ティーエルシー(TLC)による展開溶媒の比較と混合物の分離結果

このQ&Aのポイント
  • 展開溶媒としてヘキサン、ヘキサン:ジクロロメタン、ジクロロメタン、酢酸エチルを使用してTLCプレート上で化合物の分離実験を行った。
  • ヘキサン、ヘキサン:ジクロロメタン、ジクロロメタン、酢酸エチルのそれぞれの溶媒でスポットした化合物の移動度(RF値)を測定し、比較した。
  • ヘキサン:ジクロロメタン=1:1の溶媒では、バニリン、ベンゾフェノン、トリフェニルホスフィンの移動度が他の溶媒と比べて高かった。
回答を見る
  • ベストアンサー

展開溶媒であるヘキサン、ヘキサン:ジクロロメタン=1:1、ジクロロメタ

展開溶媒であるヘキサン、ヘキサン:ジクロロメタン=1:1、ジクロロメタン、酢酸エチルをそれぞれ50mlのサンプル瓶に5mm入れ蓋をした。次にTLCプレートに下から1cm鉛筆で印をつけた。バニリン、ベンゾフェノン、トリフェニルホスフィンおよびこれらの混合物をキャピラリーでTLCプレートにスポットした。ピンセットでTLCプレートをサンプル瓶に入れ、すぐに蓋をした。上から5mmくらいまで展開されたら取り出して溶媒フロントに印をつけた。UVランプ(254nm)でTLCを検出した。 結果...   ?a=バニリンb=ベンゾフェノンc=トリフェニルホスフィンd=3種混合物 〈ヘキサン〉 a:RF値0.9143 b:RF値0.7143 c:Rf値0.6875 d:RF値バニリン0.0625           ベンゾフェノン0.25          トリフェニルホスフィン検出されず 〈ヘキサン:ジクロロメタン=1:1〉 a:Rf値0.1563 b:Rf値0.4688 c:Rf値0.7813 d:Rf値バニリン0.09375           ベンゾフェノン0.4688          トリフェニルホスフィン0.7813 〈ジクロロメタン〉 a:Rf値0.2286 b:Rf値0.7143 c:Rf値0.9143 d:Rf値バニリン0.2857           ベンゾフェノン0.7143          トリフェニルホスフィン0.9143 〈酢酸エチル〉 a:Rf値0.7714 b:Rf値0.8286 c:Rf値0.8857 d:RF値0.7714 パスツールピペットに少量の脱脂綿をスパチュラでしっかりと詰めた。その上にシリカゲル高さ3cmを詰め、一番上に海砂0.2cmを詰めた。これをクランプではさみスタンドに固定した。パスツールピペットカラムの下に溶液を受け止めるサンプル瓶を置いた。上からヘキサン:ジクロロメタン=1:1をカラムの先から流出するまで流した。ここに3種類の化合物((1)で用意した)の混合物を0.2cm添付した。まずヘキサン:ジクロロメタン=1:1の混合溶媒10mlを流し、2mlずつ5本のサンプル瓶に分取した。その後、ジクロロメタン10mlを流し、先ほどと同様に2mlずつ5本のサンプル瓶に分取した。分け取った全ての画分のTLCを調べるために50mlのサンプル瓶にジクロロメタン5mlを入れすぐ蓋をした。次にTLCプレートに下から1cm鉛筆で印をつけた。サンプル瓶に収集した計10本のサンプルをキャピラリーでスポットした。ピンセットでTLCプレートをサンプル瓶に入れ、すぐに蓋をした。上から5mmくらいまで展開されたら取り出して溶媒フロントに印をつけた。UVランプ(254nm)でTLCを検出した。   溶出の順序をTLCの結果と比べたらどうなるんでしょうか?泣

  • puvuq
  • お礼率3% (1/33)
  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ankh00
  • ベストアンサー率76% (55/72)
回答No.1

実際に実験操作をしてみると何の疑問もわかないような普通のシリカゲルクロマトグラフィーなんですが、こうやって文章で書かれると読むだけでも辟易するくらい難しく見えますね(笑) TLCも、シリカゲルカラムも同じ展開系(ヘキサン:メチクロ)なので、TLCで上に上がってくるモノほど、先に溶出されて出てきます.展開系でメチクロの比率を上げると、TLCのスポットは全般的に上がってくる、カラムの場合は早く溶出されてくる、ということになりますね. ところで、ヘキサンのみで上げたときのTLCのRf値の値がちょっと変です. c > b > a になるはずですが、バニリンが0.9で先頭に上がってくるのはおかしいなあ.PPh3が一番下、っていうのも不思議な感じがしますよ.UV見たときに、ゴミを見間違えてないですか?

関連するQ&A

  • Rf値と極性の関係

    TLCの実験についての質問です。 A:(トランス)スチルベン、B:ベンゾフェノン、C:4-ジメチルアミノピリジンおよびこれらの混合物を、ヘキサン、ジクロロメタン、酢酸エチル、メタノールにより展開し、UVランプで見て、Rf値を出しました。 どの溶媒でもだいたいA、B、Cの順に下に現れました。 また、混合物は3つに分離されると思うのですが、ジクロロメタン以外は二つしか見えませんでした。 この実験ではRf値から溶媒の極性がわかるみたいなのですが、一体どれとどれを比べれば、極性がわかるのでしょうか? A,B,Cの極性ならなんとなくわかるのですが、溶媒の極性と言われると、どれも同じような結果にしか見えないのでわからないのです。 考え方が違うのでしょうか? 説明不足でしたら申し訳ありません。 よろしくお願いします。

  • TLCの展開溶媒とRf値について。

    TLCにおいて、展開溶媒の種類によってRf値は変化するのでしょうか? 固定相(シリカゲルなど)と展開溶媒との親和力の差によって試料が、 移動するのはわかるのですが、 もしいままでヘキサン:エーテル、1:1の展開溶媒を使っていたとして、それを違う展開溶媒を使ったら試料の移動距離は変わってしまい Rf値は変化してしまうのではないかと考えているのですが、 これはあっているのでしょうか?

  • 薄層クロマトグラフィーの展開溶媒について

    サリチル酸とアセチルサリチル酸を酢酸エチルに溶かし、それをTLC板にスポットしたんですけど、そのあとに使った展開溶媒(ヘキサン、ブタノール、酢酸)の比率を変えるとRf値が変化したのはなぜですか? できるだけ詳しく教えて頂けませんか? お願いします

  • 溶媒抽出に使う溶媒の選択について

    錯体や有機物を抽出するときに、ヘキサンやトルエンなどの溶媒を用いるようですが、どの溶媒を使うのかは何を基準に決めるのでしょうか?PCB(ポリクロロビフェニル)を抽出するときにはヘキサンを使うのですが、トルエンやジクロロメタン、クロロホルム、では抽出できないのでしょうか?私は無機化学系にいたので有機系のことはさっぱりわかりません。どなたか教えてください★

  • ガスクロの溶媒について。

    今、オンカラム法のガスクロを用いて実験をしております。そこで溶媒なのですが、私が扱っているのはジクロロメタンです。私と類似の実験を扱った論文を取り寄せたところ、ジクロロメタンを扱っていたので私も扱っております。しかし、検出器に支障をきたすと大学教授に言われました。ハロゲンという事で言われるとは思っていましたが、論文では皆、ジクロロメタンを扱っています。溶媒自体を検出する訳では無いし、沸点も37℃位と低いので、大丈夫な気もするのですが、アドバイスを下さい。ジクロロメタンを扱う方法で実験を進めたいと思っております。ちなみに扱っているサンプルはアミノ酸です。お願い致します。

  • TLC

    TLCで未知試料混合物(芳香族化合物)の有機溶媒溶液を調べたところ、展開溶媒にジクロロメタンを使うと、三日月型の歪んだスポットがでるのですがその理由がわかりません。教えてください。

  • 有機溶媒の安定性について

    現在、有機合成で芳香環に臭素付加させる反応を試みているのですが、再現性がとれない状態に陥っております。(芳香環を溶媒で溶かしたものに溶媒に溶かした臭素を滴下するという簡単な反応です。)  そこで、質問なのですが、蒸留したジクロロメタンの劣化or変質と言うことはあるのでしょうか? 溶媒の精製法と保管方法です。 ・水素化カルシウムで蒸留したジクロロメタンを茶褐色の試薬瓶に入れ、室温で照明があたる室内に保管しました。(この時、何回か反応に用いると思い、大量に蒸留しました。) ・2回目の反応で蒸留したジクロロメタンは蒸留してから1.5ヶ月程経過しています。(1回目では蒸留直後に使用しました) ●ジクロロメタンやクロロホルムのようなハロゲン有機溶媒の保管期間は短いのでしょうか? ●保管方法は冷暗室で保管すべきなのでしょうか? ●今まで保管しているジクロロメタンを再度蒸留することで再利用することは可能なのでしょうか? 今まで、溶媒の扱いについて重要視していなかったもので、参考サイトや書籍などご存知であればご教授いただけたら幸いです。 何卒よろしくお願いいたします。

  • (2)市販薬中の鎮痛剤成分の分析

    (2)市販薬中の鎮痛剤成分の分析 [目的]市販の鎮痛剤の有効成分として一般的なものに、アスピリン(アセチルサリチル酸)・アセトアミノフェノン(4-アセトアミドフェノール)・イブプロフェン(2-(4-イソブチルフェニル)プロピオン酸)がある。また鎮痛剤の鎮静効果を消すためにカフェインが添加されていることもある。ここでは3種類の市販薬のTLCで分析する。 [方法と結果](A,B,Cはバファリン,タイレノール,イブAのうちのどれかであった)  3種類の市販薬(A,B,C)の錠剤をそれぞれ別の乳鉢の中に入れ、乳棒で細かくすりつぶし粉状にした。次にA,B,Cを別々のサンプル瓶に、それぞれスパチュラ3杯ずつとり、エタノールを2滴加えた。(4人で1セットのサンプル瓶を共用した。)最後に、アスピリン,アセトアミノフェン,イブプロフェン,カフェインの標品のTLCとA,B,CのTLCを比べるために展開溶媒である酢酸エチル:酢酸=95:5をそれぞれ50mlのサンプル瓶に5mm入れ蓋をした。次にTLCプレートに下から1cm鉛筆で印をつけた。アスピリン,アセトアミノフェン,イブプロフェン,カフェインの標品とA,B,CをキャピラリーでTLCプレートにスポットした。ピンセットでTLCプレートをサンプル瓶に入れ、すぐに蓋をした。上から5mmくらいまで展開されたら取り出して溶媒フロントに印をつけた。UVランプ(254nm)でTLCを検出した。 〈試薬A〉アスピリン:Rf値検出されず      試薬A:Rf値0.7714      アセトアミノフェン:Rf値0.6286       イブプロフェン:Rf値検出されず      カフェイン:Rf値0.5143  <試薬B>アスピリン:Rf値0.8857      試薬B:Rf値0.6286      アセトアミノフェン:Rf値0.7143      イブプロフェン:Rf値検出されず      カフェイン:Rf値0.1429  <試薬C>アスピリン:Rf値0.8571      試薬C:Rf値0.2      アセトアミノフェン:Rf値0.0857      イブプロフェン:Rf値検出されず      カフェイン0.2286 なぜ全てのTLCにイブプロフェンは検出されなかったのでしょうか? また試薬Aでのアスピリンは検出されなかったのですが、これは濃度がひくかったからですか?それとも極性に理由があるのですか?教えてください(@_@;)

  • 薄層クロマトグラフィー

    展開溶媒にヘキサンと酢酸エチルを混合したものを使ったのですが、展開溶媒中において酢酸エチルの比率が多いとRf値が大きくなり、ヘキサンが多いとRf値が小さくなりました。なぜ展開溶媒の混合比によってRf値が変化するのでしょうか?

  • TLC展開について

    いつもお世話になってます。 大学の卒論の実験で、TLC(薄層クロマトグラフィー)を用いた脂質混合物の分離を行ってますがなかなかうまくいかず、不安定なデータが出て困っています。 同じ操作を行って脂質を抽出したはずなのに、TLC展開後の目的バンドの濃さが、同一サンプル同士で異なってしまいます。 TLCで得たバンドの部分をHPLC解析にかけた時、目的産物の量が、同一サンプル間でぶれるので、平均がとれません。。。 TLCで安定しないのはTLC展開前にスポットした量が多すぎるから起こることでしょうか(しかいきちんと濃いバンドが出る場合もあります。)!? TLCは、1×20cmシリカゲルプレートで行っています。 有機溶媒に飽和させた脂質40~50μlを下から2cmのところに何回かに分けてスポットしてドライヤー(ドライアー)で乾かした後、ベンゼンで展開させています。 濃い濃度の脂質をTLC展開させる際のコツなど、アドバイスいただければ大変うれしいです。