- ベストアンサー
XPの出足が鈍かった理由
XPの出足が鈍かった理由 XPは今なお利用者が多い一方、出足は芳しくありませんでした。XP時代より景気が冷え込む中でも盛り上がったWindows7とは対照的で、その後も評判がよくない状態は続いたそうです。 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011106/gyokai16.htm XPはこれまで家庭用OSの主流だった9Xカーネルを取りやめて、企業向けのNTカーネルを採用したことで、リソース不足やブルースクリーンなどの9X時代はつき物だったトラブルが大幅に減り、安定性が向上しました。 メーカーもXP対策はしており、Me/2K末期にはXPへのアップグレードキャンペーンもありましたし、ソフトも可能な限りXPに対応させていました。また、どうしても作動しないときは「互換モード」もありました。 それでも発売期間が長かったためにXPユーザーは結構な数になりましたが、Me/2KからXPを飛ばしてVista/7に移行したユーザーもいました。 なぜ、XPは発売当初は売れ行きや評判がいまひとつだったのですか?
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
XPが発売された年は、ITバブルが弾けた年です。情報技術に対する不信感が生まれ利益のでない企業がドロップアウトした最も暗い年(2001年~2002年)だったのです。それが意味することは、一つで単純にインターネットを初めとする情報技術に投資する理由はほとんどないということです。その一つにWindowsXPも含まれたのです。そのため、IT投資全般が振るわず後回しになりました。 そこから、1~2年は2000やXPにとって多くの不遇がありました。それは、セキュリティリスクの増大によって、脆弱性を狙ったゼロデイアタック(未知の不具合に対する攻撃)が懸念されたのです。結果的に、2004年にSP2が出るまで企業は既存OSを利用する自体になったところも多くあります。 それに加えて使い勝手の問題がありました。 9xに比べて出来はよいOSですが、XPは2000とは違うLUNAや、NTFSの拡張を施していましたから、必ずしもすぐに使いこなせる人ばかりではありません。 アプリケーションの互換性も、9xからの移行には厳しいものも少なくありませんでした。 そういったものがあったのです。 今、Windows7が売れる理由は、IT不況ではないことが大きいのです。 インターネットは2001年の大不況で弱い企業を淘汰し、力のある企業を伸ばす結果を残しました。例えば、googleやAmazon、楽天などがそれです。また、個人が楽しむBlogやyoutubeなどの動画投稿サイトもインターネットの特徴を掴んだものとなりました。即ち、ITが身近になりそれが当たり前になったことで、投資意欲が戻ってきたのですよ。XPが長く使われたことや古くなったことも幸いし、爆発的に売れているのです。 Windows7はIT不況時代にまだ力の弱かった新興市場でも売れています。 特に7の発売前後は不況の影響がありましたから、XP同様売れないはずなのではないかと質問者様は思われたようですが、ITが中心の不況ではバブルの反動でほぼIT投資が控えられた結果でした。今は、逆にITに関しては得手不得手が分かり基盤が完成した上での別の業種発端の不景気でした。 それが、逆に事業の選別や家庭内投資の選別を生み、今後必要なものを買うという結果に進んだ結果、パソコンやOSというものに向かったと言えるかも知れません。 もし、IT不況後に今もインターネットなどが今ほどに多様なコンテンツを提供できていなければ、Windows7やパソコンはもっと衰退していたかもしれません。
その他の回答 (6)
- hana-hana3
- ベストアンサー率31% (4940/15541)
>このことはVista初期によく言われていましたが、XPも同じだったのでしょうか? そうです。 当時のパソコンではXPを快適に動かすだけのCPU能力やメモリを搭載した機種はほとんどありませんでしたから。 低スペックPCではペンティアムやセレロンの1GHz程度でしたから、XPが快適に動く2~3GHzのCPUは登場前でしたしね。 Meは、史上最悪のOSともいえます。 私は幸いにもMeを使うことはありませんでしが、使用者からはすぐにブルースクリーンになって再起動ばかりという愚痴だけでした。 OS移行に際してどんなキャンペーンを行っても既存のOSよりも重たいOSではストレスになりますから、環境が整うまでは進んで移行する理由にはなりませんよね。 Vistaの場合は、UI(ユーザーインターフェース)に劇的な変化があり、ソフトのインストールや設定の変更など環境の変化の際にうるさいくらいに確認ダイアログがでるなど、操作が煩わしくなったのも移行をためらった理由のひとつでしょう。 2004年に入社した会社ではXPの時代というのに、多くのPCが98SEでMeは1台もなし。PCの入れ替えが無かったので最新でも2000を使っていましたが、近年になっての買い替え導入で98機がXP機になりました。 会社としては不安定なOSを使用したMeパソコンでは業務に使うにはリスクが大きいですから、システム部門としては懸命な選択だったのでしょう。
お礼
ありがとうございました。 98は2004年1月でサポートが終了する手はずでしたが、ユーザーが多く延長要望が多かったために2年半延長された経緯があります。 Meも史上最悪といわれながらも、サポート打ち切りが1年半延期されています。
> なぜ、XPは発売当初は売れ行きや評判がいまひとつだったのですか? 発売当時、日本のPC メーカは、海外を尻目にWindowsMe の販売を継続して、 (販売を継続した為、被害者を拡大その後に登場したVista も同じ結果に成った) 一部(マニアック?)なユーザは、当時好調だったWindows2000.Professional の 使用を継続していた。 日本の周辺機器を製造するメーカが、当初出始めのWindowsXP 向けのドライバを 用意してなかった(対応遅れ)事が背景に出足を鈍らせた。 (Windows7 登場で、各メーカは共急ピッチで各種ドライバを準備中です。)
お礼
回答ありがとうございました。 ドライバの遅れと、Meの悪評価がネックとなっていたようですね。
- sotom
- ベストアンサー率15% (698/4465)
Windows98の次期OSであるMeは、今もなお「史上最悪のWindows」と言われ ています。この時代は、今よりもPC関連の値段は高額でしたし、何より 新OSに飛びついて、Meの二の舞だけはゴメンというイメージもありました。 また、他の回答者も記載しているように、XPリリース直後の時期だと かなりのハイスペックを求められました。性能が追いつき、XPでも安心 できるようになったのは、SP1がリリースされた頃です。
お礼
回答ありがとうございました。 XP初期ってスペック低かったのですか?当時はメモリ128~256MB、CPU1.5GHz前後が標準的でしたが、それでもXPはもっとスペックが要ったのでしょうか?
補足
あと、MeはVista以上に「史上最悪」だったのですか?Vistaは今も評判はあまりよくないですが…
- John_Papa
- ベストアンサー率61% (1186/1936)
リンクされた記事の記者も、全くネットの事が念頭に無いように、当時のネット社会はまだ一部のマニアックな人のものであった。 発売された当初の2001年では、NTTがISDN(ISN64)化を推し進めていた事もあり、まだインターネット、特にブロードバンドが普及していたとは言えず、Office2000から試験的に始めたプロダクトアクティベーションをインターネットで行い、インターネットに接続されていない環境の場合には画面が提示する50桁の数字を電話で伝え42桁のインストールキーの発行を受けて入力する。 また、半年以内にメモリーやグラフィックカードなど3箇所以上のハードウェア変更した場合必要となる再認証は、インターネットではなく電話で口頭で伝えて認証をもらうというアクティベーションの煩わしさがあった。これが発売当初の普及ネックになった。 インターネットの普及とWindowsXPの関係は切り離す事はできない。 という切り口を提示しておきます。
お礼
ありがとうございました。 ネット環境が十分ではなかったので、認証作業も大変だったということですね。
- web2525
- ベストアンサー率42% (1219/2850)
XP発売当初の標準的なPCスペックがOSに追いついていなかったからじゃないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。 このことはVista初期によく言われていましたが、XPも同じだったのでしょうか?
- URD
- ベストアンサー率21% (1105/5238)
初心者がMeから乗り換えると /ハードウェア/ソフトウェア/最も性能の性能の悪いI/Oデバイスである人間 の互換性の問題で引っ掛かって騒いだから。 決して初期バージョンの完成度が悪かったわけではありません。
お礼
ありがとうございました。 互換性の問題は、XPでもまだ残っていたのですね… 当方はXPからPCを始めたので、9X全盛時代はよくわかりませんが。
お礼
ありがとうございました。 >XP同様売れないはずなのではないかと質問者様は思われたようですが そうではなく、むしろWindows7が景気が悪い中であれだけ盛り上がったから、XPももっと出足がよくてもおかしくなかったのにと思いました。