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隣人からの嫌がらせ

私の話ではなく、実家の母の話なのですが、かわって相談させてください。長文になりますがすみません。 母は一戸建てに父と二人で住んでいて、近頃、隣家(子供のいるファミリーです)とトラブルになって嫌がらせをされているようです。 発端は、母が隣人の飼っている犬の鳴き声を注意したこと、換気扇の音が一日中回っていてうるさいことなどを注意したことかららしいです。 犬の鳴き声は、何度か注意したところ改善されて、換気扇の音は1回言ったら止めてくれるようになったそうなので、母はわかってくれたと安心していたようなのですが。 ここ3週間のうち、3回にわたって庭の鉢植えの花を抜かれていたそうです。 1回目は、「野良猫の仕業?」とあまり気にしていなかったようですが、2回目に根こそぎ引っこ抜かれていたのを見て、鉢植えを隣家との境界のところにおいていたので、「もしや?」と疑っていました。 そして、隣人の目につかないように、鉢植えを玄関ポーチの中に移動したら、また抜かれてしまったようです。 玄関ポーチは門扉をあけないと入れないので、不法侵入だと思うのですが。 母は他のご近所づきあいは良好ですし、「他に思い当たる人はいない、こんなことは初めてだ。怖くてろくに眠れない」と大変怯えています。 私から見ても、実家は閑静な住宅地で、通行人がいたずらでやったとも考えにくく、動物の仕業でもなければ犯人は隣人なのかな、と思わざるをえません。 母は気ごころの知れた近所の方に相談はしているようですが、あまり身になるアドバイスはもらえないようで(そりゃそうですよね)困っています。 私は「まずは防犯カメラを設置するか、興信所をやとって、証拠を残すこと」をすすめてみましたが、母は「もしそれで証拠が残って、隣人が犯人だったとしても、余計にどうしたらいいのかわからない」と言っています。 証拠を元に、民事訴訟を起こすことはできますよね? その場合、どんなリスクと、どれくらいの費用がかかるのでしょうか? 父は頼りにならず、私自身、「嫌がらせがエスカレートして、二人に何かあったらどうしよう」と、心配でなりません。 有効な解決策を教えてください。

みんなの回答

  • kaiteya
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回答No.1

まだ法律について充分な知識は持てていないのですが、僭越ながら回答させていただきます。ひとつの見解として、ある程度の参考にしてください。 1:民事訴訟法を起こせるかどうか、について  何かしら証拠を残せば、行うことは可能だと思います(勝訴するかは別です)。但し、まず、訴訟を起こす前にその近所の方に対して一体何を請求したいのかを明確にしないといけません。今私がすぐに思いつく限りでは、  ・抜かれてしまった花の代金を弁償  ・嫌がらせによる精神的なダメージについて損害賠償  ・何かしら嫌がらせ行為を行わせないような処分   (家に近づいた場合に罰金を課す、など) など幾つか選択肢があると思います(決してこれが全てではないです)。 2:費用の程度について  現在、弁護士費用は弁護士事務所が各自事由に設定できるため、相場というのはなかなか断定できないのが現状です。ただ、その裁判を通じてどのような処分を請求したいのかによって金額は増減すると考えられます。請求の難易度や、手続きの複雑さなどから、弁護士の負担が変わるためです。  参考として、日弁連HPにある弁護士報酬に関するページのアドレスを載せておきます。 >>http://www.nichibenren.or.jp/ja/attorneys_fee/ 3:訴訟に伴うリスクについて  制度上の最大のリスクは訴訟に負けた場合の費用の増額です。通常、敗訴した場合には相手の訴訟費用も負担することになります。(自身が勝利すれば、逆に訴訟費用は相手が払ってくれます。)単純に考えて費用が二倍に膨れ上がるので、自身が勝訴できると確信がもてる証拠をきちんと押さえた上で訴訟に踏み切る必要があります。  更に現実的なリスクとしては、判決まである程度の期間がありますが、その間も隣家との付き合いもあるでしょうから、むしろ訴訟することで、隣家から違う形で嫌がらせが増す可能性もリスクとしてあります。また、訴えてみたが実際は隣家が関係なかった場合には、特にその後の関係の修復は難しいかもしれません。これが実質的には最大のリスクかもしれません。 4:有効な解決策について  少し法律の話を離れますが、私個人の見解を述べさせていただきます。 私の意見としては、まずは推測ではなく、一度隣家の方と直接に話し合ってみるべきかと思います。  理由はいくつかあります。まず、miffiy7さんのお母様も説明文にはないような生活中のさまざまな角度から、隣家の方が花を抜いたに違いない、と考えられていると思いますが、実際は子供のいたずらかもしれませんし、まったく関係ない人が行ったのかもしれません。隣家を訴えるからには、花を抜いたのは隣家の人であることを、miffiy7さん達がハッキリさせておく必要があります。  ですので、防犯カメラで証拠をとるか、それに抵抗があるのであれば、「花が抜かれているのだけれども、誰か抜いているのを見かけなかった?」という風に相談を持ちかけてみて、一度花が抜かれている件に話してみることを個人的にはすすめます。そのときの会話の内容なども証言すれば裁判で参考にされます。  もうひとつの理由として、1の部分で例示した請求内容というのは、どれも具体的な物理的・経済的な処分を課すものですから、「嫌がらせしたことについて、心底反省させる」というような訴えは裁判できません。ですので、その処分の請求が認められ、賠償や処分がされたとしても、嫌がらせする者が反省をするかは別である点は、充分考慮して訴訟を起こすべきだと考えます。  このような理由で、私はまずは隣家がやったことが明らかだときちんと調べた上で、やめるようにお願いしたり、話し合ってみて、それでもやめるそぶりも反省も見られない、と言う場合の最後の手段として、訴訟と言う形で実力行使に出るべきだと考えます。  最後に、重ねて断らせていただきますが、訴訟を起こすかどうかは当事者の自由であり、上記の内容は全て、私個人の意見です。話し合いを行わずに訴訟をしたとしても、それが裁判上何か特別に不利益になることはありません。(話し合いによって新しい証拠が得られる可能性はあります。)最終的には、ご家族の方が一番納得できる方法を選択して、問題解決に踏出すべきだと思います。 回答は以上です。 つたない長文失礼いたしました。早く問題が解決され、また安心して日々の生活を送られることを願っています。がんばってください。

参考URL:
http://www.nichibenren.or.jp/ja/attorneys_fee/
miffiy7
質問者

お礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。 丁寧なご回答をありがとうございました。 訴訟はやはり色々な意味でリスクが高そうですし、母も 今のところはそこまでは考えていないようです。 その後特に被害はないのですが、防犯カメラを設置することに決めたそうです。 その上で何か起こったら、それを証拠に隣家と話し合いをしたい、と言っています。(本当に犯人だったらの話ですが) 弁護士報酬のリンクも参考になりました。 お礼申し上げます。

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