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「柔道」と「JUDO」の違い
オランダ・ロッテルダムで行われた柔道世界選手権で、日本男子は金メダルゼロと惨憺たる成績に終わった。 よく日本選手は、外国選手の「JUDO」に対応出来ていないと言われる。 「柔道」と「JUDO」は、どう違うのか?
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この話題、一概に何とも言えない部分があります。 そもそも柔道のルールは、日本国内の歴史で見ても随分と変わりました。 僕はそれなりにエエ歳したオッサンなのですが、僕が子どものころは、 基本的なルールこそ統一されていましたが、当時はまだ大会に出ると “○○流柔道(柔術)の流れを組んだ”という道場が必ずあって、 試合をすると勝手が違って困った記憶もあります。 ルールにないので1本などは取られないのですが、 正直、「やられた!」と悔しい思いをしたことも少なからずあります。 そんな経験からすると、“これぞ柔道!”ってものは実は無いのだと 思っております。 柔道とJUDOの差を論じられることがありますが、オーソドックスな 柔道をやってきた私にとってJUDOはアマレスみたいだなという印象を 受けることもありましたが、今は、すべからく柔道なんだと思います。 「柔道は日本が本家。日本のルールに倣うべきである」という意見を 市民レベルからお偉い先生方まで口にする人がいます。 僕も「一理あるな」と思いながらも「それもこれも講道館と学柔連のお偉方が 縄張争いした結果、元々はヨーロッパ柔道連盟だった組織が国際柔道 連盟になって世界の主流派になったんじゃねーか。自滅じゃねーか。」 とも思います。 今ではフランスの柔道人口は日本の柔道人口の3倍と言われてますし、 日本人が何を言ったところで主流派ではないのです。 それに誤解があるのですが、JUDOが柔道から変質したのは、外国人が 他競技の良いところを取り入れたりして、向上・進化したからです。 だから、そのスタンスをとやかく言う方が武道の精神に反しています。 また、フランス始め欧州の大会を見るとわかりますが、日本よりも 積極的に大技を出す傾向があります。 おそらく、日本の柔道大会よりも面白いですよ。 外国人選手は“技術に勝り、体力にも勝り”な状況ですから、 “柔道”で争っても日本人選手が勝てるかどうかは大いに疑問です。 その昔、古賀稔彦選手というひじょうに強い選手がおりました。 僕はどうしても、この古賀さんに勝つことができませんでした。 国内でも強く、世界に出ても圧倒的な存在でした。 古賀さんがいなければ、私は柔道を競技として続けていたかもしれない、 そんな大きな壁でした。 そんな古賀さんが、バルセロナ五輪前後からは外国人選手に研究され、 あの1本背負いだけでは通用しなくなりました。 世界の壁は、15年以上も前に、既に厚かったのです。 北京オリンピックで話題となったタックルについては、やられた日本人 よりもヨーロッパの強豪国の方が問題視しているようです。 「隙があった自分(当人)が悪い。」とした日本人選手&役員と、 「そんなものは、とても柔道とは言えない。」とした外国人理事。 多くの日本人が思っている姿と実情は、違う気がします。 あまり知られていませんが、ヨーロッパの方が柔道の型に煩いのか、 憧れがあるのか、ヨーロッパ型選手権を5年ほど前からやっています。 一昨年、講道館主導で国際大会を開いたところ日本が全種目を独占。 ただ翌年は国際柔道連盟主導で国際大会を開いたところ、日本は ある種目(たしか、投)で優勝を逃しています。 長くなりましたが、柔道とJUDOの違いで勝負がつくとは思いません。 ■階級制について 柔道を体重別にしたのは、日本(講道館)の都合です。 東京オリンピックで金メダルの数を増やしたいという人々の願望と、 「柔道はすごい!」と思わせたい講道館が階級をたくさん作りました。 確かに日本で一番権威あるといっていい全日本柔道選手権大会は、 無差別で行われます。 でも、柔よく剛を制せると心底考えている選手はいるのかな。 階級が違って一番辛いのは、体重じゃないんですよね。 先の古賀選手をもってしても、小川直也さんには勝てなかったでしょう。 ※小川さんは柔道始めて4年で世界一になった伝説的な選手です。 実力勝負なら、金野さんがちょっと可能性があったくらいで。 吉田秀彦選手が判定で勝てたのも、講道館の人間だったからでしょう。 柔道の世界も、他の世界同様、けっこう淀んでいるものなのです。 だから、僕の経歴はあまり書くことは出来ません。 正体がわかっちゃうと、人間関係も仕事も障害出まくりです。 う~ん、ドロドロ。で、ドブドブですね。
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- michael-m
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講道館柔道の当初の形は組み手から始まりました。 お互いに前襟と袖を持って組んだ所から始まったのです。そして勝敗は一本勝ちだけでした。 しかし、競技になると時間が制限されたり、技が限られたりしました。 組み手から始まらず。近寄って行って組もうとする所から始まります。 更に世界に出たところで、寝技など体格差で大きい方が有利なようになって来ました。 他のスポーツでも揶揄されるように「日本人が勝つと規則が変わる」。そんな感じです。 今ではポイント制で、後半で逃げて注意を受けても、ポイントを逆転されなければ勝ちになります。 また、技を重んじる日本の方法では、充分な体制にならなければ組む事もできませんが、 世界柔道ではとりあえず捕まえて、体制に関係なく技をかければいいという事になり、更に力技だけで充分なのです。 ところが日本柔道の練習環境は相変わらずの一本勝ち主体のもので、国民の多くも一本勝ちが最善と言うイメージでいます。 そのため、日本柔道と、世界競技柔道に差が生まれて「柔道」と「JUDO]という言葉まで生まれたのです。 …と私は解釈しています。
- second-line
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簡単にいうと 「柔道」は武道 「JUDO」はスポーツです。
- Forseti
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柔道は武道であり、JUDOは競技である。その差でしょうな。 タックルもそうだが、判定もおかしくなっている。 普通は投げて相手の背中を最初につければポイントですが、 JUDOでは最終的に上に乗っていればポイントとなる。 投げられてもぐるぐるまわってればポイントになるって・・・ そのうち、背中に圧力シールでも貼って、何ニュートン以上の衝撃を与えれば勝ち!になるんじゃないですか?
- hey_hey_11
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JUDOはとにかく勝てば良い。 金メダルを取れればよいどんなやり方でもOKの考えです。 柔道は、一本を取って勝ち、結果として優勝する。 篠田監督が言っている意味はこうだと思います。 JUDOはレスリング化しているため、北京オリンピックではタックルに 日本選手が対応できず負けてしいましたが、石井のみそれを見抜いており タックルをかわし勝ちに拘った試合をした結果、金メダルを取ったのです。 日本人としては柔道が見てて気持ちがよいですが、外国人は違和感があるようです。 でも、ある本に世界一の柔道選手が金メダルを取っても、オリンピックのJUDOは 本当の柔道ではないと言ったそうです。 現在は、引退し日本の武道に励んでいるようです。
- maman016
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JUDOはそのままジュウドー 柔道はヤワラの道、ヤワラを辞書で調べればその違いが解る やわらかいこと。おだやかなこと。 JUDOは柔ではないということ 柔よく剛を制し、弱よく強を制すなんて昔の話だってことだね 階級制があるのがその代表 漢字圏の人間はその漢字の意味をもう少し理解しましょう 『小さな親切大きなお世話、アナタの悩みママンが解決致します』