徒らに「正義」をふりかざすニュース番組って、ちょっと気味悪くないですか?
TVのニュース番組についてお聞かせください。
私はどれかの番組に固定したり偏ったりしないよう、各局の、
夕方や夜のニュースを色々見るように気を付けております。
一口にニュース番組と言っても、カラーが本当に様々ですよね。
見ていてどうも気に成るのが、まるで正義漢面(ヅラ)した番組です。
「こんな奴らはケシカラン!」「犯人を許せん!」
「なんという世の中だ!」
みたいな事をただ声高に叫ぶ番組が有る。
テレ朝はどうも伝統的にそういう傾向が強いのか(?)、
・『報道ステーション』の古舘伊知郎さん
・『スーパーJチャンネル』の小宮悦子さん
あたり正にそうですし、過去では
・『ニュースステーション』の久米宏さん
もやはりそうでしたよね。
あくまで私個人の感想なのですが、見ていてちょっと気味が悪く成ります。
彼らの言説を見ていると、まるで「正義の執行者気取り」のように思えて
成りません。ケシカランかどうかは、あくまでニュースを見た視聴者
1人1人が判断をくだせば良い事です。
TV局が煽り立てる事ではないと思うのですが‥‥。
「ケシカラン!」などというキャスターの情動はむしろ排除して、
「どこそこで×人が殺される事件が有りました。」という事実のみを淡々と
伝えてくれるニュースのほうが、よほど信頼が置けます。
それこれテレ東の『ワールドビジネスサテライト』くらい淡白なほうが
気持ちがいい。まぁあの番組は経済視点を重視しているからで、
ものの見方が根本的に違うんだ、と言ってしまえばそうなんですけども。
ああやって、テレ朝のように「私たちはこんな事件を許せない!」
みたいな切り口にしたほうが、視聴者の共感を誘う事が出来て、
視聴率が取り易い、とかいった算段がTV局側には有るのでしょうか?
私個人は、筑紫哲也さんが居た頃の『NEWS23』(TBS)が大好きでした。
キャスターが意見を述べる事は有っても、正義を振りかざすなどという
愚かな真似は決してしなかったと思います。でも筑紫さん亡き今、
『23』も平凡な番組に堕ちて来ちゃった感じですかね。
NHKはテレ朝ほどひどくは無いものの、罪も無い市民が亡くなったりすると、
過去の同級生の声だの、中学時代の文集だのを殊更に引っ張り出して来て、
「この人はこんなにいい人だったにも関わらず、亡くなってしまって‥‥」
みたいな、明らかに「涙を誘おうとする作為」が見え見えで、
やはり好きに成れません。
視聴者の多くは、こんな安っぽい手管に騙されるのかなぁ??
日テレ『NEWS ZERO』は、その辺「悪い意味での偏り」が少なく、
割と安心して見ていられる気がします。
各番組にそれぞれカラーが有り、人それぞれが気に入った番組を
見れば良いだろ、というのは勿論その通りです。
ただ、あまりにもやり方が偏っていたり、人々を煽ったりする傾向が
強いのは、「報道」というものを考えた上では如何なものか、という
気もやはりしてしまうのです。
「ニュース番組というものは、こう在ってしかるべきではないか。」
「この局・番組・キャスターにはこういう傾向が有って良い/悪い。」
「この局・番組がそういうやり方を取るのは、こんな意図が隠されて
いるからだ。」
‥‥等、ニュース番組に関して幅広くご意見をお聞かせ願えたらと
思っています。
(あくまでTVニュース限定とさせてください。
新聞等までを対象としてしまうと、範囲が広く成り過ぎるので。)