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コールドジョイント防止のため高圧洗浄でレイタンスを飛ばす作業実施時期
- コンクリート作業を行う際に、コールドジョイントが発生しないようにするための方法として、レイタンスを高圧洗浄機で飛ばすことが有効であるとされています。
- しかし、作業のタイミングについては具体的な指示がなく、下部を打設した日のうちに固まり始めてすぐ、翌日、次回の上部打設の直前など、いつ行うべきかは判断に迷うところです。
- また、コンクリート作業は複数日に分けて行われる場合もあり、打つ量や時間の間隔も異なるため、注意が必要です。
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まず、正しい知識を覚えましょう。 質問者が述べている事は単なる「打ち継ぎ」で、コールドジョイントではありません。 コールドジョイントとは一度のコンクリート打設時に生コン車の遅れやポンプ車のトラブルなどにより、先に打ったコンクリートと、あとから打ったコンクリートが馴染まずに出来るものです。 これは強度的に問題が起こる場合があるとされています。 打ち継ぎとは意図的に打設の時期をずらして応力の小さい場所へ継ぎ目を作ったものです。 レイタンス除去はこの打ち継ぎに施工するもので、表面に現れた不純物(レイタンス)を除去するものです。 ただし、レイタンス除去をしているかといえば公共土木事業の無筋コンクリート構造物以外は皆無でしょう。 「レイタンス除去していないので構造物に不具合が生じた」という事も聞いた事がありません。 元々コンクリートは接着力のないものです。いくらレイタンスを除去しても一体化するわけではありません。 打ち継ぎ箇所自体チカラの掛からない場所を想定するのですから、微量の不純物があったとしても大きな影響はないのでしょう。 レイタンス除去は時期にもよりますが打設した翌日に行います。 高圧洗浄で飛ばすとありますが、問題点を少し。 1.不純物を排出する場所を作らなければいけません。 型枠が組んであるのであれば、排出口を作らなければなりません。これがなければ高圧洗浄しても不純物は打ち継ぎ面に残ったままです。 2.型枠が組んである場合、高圧洗浄の力により打設したコンクリートと型枠とに隙間が出来る可能性があります。そうすると、ただでさえ打ち継ぎ部は段差が生じやすいのに、さらに大きな段差が生じてしまいます。また、隙間にセメントペーストが流れ、既設コンクリートが汚れます。 3.高圧洗浄の性能、型枠の品質にもよりますが、型枠表面が毛羽立ち、コンクリート表面が悪くなる場合があります。 接着剤についても。 散布機で散布すると型枠の表面にも付着します。 そうすると型枠を外した際にコンクリート表面も一緒に剥がれてしまう事がありますので、仕上りが悪くなります。 逆に型枠へは剥離材を塗布するものです。 そのボリュームで強度、見た目を気にするのであれば仲間を呼んで、ポンプ車を依頼し、一日で打設するのが一番でしょう。
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- tamao-chi
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レイタンス除去については皆さんがいろいろ書かれているので、 コールドジョイントについて >私は用語の定義にあまりこだわりがないため それでも良いですが、意味として悪質と良質、真逆ですので正しく使用した方が良いかと。 >そういう議論があることは承知しております そのような議論があることを知りません。 生コンクリートを扱う者であれば、コールドジョイントの知識は常識だと思っています。 質問者さんはネットの上で得た知識のようですね。 ネットは便利でもありますが、間違ったままそれが一人歩きする場合もあります。 専門書を見ればコールドジョイントと打ち継ぎの違いがきちんと書かれています。 どの文献にもコールドジョイントを防止する様に書かれているでしょう。 打ち継ぎは住宅の基礎でさえ底版、立ち上がりとで生じます。 もしコールドジョイント=打ち継ぎで、打ち継ぎをしてはいけないのであれば、コンクリート構造物は存在しません。 で、打ち継ぎについて >コンクリートに詳しい人が見た時に、「やはり素人工事はだめだな」と思われるのが悔しい むやみに打ち継ぎがあれば、素人仕事と思われるのはしょうがないでしょう。 それでも、少しでもまともにする方法とすれば、型枠をむやみに上げすぎない事。 打ち継ぎとなる高さで型枠の立ち上がりをとめます。 そうすると打ち継ぎ面でコンクリートを平らに均せる事が出来ます。 打ち継ぎ目が平らか凸凹かで全然印象が違います。 鉄筋のさびですが、カブリが十分取れていてきちんと打設が出来れば構造物にもよりますが雨によるさびは出てこないと思います。
- domoku1943
- ベストアンサー率67% (217/321)
hal-9000さん追加します。 打ち継ぎに鉄筋を追加して設置する件は以下の理由です。 初期クラックを防止するためです。 どうしても打ち継ぎはコンクリートの収縮の時期が違います。 前に打設したコンクリートは、1週間くらいからコンクリートの温度が下がり始めます。コンクリートが収縮します。 そこに新しいコンクリートを打つと温度上昇、セメントの使用量によりますが50度から60度になります。 従って、収縮、膨張の面が打ち継ぎ面に発生します。これを追加の鉄筋で付着力を増してクラックを防止する為です。 仕様書では、初期クラックを防止するため、打ち継ぎ部分を含め、クラック制御鉄筋を計算により配筋する設計図になっています。(マスコン以外では考慮されていない事が多い)
お礼
熱収縮は存じておりますが、素人作業ではどうすることもできず(小さく分けて作るのはとても大変です)、せめて収縮で壊れないように丈夫にするくらいしか思いつきません。 今回の私の工事の場合、コンクリの最大厚さ25cm(ほんの一部35cm)、構造物の大きさ長辺10m弱、継ぎ目には鉄筋を入れますので、まぁ大丈夫かな、と思っております。
- domoku1943
- ベストアンサー率67% (217/321)
1.hal-9000さんが購入予定は以下のような機器ですか。 現場では、掃除用、遅延材を散布した後、翌日使用して固まらないレイタンスをとばすのにしようしています。但し掃除が大変です。従って、紹介しましたレイタンスを固化して強度を出す打ち継ぎ処理剤を通常使用しています。 2.工事費が安価である。工程が1工程抜くことが出来る。掃除が不要。掃除が不良の場合は打ち継ぎに不具合が生じるなどです。 3.高圧洗浄機、Zワッシャーなどと呼ばれています。機械の一例を記載します 商品コード JA205030 型式 HPJ-5W2 メーカー ○見製作所 電圧(V) 三相 200 出力(kW) 3.7 最高圧力( MPa { kgf/cm2 } ) 4.9 { 50 } 吐出量(L/min) 30 寸法(mm) 全長L 900 全幅W 570 全高H 700 質量(kg) 105 商品コード JA205030 型式 HPJ-5W2 メーカー 鶴見製作所 電圧(V) 三相 200 出力(kW) 3.7 最高圧力( MPa { kgf/cm2 } ) 4.9 { 50 } 吐出量(L/min) 30 寸法(mm) 全長L 900 全幅W 570 全高H 700 質量(kg) 105 4.マイクロクラックの発生防止 超高圧水によるケレン、コンクリートハツリをこない通常の振動機械によるハツリによる微細なクラックを 既存の構造物に発生させないため使用しています。 まだまだ価格が高く、振動、騒音などの特殊な場所や、構造物の一部を壊し、新規にコンクリートを打継ぐ場合に使用します。ご存じかも知れませんが、○○マンション工事の鉄筋不足(柱コン打設済み)の対策に使用されています。 4.ブラインドラス 上記名前で検索してください。くわしい写真と使用方法があります。 コンクリート止め用のラス網(一般名)で地中梁などの鉄筋が繋がっているとき打ち継ぎ部分に使用します。鉄筋の中に入ってケレンなどが出来ない大型の地中梁(幅1m高さ1.2mなど)にしようします。 従ってケレンも出来ません。そのまま次の打ち込みが可能です。 5.打ち継ぎに凹叉凸を作ることは良く使用されています。但し強度を増加させる物ではありません。 私の使用した理由は、水の浸透(コンクリートは水密構造ではありません10の-9乗くらいの透水性があります。従って水みち(打ち継ぎ断面にそって水が浸透する)を出来るだけ長く取るために凹、凸を付けて います。叉そこに止水板(鉄板系、ゴム系、他)を入れて水の進入をカットしたりします。 水の進入は、鉄筋を錆させてコンクリートの耐久性が短くなります。凹、凸面を作ることは品質確保と耐久性の確保に大いに寄与する物です。
お礼
domoku1943様 またご回答ありがとうございます。 購入を計画していた高圧洗浄機は、100Vでは満足なものがないためエンジン式で、13馬力、圧力最大30メガパスカル 、15リットル毎分というものです。ヤフオクに頻繁に出ています。プロ用のものと比べる訳にはいきませんが、圧力だけ見れば、かなり高いです。 ブラインドラス、調べました。こういう便利なものがあるのですね。横方向の打ち継ぎはあまりありませんが、将来は使ってみたいと思います。 打ち継ぎ面の凹凸は、ラスを使用しない普通の打ち継ぎと比べたら強度が大きく向上しそうな気がしますが・・・。
- sirousagi1
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コールドジョイントというよりも打ち継ぎの付着性能を上げたいということでしょうか。 高圧洗浄機や遅延剤を撒くなどとした方法は、土木のダム工事で見られる手法です。 私も現場監督時代に神奈川県某市浄水場の管理施設(建築)建設で、市職員からそのような指示を受けてやった経験はあります。 遅延剤を散布して、翌日にブラシでこするよりも高圧洗浄機(ハイジェットでないとダメ)の方が手間が掛りませんでした。 タイミングは、生コンクリート打設をした翌日がいいでしょう。 土曜日に打設したら、日曜日です。2日経つと落ちるけど簡単にではありません。 但し、この打ち継ぎの処理は垂直方向に対してです。 水平方向へは、金網(ラス)止めで付着は十分です。 どんな目的の作業かはしりませんけど、内部と外部があって、外部から漏水を防ぐことですか? 外部に仕上げを施すなら、打ち継ぎに目地を入れてコーキング処理をするとか、気休め的に塗布防水材(ケイ砂に乳液みたいなものを混入する材料)を塗るとかも方法はあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。こちらもお礼が遅れましてすみません。 ダム工事ですか(^^;)。やはり、素人工事としては高望みし過ぎでしょうか。 ちなみに、ダム並みとは言いませんが、28.5N(水セメント比50%)の、割と良いコンクリートを使用しています。今回は型枠に入れますので、これにAE剤を加える予定です。 翌日の件、了解しました。2日経っちゃうと大変ということは、2日続けて雨が降らない日が良いですね(今までは、なるべく雨が降りそうな日を選んで打っていたのですが)。 ハイジェットというのは、ちょっと調べてもわからなかったのですが、24Mパスカル程度で良いものでしょうか? せっかく処理剤を使うなら、あまり強力ではないもので済むと有難いのですが。 今回は漏水を防ぐという程ではなく(コンクリート壁の両側とも屋外です)、内部の鉄筋が錆びるのを防ぎたいだけですので、やはりちょっと大げさかもしれませんが、将来は片面が屋内になる打ち継ぎも行いますので、今回、きちんとした打ち継ぎ処理にチャレンジしてみたいと思います(今回大々的にコンクリート工事をしているのは、将来コンクリートで小屋を作りたいと思っており、その練習を兼ねているものです)。
- domoku1943
- ベストアンサー率67% (217/321)
1.打設済みの場所は、既に強度が出ているため、通常のジェットでも困難ですね高圧300k~500kの超高圧ジェットでの施工は工事費が高くお勧めで来ません。 2.通常は、人力ワイヤーブラシで表面を削る方法、電動工具で削る方法、チッパー(小型電動100vのコンクリートはつり道具で表面を薄く壊し、掃除機で掃除する方法があります。 3.これから打ち込みされる物は、「コンクリート打ち継ぎ面処理剤」を打ち込み表面ナラシ後、散布してそのまま次のコンクリートが打ち込み可能です。(一般的に品質確保の為に実施している工法です) 材料は、検索NETで上記の名前を打ち込めばわんさと有り、一般の建材屋で売っています。 一般的に垂直面の打ち継ぎ時に使用する工法です。 4.断面などで型枠で堰をした場合は、矢張り打ち継ぎがあります。 同様に型枠を除去した段階で、人力、動力ケレンを行います。現在は型枠面に事前にケレン材(遅延材)を塗布して型枠除去後、簡単なジェット水(洗車するときの感じ)でケレンできる物を使用しております。 同様、検索で、コンクリート打ち継ぎ処理で、材料があります。(多数の商標で販売中) 5.断面打ち継ぎの時、金網で堰を作り、ノンケレンで施工する場合もあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなってすみません。お礼を書き込んで「確認する」ボタンを押すと、不正な云々というエラーになり、入力内容が消えてしまう、ということが2回続きました。このお礼も、書き込めるかどうかひやひやしながら書いています(もっとも、また消えたら嫌ですので、エディター上で書いてコピペしています)。 さて、打ち継ぎ面処理剤、調べてみました。レイタンスを固めるものと、硬化遅延によりレイタンスを除去しやすくするものがあるようですね。後者は砂糖でも良いかも(笑)。 拙宅最寄の建材屋さんに電話して聞いてみたところ、「ルナゾールのみ取り扱いあり」ということで、検索してみたのですが、どういう薬剤なのか今一わかりません。今度、お店に行って、現物を見てみます。 1の300kというのは、300kgf/cm2ですよね。つまり30~50Mパスカル。これはちょっと私には無理です。私が買おうとしているのは、せいぜい、最大30Mパスカル(定格24M)ですので、実際には30Mは出ないでしょう。 ところで、今回の質問には関係ありませんが、水平方向の打ち継ぎというのもあるのですね。私のところでも、今回打つコンクリートで、次回(早くて来年の今頃)の作業で横に継ぐ部分があります。今回打つ壁状の部分の途中に、スラブ状のものを打ち継ぎます(片持ちではありません)。 ここは、金網云々は知りませんでしたし、強いせん断力がかかる部分ですので、今回は2x4材を台形に切って型枠に凸(コンクリートの凹)を作り、そこに鉄筋を突き刺してあります。次回、この2x4を削って(難航が予想されます ^^;)、ここに新コンクリートの端を載せるように打ち継ぐ予定です。
お礼
ご回答ありがとうございます。1様のお礼に書いたのと同じ理由で、お礼が遅れてすみません。どうやら、今日は書き込みできるようです。 高圧洗浄に関するいろいろなアドバイス、ありがとうございます。自分でも気になっていた部分です。 ただ、剥がしたレイタンスは、次回打つコンクリートにかき混ぜられてしまえば、さほど問題なさそうな気がしますが・・・。 排水は、素人作業の隙間だらけ型枠ですので、いつも放って置いても水分は抜けてくれます(^^;)。ゴミは残りますが。今回はあちこちに鉄筋を突き刺してあります(型枠との細い隙間は放置しています)ので、水分の心配はさらに小さいです。 翌日の件、了解しました。 その後、レイタンス除去剤を調べていたら、6~24時間後に除去という説明を見かけました。 レイタンス除去はあまりしないとのことですが、私としては、主に次の2点が気になっています。圧縮力しかかからない場所ですので、いわゆる強度の心配は、私も要らないと思っております(ちょっと質問の書き方が悪かったですね)。 (1)そこから水分が浸入して、内部の鉄筋が錆びる(打設場所は屋外です)。 (2)コンクリートに詳しい人が見た時に、「やはり素人工事はだめだな」と思われるのが悔しい(こっちが本音かも)。 コールドジョイントという用語については、そういう議論があることは承知しております。私は用語の定義にあまりこだわりがないため、あまり詳しく調べた訳ではありませんが、まだプロの間でも決着していないと思われますし(計画的なものはコールドジョイントとは言わないという意見に対する反論を目にしています)、計画的なものもそう呼んでいるサイト等をたくさん見かけますし、他に適当な用語が見当たりません(唯一、施工ジョイントという言葉を目にしましたので、本文に書いたような表現にしています・・・なお、打ち継ぎという言葉を見たことは何度もありますが、旧コンクリートが固まってから継ぐものだけを指すのかどうかはわかりませんでした)。 個人的には、施工不良と計画的なものに同じ名前が付くのは好ましくありませんので、tamao-chi様のいわれる通りに決着すると良いと思いますが、まずはプロの間で決着し、世の中に広めて頂きたいと思います。我々素人が正しい用語を使うようになるのは、それからでも良いかと。