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励起スペクトル測定の意義

今、実験で蛍光と燐光について学習しているのですが励起スペクトルを測定する意義がいまいち理解出来ずにいます。 例えば、吸収スペクトルにおいて250、260、270nmに吸収ピークが存在し、これらの励起波長で被験物質を励起したところ600nmに発光スペクトルが観測されたと仮定します。 ここで、おそらく被験物質に対して600nmの光を照射し、励起スペクトルの動向を調べるのではないのかな?と漠然と思うのですが、実際のところどうなのでしょうか? また、励起スペクトルはどのようなピークを示すのでしょうか?

  • _oz
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  • 化学
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  • c80s3xxx
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回答No.3

> 600nmの光を照射し、励起スペクトルの動向を調べるのではないのかな? ではなくて,600 nm の発光を検出しつつ,励起光の波長を変えるのが励起スペクトル. 単純に吸収したエネルギーがそのまま発光に回るなら,吸収スペクトルと一致するようなスペクトルになりそうですが,励起準位によっては吸収したからといって,それがそのまま発光に回るとは限らないわけです.どの吸収がその発光に効くのか,吸収スペクトルとかと比較すると発光機構等のてがかりになることもある,と.

_oz
質問者

お礼

丁寧なご回答ありがとうございました。

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  • leo-ultra
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回答No.2

#1さま > そんな近紫外線領域を励起して近赤外発光が起きるなんて聞いたこと無いです。 固体試料だったら一般的なことです。 > 被験物質に対して600nmの光を照射し、励起スペクトルの動向を調べるのではないのかな これは間違っています。例えば240~280nmの光を順番に変えながら当てて、600nmの発光の強度がどうかわるかを測定します。ようするに吸収と似ています。ただし吸収は、例えば250nmの光を当てて、透過してくる同じ波長250nmの光の強度を計ります。

noname#160321
noname#160321
回答No.1

>250、260、270nmに吸収ピークが存在し、これらの励起波長で被験物質を励起したところ600nmに発光スペクトルが観測された そんな近紫外線領域を励起して近赤外発光が起きるなんて聞いたこと無いです。 蛍光なら20-500nm長いところに、燐光でも100nm以上離れたところに発光が見られることは無いですよ。 再度実験の手引きを良く読んでから質問して下さい。

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