• ベストアンサー

光触媒反応についてなんですが・・・。

ZnOとSnOの光触媒反応についてなんですが、両方とも紫外線を照射するとどのような反応が起こるのでしょうか? ZnOは光腐食性で、自分で自分を酸化してしまうと聞いたんですが、どんな反応式になるのかわかりません。 SnOについてはTiO2と同じように電子と正孔を形成して、正孔が・OHラジカルを形成するんでしょうか? 宜しくお願いします。

  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • mukiken
  • ベストアンサー率100% (5/5)
回答No.1

ZnOの光腐食反応は 2ZnO(酸化亜鉛) + 2h+(ホール) → 2Zn2+(亜鉛イオン) + O2(酸素) です。 ただし、この酸化分解反応は半導体表面に水が存在しなければ進行しません。 水がないと、半導体の結晶格子から解離したZn2+イオンの行き場がなくなるからです。 一方酸化チタンは、 TiO2 + 4h+ → Ti4+ + O2 この腐食反応よりも 2H2O(水) + 4h+(ホール) → 4H+(水素イオン) + O2(酸素) の方が容易に起こるので光腐食は起きません。 このように、半導体で光腐食が起こるかどうかは、 水の酸化分解反応と、半導体の酸化分解反応のどちらが起こりやすいかで決まります。 参考 光による半導体腐食 會川義寛    Zairyo-to-Kankyo,41,111-117(1992)

yukiyasha
質問者

お礼

とてもわかり易い説明ありがとうございます。 紹介していただいた本を参考に、勉強していきます。

関連するQ&A

  • 光触媒反応について。

    酸化チタンを使用する光触媒反応を行う場合、高温と低温どっちがいいか? アナターゼ型酸化チタンに紫外線を照射すると、なぜ有機物を酸化分解できるのか? 上記の問題について、教えて下さい。

  • 光触媒について

    酸化チタンに紫外線を照射すると、OHラジカルができますよね。このとき発生したラジカルを定量的に測定する事は出来ないでしょうか。 光触媒について解りやすいホームページをご存知でしたら教えてください。

  • 光触媒についてです。

    光触媒粒子をシングルナノ領域に調製すると、励起電子-正孔対の再結合率や逆反応レートが上がってしまうみたいなんですがなぜでしょうか? 私はシングルナノ領域では互いの距離が近くなるために励起電子-正孔対の再結合率や逆反応レートが上がってしまうのではと考えています。 よろしくおねがいします。

  • Cu-TiO2光触媒について

    私はCu-TiO2光触媒を用いて可視光でのトルエン分解が可能かどうか、紫外線と比較する実験を行おうとしている大学生です。 かなり困っています。どなたかご回答お願い致します。 Cu-TiO2光触媒をテーマに挙げているのですが、酸化チタンにCuをドープするメリットがわかりません。 あまり文献を目にすることもなく、どう調べてよいか困り果てています。 詳しい方がいらっしゃいましたら教えていただけないでしょうか。 参考文献等も教えていただけたらとても助かります。 どうかよろしくお願いします。

  • 光触媒の現状の課題について

    防汚性から光触媒が外壁の材料としても使われているようです。 ただ光触媒は紫外線光により反応するのだとも聞いていますし、太陽エネルギーのうち紫外線が占める割合というのも実に5パーセントも満たないんだとか。 結局なんで光触媒が使われているのだかよくわかりません。また紫外線関連以外に課題などがあれば知りたいです。 曖昧な知識ですいません。どなたか知っている人がいらっしゃいましたらどうか教えてください。お願いします。

  • 酸化チタン光触媒と波長

    光触媒について質問です。 酸化チタンの場合、エネルギーギャップが約3.2eVで390nm以下の光を吸収し電子が飛び出します。 光の波長が短ければ短いほど電子が飛び出しやすく、光触媒による反応はよりアクティブになるのでしょうか? 波長は短ければ短いほどよい?ということでしょうか? よろしくお願いします。

  • 酸化チタンの光触媒以外の触媒効果

    酸化チタン(アナタース構造)は3.2eVというバンドギャップをもっており、380nm以下の波長の光によって励起され酸化還元反応の触媒となります。この光触媒としての効果を熱によって行うことは可能でしょうか?また、それが可能であるなら熱活性が最も現れるのは何度くらいなのでしょうか?

  • 酸化チタンはなぜ安定?

    光触媒に用いられるTiO2はなぜ化学的に安定なのでしょうか? 光触媒には色々ありますが、多く用いられているのは酸化チタンです。 その理由として酸やアルカリに耐食性があるからと聞きました。 なぜ酸化チタンは化学的に安定なのでしょうか? 少し調べたところチタンは不動態なので腐食しないとありました。 化学に詳しくないのでなぜ不動態は安定なのかわかりませんが、この辺りが関係あるのでしょうか? よろしければこちらも教えてください。

  • メチレンブルーの脱色反応

    光触媒の実験を現在しています。 典型的な実験で、TiO2をメチレンブルー水溶液に 加え、紫外線を当てています。 光触媒の効果により、メチレンブルーは脱色 しますが、これは脱色とともにメチレンブルーも 分解されているのでしょうか? それとも脱色のみで、分解はされていないのでしょうか? 色々本を読んでいるのですが、そこまで 書かれている本が見つかりませんでした。 脱色または分解の反応式もあれば 教えていただけるでしょうか?

  • 光触媒アパタイト

    光触媒アパタイト(Ti1Ca9(PO4)6(OH)2)が、樹脂と混ざっているときに樹脂の分解劣化抑制効果があるのはなぜですか? ハイドロキシアパタイトとイオン交換するチタンは、どの位置のカルシウムとイオン交換されるのですか? アパタイト被覆酸化チタンというものをインターネットで見たのですか、それとは、違う構造になっているのですか? 質問多いですがよろしくお願いします。ひとつでも分かる方がいたらお願いします。