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宗教について、自分なりの答えを探しています

noname#8665の回答

noname#8665
noname#8665
回答No.7

僕のおじいさんは曹洞宗の僧侶でした。 現在、寺はおじさんが継いでおります。 そのような生まれである身の僕は日本人にしては 比較的、宗教に対して接する機会を多く持っていたと 思います。 僕自身のことでいえば、いろいろあった挙げ句に、ほぼ無宗教 な人間になったと思っていますが、それでも安直に宗教全般を否定 するには到りません。 現代、近代に発生した新興宗教については僕はなんとも意見しかねますが、 それ以外の、長い歴史を持つ宗教に関して言えることは、 「宗教とは、科学や、哲学、法律、倫理が未発達だった時代における、 科学や、哲学、法律、倫理の総合体である」 ということであると思うのです。確かにそこには間違った教えもあります。 (キリスト教においては天動説。仏教においては部落民に生まれたのは前世の因縁とし、 差別を容認するような僧侶がたくさんいた時代。) しかし、部分が間違っているからといって全体を否定してしまうのは、やや幼稚。 しかし、全体を肯定するために間違った部分をも肯定するのも、やや幼稚。 間違いは誰にもでもあります。否定するのは間違いだけでいいのです。 それによって、全体を見失ってもいけないし、部分を見逃してもいけない。 そういう意味においては、単なる全面否定は、盲目的に肯定するのと大差ない幼稚なことで あるのではないかと思っております。 世界中で、宗教を信じている人はなんと多いことか!! そこには、理由があります。そこには信じるに足るだけのなんらかの事実があるのです。 であるからこそ、「宗教に頼るヤツは自分の心が弱いからその支えを求め」ることも できるのでしょう。しかし、宗教を信じる人を全てそう見るのは、ちょっと冷淡ですね。 kokucho81さんが言われているような「弱いのは、盲目なのは、彼らではなく、我々だ。」 と感じさせられざるを得ないような強い意志を持つ宗教人もたくさんいます。 いや、むしろ、そういう強き心の持ち主がいるからこそ、その強き心に惹かれて、宗教を 信じる人は増えていくのではないかな?と僕は思います。 で、話がとっちらかりましたので、まとめさせて頂きます。 1)「宗教とは全て●●である」とひとくくりにするのはやや早計。  全ての宗教は相反する要素も持っていますので、一概に語ることはできない。 2)単純に全面否定も全面肯定もできない。信じるに足るだけの正しさも持ち合わせて  いるからこそ、間違った部分すらも信じてしまう人を発生させているのではないか? 3)答えなど簡単にはでない。聖書を読むことを恐れているということは、あなたはそれについて  何も知らないと言い換えることも可能。知らないことを否定するのは、固定概念に端を発する  観念的なものであるから、その地点のままで、否定も肯定もできない。まず、知ることです。  全てはそこからしか生まれない。ただ、そこで注意すべきことは、そこに書かれていることは  正しいことばかりではないということ。間違いもあります。批判精神は失ってはいけません。  多くの人を魅了する正しさの本質を見極めること。これは必ずや後の人生に役立ちます。 4)長い歴史をかけて熟成されてきた信じるに足るものに対する畏敬の念だけは忘れぬこと。 これが僕の宗教に対する考え方です。参考になりましたら幸いです。

sasapinp
質問者

お礼

よくわかります。 一部のみを見て早まった判断を下し、 全面肯定することと全面否定することは同義で、 何もわかってないのと同じですよね。 一括りに出来ない宗教に、一つの定義を求めること自体ナンセンスなのかもしれません。でも、とりあえず読むことからやっぱ始まるんだな。 回答ありがとうございました。

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