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非常に不思議に思うこととして、西欧の大航海時代について、「ローマ帝国以
非常に不思議に思うこととして、西欧の大航海時代について、「ローマ帝国以来の国際交流が生まれた時代」という人がいます(特に女性評論家)が、そういった人はモンゴル帝国やイスラム帝国、唐などの非西欧諸国によって行われた国際交流の歴史を敢えて無視しているのでしょうか。 また、こういったことは言いたくないのですが、なぜ日本人女性は歴史や文化について、西欧中心に考えがちなのでしょうか(日本やアジアの歴史文化を馬鹿にする人が多い。勿論全てがそうだとは言いませんが。)。
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日本の歴史学は次の二系統があります。 1:マルクス主義による唯物史観 2:丸山真男が生み出した実証主義の丸山政治学 前者が左翼的歴史観になるのに対して後者は保守的歴史観になります。両者が解り合える事は一生無いと思いますけどねw さて、何故に女性評論家や学者は西欧中心に考えがちになるのかですが、その論客達はアンチ丸山学として大学紛争で丸山の研究室を攻撃したりした唯物史観の流れを汲むからです。彼女らは西欧文明が歴史に王道であり、その発展系としてマルクス革命と女性解放が起こるのだという考えを持っています。無論、これに反発している女性研究家は多数おられますが、テレビや雑誌の編成担当者が全共闘世代なので基本的に左翼史観が優遇されるのです。それも数年内には消えますよ。50代の政治・歴史学の論客は丸山政治学が増えていますし、丸山政治学の弟子たちが優秀な成績を収めてマスコミ関係に多数就職しています。問題はゆとり世代という全共闘世代の置き土産ですが…
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- bougainvillea
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一言で言えば、新しい歴史学の成果を勉強してないからでしょうね。 イスラム世界は発展していた、モンゴル帝国は偉かった、 大航海時代は意外とショボかったなど。 最近の高校指導要領では東西交流史に力を入れていますが ちょっと前までは古色蒼然たる19世紀的なドイツ流世界史の 焼き直しでした。なので西洋中心のものの見方になります。 特に女性では浅学の人が多いように思います。
学問はもともと男性がやって来たものでしょう。 特に、西洋の。 女性は後発組で、研究者の数も男性より少なかろうと思います。 西洋中心史観の元の流れを作ってきたのは西洋の男性ではありませんか? 追従したのが日本男性、その後から来たのが日本女性。 >(日本やアジアの歴史文化を馬鹿にする人が多い。 そうですか?そんな説は聞いたことないです・・・・。 白洲正子さんは日本文化についてたくさん書いてますよ。 塩野七生さんはローマ時代など地中海沿岸について書いていますが、それは彼女が「女性で日本人だから」ではなくて、「たまたまその地域に興味があったから」でしょう。 イスラーム世界の歴史や文化について書いてる日本人女性たちもいますよ。 そもそも西洋中心に見ている流れが世界的に続いていたので、 別に日本人女性だからではないと思いますよ。 性別に関わらず、日本やアジアの歴史文化を馬鹿にしている人は認識が遅れているんでしょう。 米国中心に世界を捉えている男性もたくさんいるじゃありませんか。 日本にいると米国との結びつきや影響が大きいので、仕方ない面もあるとは思いますが。 ただ、大航海時代を「大きな国際交流の時代」と評価すること自体は、間違っていませんし、そう言ったからといって、他の文明を無視したり馬鹿にしているかどうかは判断できないと思います。 世界の歴史の全ての分野を、全て同じ比重で研究するわけにはいきませんから、本人が興味を持った分野について勉強したり発言するのは自然なことです。
- eroero1919
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まあ、そうだといえなくもない側面はありますかね。モンゴル帝国の侵攻なんて結局本格的なのは一回だけで、その後はもうこれ以上来ることがなかったので国際交流というほどのものではなかったですし。 十字軍という「交際交流」が進んでいたオリエント文化(当時)と接することによってルネサンスという運動のきっかけになったという側面もありますしね。 >なぜ日本人女性は歴史や文化について、西欧中心に考えがちなのでしょうか ソースはなんでしょうか。人々に江戸文化を分かりやすく紹介した杉浦日向子さんや、相撲の横綱審議委員も務めた内館牧子さんなんて方々がいらっしゃいますがね。女性に人気の作家である林真理子さんも日本文化に造詣が深いですし、最近は「歴女」ってのがいるそうですが、彼女たちが好むのは幕末の志士や戦国武将のような日本人キャラクターです。おそらく、質問者さんの周囲にいるのが時代遅れのフェミニズム思想に染まった女性ばかりなのでしょう。世の中、そんな女性ばかりじゃないですよ。