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能・狂言の見所
このたび、初めて近所の能楽堂へ見せて頂きに行きました。 大好きな三熊野の巻絹だったので、予習をして行ったこともあって楽しめました。 鳴り物と重なるところは、聞き取れずよく分からなかったのですが。 変わって狂言。 こちらは、予備知識がなかったのですが、素直に楽しめました。 思い立ったのも先日、歌舞伎セミナーに参加したからです。 歌舞伎には敷居が高いような気持ちがあるのですが、お能・狂言は能楽堂が近所にあり、小学校の教科書でも習ったので、気持ちに親しみがあって参加してみました。 今度は、井筒を拝見してみようかと思っています。 こうした芸能ものは、勉強して予備知識を入れてから拝見するものなのでしょうか? 予習せず眠くなっても、感じるままに拝見するものなのでしょうか? また、楽しむためのポイントとは何なのか教えてくださればと思います。 宜しくお願いします。
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現代演劇、西洋演劇は、論理思考演劇なので、脳を刺激して、脳で感動して、脳で理解する演劇です。他方、日本の伝統文化の演劇は、情緒思考演劇です。脳を休めて、情緒で感動して、情緒で心を癒し、情緒で心で理解する演劇です。情緒思考文化は、世界中では、日本の伝統文化、和風文化だけなので、馴染みがないので、勘違いして、論理思考で理解しようとするので難しく思われています。これは、情緒を感じれば、情緒で癒されれば、目的達成です。脳の思考に依存したらダメです。脳と情緒は、対立し、反比例の関係です。
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- phenacite
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みなさんとは逆の意見になってしまうのですが、私は、まず、あの神々しさを全身で感じるところから始めたら、いいのではないかと思いました。 もちろん、「あぁ、これがあの場面か!」と理解できるのもおもしろさの一つだということはわかりますが、一度見てすべてわかるものではないと思うので、質問者さんがまだ2回目、3回目の観劇であれば、まずは素直に「あ、ここ悲しそう」、「あ、なんかすごく怒っているみたい。迫力あるな・・・」、「何かの妖怪だろうか、怪しい!!」と、それだけでいいのではないかな、と思いました。 すぐに答えを求めず、その演目に何か感じるものがあれば、何度もその演目を見に通って、謡の言葉の美しさ、所作の美しさをなどを少しずつ学べばいいと思います。 「気持ちに親しみがあった」のであれば、演目の物語などを調べることにそんな抵抗はないでしょうから、なおさら後でもいいと思いました。
お礼
>あの神々しさを全身で感じる 陳腐な言葉では表現できない、所作に美を感じました。 なるほど。感覚で感じ、同じ演目を繰り返すのですか。 同じ本を読み返すと、時により違った感慨があるようなものですね。 ありがとうございました。
- TAC-TAB
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普段馴染みのない、「文化」に触れるときは、やはり予習しておく方が何倍も楽しめます。 書物などで勉強しておき、次に「本物」を見ると、「おおっ、これか!」という感動があります。外国旅行のときも皆さんがそうされていると思います。 予習して、「ぜひ本物を見たい」という思いを持つと、「早く見たい・待ち遠しいという」その間の楽しみもあります。舞台の声がよく聞き取れなかったりしても予習してあると「聞き取る」ことができますし、「見どころ」を見落とすこともありません。 とりあえず見て、事後に書物で復習するとわかりますが、「そうか、そうと知っていればもっとよく見ておけばよかった。」とか、「あの人が人間国宝だったのか・・・」ということになります。 ある役者さんを、「人間国宝」と思ってみるのと、知らずに見るのでは楽しみが違います。 博物館でも同じですが、会場をあとにしてから、「あの壷はこういう由緒があり、国宝となっています。」と聞かされても、悔しさが残るばかりです。 特に外国人の場合は、事前に相当に説明してあげます。歌舞伎ならそのうんちくストーリーのあらすじなどです。知らずに見せたら何を見ているのかすら分かりません。これでは観劇の値打ちが半減です。日本人の場合でも馴染みのない文化に触れる場合は、同じだと思います。「井筒」も予習なしで見ると何のことだか分からないと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E7%AD%92_(%E8%83%BD)
お礼
旅や博物館の例、よく分かります。ご尤もです。私もよくそう思います。 自分と遠い世界の感覚で、判断が鈍るのかもしれませんね(^^;) 有難うございました。
能楽堂の演目で「初心者向けの-」のようなものを選んで観に行ったことがあります。 解説つきなのです。 その場のぴんと張り詰めた空気を感じるのも面白いと思いますが、 予習(自分にとっては解説)があるとやはりわかりやすいですよね。 様式美、 伝統美などはわかっていて当たり前の世界観だともおもいますので、 やはり事前学習があった方が楽しめると思います。 もちろんガチガチに固める必要もなく、 あとで反芻するがごとく調べて楽しむということもできますね。
お礼
歌舞伎ではありますけど、狂言でもあるんですね。 そういうものも一度探してみようと思います。下地があってこそですね。 有難うございました。
お礼
≫日本の伝統文化の演劇は、情緒思考演劇 よく(←多分)分かりました。まずは無理せず感じることから始めます。 知りたくなった時、同じ作品を繰り返したり、予習や勉強の手を広げることにします。 ありがとうございました。 この場を借りて、ご回答くださった皆様に御礼申し上げます。 また、対極のご回答もいただき感謝いたします。まずは御礼まで。