- ベストアンサー
弁護士さん教えてください
私は先日、先方が一方的な過失による正面衝突の事故で車が大破してしまいました。 相手が無保険のために私の車両保険で修理代金相当の保証金に足して新車を購入することにしました。 この件で、納得ができないことが保険会社から言われました。 自分の保険を使うので1事故カウントで7月に更新すると相手から保証してもらった場合より4等級の減退がされることになります。 保険会社では、この事故に要した修理代などの費用を先方に法的手段をとって請求するそうです。 私の考えでは少なくとも相手からの請求手続きが完了した時点で事故カウントは取り消しても良いと思いますが保険会社の担当はこの要求には応じる気配がありませんですが この点が非合法なように思えてなりません。教えてください。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
等級ダウンはごく普通のことになります。 まず基本として、保険というのは加入者全体で保険料を出し合い、何かあったときにそこから支払われるという仕組みをとっています。 そして、加入者の事故が少なくて支払いが少なければ、保険料は安くなり、事故が多いと保険料は多くなります。 さて、この保険料を出来るだけ安くしようとすると、 「保険の支払いを受ける回数の多い人ほど保険料を高くする」という仕組みにすると、うまくいきます。 つまり、保険料を支払うばかりで自分は使っていないという人との公平性が保たれるわけです。 この話自体は保険に加入している人の間の公平を保つためですから、ご質問社に過失があったかどうかは関係なく、その保険より支払いがあるかどうかと言うことで判断されます。 さて、一番納得がいかない点は、保険会社が相手より賠償相当額をもらっても等級が下がるという点でしょう。 しかし、これは保険の支払いが0になるという訳ではありません。 保険会社はそのために、必要であれば訴訟などを行います。その訴訟費用などは帰ってきません。(原則訴訟にかかった弁護士料などは各自の負担となります。) そのため少額の場合は訴訟費用の方が高くなりますので、相手からの賠償そのものをあきらめることもあります。 これは保険からの支出を最小に押さえるためです。 また、相手に不動産など資産がない場合は裁判で勝訴しても結局回収できないということもあります。 つまり、相手からの賠償があっても保険からの支出を0にすることは出来ないわけで、そのため等級が下がるのです。 事故時の等級より3段階下がります。 さて、しかし本当にほとんど無事故で来ているのに、下がるのは納得できないということから、「等級プロテクト」という特約を各保険会社は出しています。 中には「車対車の車両保険の支払い」に限定した等級プロテクトもあります。 これはあらかじめ少し割り増しの保険料を支払うことで、一度だけは支払いをうけても等級を据え置いてくれると言う物です。 もし修理金額が等級ダウンによる損失よりも小さければ、保険を使わないと言う選択もあり、また自分で相手に直接請求し、相手が従わない場合は自分で裁判を起こすなど、それらの費用を負担してもよいのであれば、保険を使わないという選択もあります。 しかし、訴訟まで行くとまず等級ダウン分の保険料増額よりも多額になるでしょう。 以上のような仕組みで自動車保険は運営されています。
その他の回答 (3)
tegawa様 相手が無保険であっても、あなたが請求して何とか分割にしてでも払わせるようにすることもできるかもしれませんが、時間や労力をかなり注がなくてはならないでしょう。普通、(仮に)自動車保険も払えない人から賠償金を出させるのは難しいと想像しますね、。 車両保険はそのあなたの労力に代わって、支払いをしますから、保険会社が後日加害者に代位請求してあなたに支払いした範囲内で回収した場合でも、あなたは「保険金の迅速性」を利用したことになりませんか。 保険会社は一般的に一旦任意保険金を支払いしますと、このように加害者がある事故で、本来支払うべき人から回収した場合でも、保険金は支払ったことは取り消せません。ただし対人賠償保険の場合に最終的に自賠責保険から全額回収が出来た場合には事故は取り消しになりますしこの際保険会社は全くサービスで動いてくれたことになります。 ところで事故がありますと、保険会社の事故処理を利用して、相当な事故対応をしてもらった場合でも保険金支払いの手前に支払い予定保険金の金額を聞くことが出来ますから、その金額が翌年度の事故落(3等級ダウン) に比べて小額と感じたり、年間に複数回の事故で保険金の請求をしたことにより保険会社から契約の更改についての引き受けに難色を示す場合もあるのでよく考えて、 最終的に自己負担することも考えねばなりません。こういった場合でも保険会社は事故受付から示談までの工程を全部サービスでしてくれたことになるのです。 以上 瀬戸内のはずれの町よりsa
お礼
御多忙中、親切なご回答ありがとうございました。 今後の対策の参考にさせていただきます。
補足です。 等級プロテクトですが、ほとんどの場合は追加支払いが必要ですが、中には追加費用のいらないものもあります。 AIUですと、車対車の車両保険で自分の過失が0の時には、「おまかせガード」という等級プロテクトが自動付加(追加料金なし)されています。 つまり保険会社によって細かな部分で異なりますので、保険会社選びは単に保険料の価格だけではなく、そういったこまかな部分まで検討することが必要です。 では。
お礼
有難うございました。 保険の更新の参考にさせていただきます。
- adobe_san
- ベストアンサー率21% (2103/9759)
このお話は妥当ではないですか? 一度等級を戻すとその等級が維持されるはずです。 そういう仕組みにしないと保険そのものの意味が無くなるのでは? どうしても等級を下げたくないなら、その保険で支払われるお金を立て替えて、相手から請求すればいいはずです。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。
お礼
丁寧なご回答有難うございます。 今後の対策の参考にさせていただきます。 有難うございました。