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ポンプの選定について
冷却塔の冷水をユニットへ送り込むポンプを選定するにあたり、 必要な条件やその計算方法等わかる方教えてください。
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まず知る必要があるのは、所望の経路に所望の流量で水を流した場合に発生する圧力損失です。これは言い換えると、これだけ圧力を上げないと所望の流量では流れないということです。 次にポンプの性能曲線を見ます。普通横軸が吐出圧、縦軸が流量となっています。冷却塔の圧力+冷却塔の水頭+吐出圧=圧力損失+水の到達先の圧力となるような吐出圧を求め、その吐出圧に対応する流量が所望の値であるようなポンプを探せばほぼ目的に合致しているといえます。 さらに、性能曲線には必要NPSH(NPSHr)の記載があるはずです。これはポンプ内部でキャビテーションが起きないために吸入側に必要な圧力です。冷却塔→ポンプ間の配管に所望の流量で水を流した場合の圧力損失を求め、冷却塔の圧力+冷却塔の水頭-圧力損失が必要NPSHを上回っていればキャビテーションは起きないと考えられます。 上記が満たされない場合はポンプの種類を変える、配管を再設計する、(可能であれば)冷却塔を加圧する、キャビテーションを防ぐために吸入配管にクーラーを設けるなどしてトライ&エラーでポンプを選んでいきます。
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- gohtraw
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回答No.2
#1です。性能曲線の縦軸と横軸は逆でした。横が流量、縦が揚程です。揚程というのはポンプの吸入と吐出の圧力差ですが、吸入がよほどの減圧でない限り揚程≒吐出圧と考えて問題ありません。