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エタノール沈殿での70%エタノールと100%エタノールの使い分け
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エタノール沈殿の原理は省いて簡単に書きます。 DNAが塩析してくる最適なエタノール濃度が70%ほどであるのです。 通常、100%エタノールをもとの液の2~2.5倍ほど加えると思います。 すると最終的にエタノールの濃度は70%ほどになるはずです。 このように最終的に70%ほどの濃度にする、ということが目的なので 最初に加えるエタノールは100%じゃないとかなり面倒なことになると思いませんか? そして洗浄のときですが、70%エタノールではDNAは溶けません。 もちろん100%エタノールにも溶けません。 ですが、エタノール沈殿における「洗浄」というのは、余計な塩を取り除くということです。 塩は水に溶けますが、アルコールには溶けません。 なんで、洗浄の時に100%エタノールを使っても塩を溶かし込んで覗けないということになります。 70%エタノールの30%は水であるということが重要なのです。 30%の水に塩を溶かして洗浄すると想像してください。 簡単なエタノール沈殿ですが、それぞれに意味があり、かつよく考えれられてデザインさているのです。 そういうことをきちんと理解して実験することは重要だと思います。
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- Dr_Hyper
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単純なDNAのエタノール沈殿ですかね?その他のことでしたら的外れですのでご容赦を。 エタノール沈殿を行うとき、最初DNAは水溶液中ですので、水の入った70%エタノールを加えていくとDNA沈殿するまでに多くの70%溶液が必要ですよね。一方70%エタノールはDNAを沈殿させておく意味もありますが、脱塩の意味がありますです。エタ沈ではDNAと塩が必要ですよね、その過剰に加えた塩を70%でリンスするのが目的です。100%エタノールにはリンス効果があまり期待できません。
お礼
Dr_Hyper様 ご回答ありがとうございます。 よくよく考えれば「なるほど!」ということですね。とても勉強になりました。 これからもいろいろ勉強して、kitだけに頼らない研究者ななれるように頑張ります! お礼が大変遅くなりまして、申し訳ございませんでした。
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otx様 ご回答ありがとうございます。 問題が解けてすっきりしました。 詳しい説明を本当にありがとうございました。それにきちんと内容を理解して実験することの大切さも分かった気がします。 これからもいろいろやっていく中で基礎をしっかり押さえて行きたいと思います。 お礼が大変遅くなり、申し訳ございませんでした。