説得力のある記述をしますが。 実験動物ではほとんど問題はありませんが、人間だと交洛因子が問題になります。たとえば、疾患B群の人は、その飲料を買えないような貧しい状態だった、その結果、病院に行けず疾患Bが出た、など。 単純には、疾患群Bは、老人が多く、その飲料が嫌いだったなど。疾患群と健康群の条件を完全に一致させるのが、困難。 それに、人数も問題。一時期「食物繊維は、がん予防に有効」が流行しました。アメリカで、10万人規模でコホート調査をやり、効果が見られなかった、と発表されて以来、下火になりました。 もしも研究なら、指導者に相談するのが研究者の基本的倫理です。いないのなら、パクられるのを覚悟の上、書きこんで下さい。
お礼
丁寧なご説明ありがとうございます。 このような内容を研究しているわけではないのですが、興味があり質問させていただきました。 確かに人間だとたくさんの交洛因子が考えられますよね。 サンプリングもとても難しそうです。 実際の例もあげていただきとてもわかりやすかったです。 記述の曖昧さに関しては申し訳ございませんでした。 本当にありがとうございます!
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