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水仙月の四日

宮沢賢治の水仙月の四日にでてくる 「カシオピイア、もう水仙が咲き出すぞ、おまへのガラスの水車きっきとまはせ。」 「アンドロメダ、あぜみの花がもう咲くぞ、おまへのラムプのアルコホル、しゅうしゅと噴かせ。」 とはどういう意味でしょうか? 水仙やあぜみの花が咲くとなぜガラスの水車やラムプを活動させなければいけないのでしょう 春がはやく来いというキモチをこめてあるのでしょうか よろしくお願いします!

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noname#212854
noname#212854
回答No.1

 宮澤賢治作品の、こういった表現が大好きです。  僕は何の疑問を持たずに読みましたが、誰からも、回答がないので一言。  「どういう意味でしょうか?」という、質問ですが、僕は意味を考えませんでした。  「カシオピイア、もう水仙が咲き出すぞ、おまへのガラスの水車きっきとまはせ。」  という表現の後には、  「雪童子はまつ青な空を見上げて見えない星に叫びました。その空からは青びかりが波になってわくわくと降り、‥…」と、宮澤賢治は書いています。  タイトルになっている、「水仙月」の「水仙」の咲くことが、単なる地上の出来事でなく、宇宙と交響していることを教えてくれます。  また、  「アンドロメダ、あぜみの花がもう咲くぞ、おまへのラムプのアルコホル、しゅうしゅと噴かせ。」  の後に、特に宇宙と交響する様子は書かれていませんが、前の段に描かれている、「ガラスの水車きっきとまはせ。」の回転する様子や「その空からは青びかりが波になってわくわくと降り」という、アクティブな表現による連想から、回転しているように見える、あのアンドロメダ星雲の姿が浮かび上がりました。  そういうわけで、この2カ所の表現は、あなたの言う様な「春がはやく来いというキモチをこめてある」という意味もあるかもしれませんが、それよりも、「地上が雪に埋もれることも、春になると新しい生命の息吹がわきあがることも、地球上だけのことでなく、宇宙の中の出来事」として考える。  という様な意味で、書かれたのではないかと感じていました。

kawazu2222
質問者

お礼

回答ありがとうございます! 私も宮沢賢治のこういう綺麗な表現大好きなんです! なんだか壮大ですね! もっと勉強して表現がわかるようになりたいです!

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