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デフレ対策としての政府紙幣発行について
経済について素人です。 素朴に感じたことをそのまま口に出してみて、詳しい方から考える材料を与えていただきたく質問します。 デフレ対策として、いわゆるリフレ派から政府紙幣発行論が出ています。 これに対する反論として、ハイパーインフレを警戒する声がありますが、私は単純に「デフレ対策と明示して、政治的に発行額に枠をはめてしまえば済むの話は?」と思ってしまいます。 例えば経済指標から算出したデフレギャップ見込み額を超えないようにするとか。 何が問題なのか、お諭し下さい。 よろしくお願いします。
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基本的な考えは間違ってません ただ、問題は「政府を信用できるか?」ということです インフレになって一番最初にくる問題は、銀行の長期の貸出が難しくなるということです。なぜならインフレ率を上回る金利で金を貸さなければ、銀行は実質的に損をしてしまうからですね。しかし、10年後にインフレ率がどうなってるか分からないでは10年以上の貸出は出来なくなります。 (極端な例え話ですが。100万円を10年で貸したとして、10年後100万円の価値が缶コーヒー1本分でしかないとすると、今100万円を貸すと10年後にコーヒー1本分の価値の100万円しか戻ってこないということになります) 政府が枠をはめてインフレ誘導するのはいいのですが、もし政府が嘘をついて裏切ったら、銀行は吹っ飛びます。逆に銀行の側からすると、「政府の信用度=貸出量」ということになります。 また、インフレ誘導はどんなに奇麗ごとを並べても、実質、借金の踏み倒しです。「これから計画的に借金を踏み倒すので政府を信用して下さい」などと言われてどこまで信用できるでしょうか? これが出来る政府とは「国民から圧倒的に信頼されていて、この政府で駄目なら仕方が無いと思える政府」か「強力な国家権力の力技で国民を弾圧し続ける政府」のどちらかですね
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ハイパーインフレにはなりません。 ハイパーインフレっちゅうのは10万倍とか100万倍のインフレです。 日本はいっぱい銭をもっているのでハイパーインフレにはならんでしょう。 でも普通のインフレにはなるやろうな。 国債発行分くらいは刷ってもいいような気もしますが。
お礼
二年前の回答にいまさらながらお礼申し上げます。 そうですね。日本のような生産能力ある国で、年率13000%以上はさすがに起こす方が難しいですね。 しかし二年経っても全く事態が変わっていないことには、さすがに呆れてしまいます。実際は二年どころでは済んでいないわけですが・・・
- v008
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デフレ状態でもデフレスパイラルではなく 例えば今行き過ぎたので今日当たりは戻すはずです。 したがって 対策に動いたら円が下がり始めて行き過ぎたって事もあるんです。 そうしたら資源が高くてガソリン上がっちゃいます。 北海道の人が凍えてしまいます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 リフレ政策は技術的にコントロールが難しい、というご意見と理解しました。 やはり素人考えを言いますが、為替変動のリスクなどは、株取引みたいに時間分散すればいいのでは、と思いました。あと枠もその変動幅込みで設定すればいいかなあ…と。 サブプライムローンなんか考え付く人が出るような世の中なので、けっこうやりようがあるんじゃないかと思ってしまうのですが、もし他にコントロールが厄介になる要素があるようでしたら、教えてください。
お礼
二年前の質問に対するお礼を今さらながらいたします。 その間、少しは経済について勉強をいたしました。 その結果、現状では、回答者さまが持っておられるだろう考え方とは、おそらく少し違うであろう見解になっております。 しかし、ご回答はデフレ・インフレについて自分の考え方を組み立てていく基点、ガイドラインとして、とても役に立ちました。 感謝申し上げます。