I/Vコンバーターの限界について教えて下さい。

このQ&Aのポイント
  • OPアンプを使ったI/Vコンバーターでは抵抗器の抵抗値を大きくすることで、より小さな電流まで検出出来るようになります。
  • 市販されている抵抗器の最大値は10GΩですが、このような大きな抵抗値を持った抵抗器を使っても、正常に動作するのでしょうか?
  • また、このような小さな電流を扱うためにはエレクトロメーターというものを使うようなのですが、これではコンデンサを使ってI/V変換を行っているようです。OPアンプを使ったI/Vコンバーターではなく、コンデンサを使ったエレクトロメーターをつかう必要のある電流量というのはどれくらいからなのでしょうか?
回答を見る
  • ベストアンサー

I/Vコンバーターの限界について教えて下さい。

OPアンプを使ったI/Vコンバーターでは抵抗器の抵抗値を大きくすることで、より小さな電流まで検出出来るようになります。 市販されている抵抗器の最大値は10GΩですが、このような大きな抵抗値を持った抵抗器を使っても、正常に動作するのでしょうか? 或いは正常に動作させるためのコツなどがありましたら教えて下さい。 また、このような小さな電流を扱うためにはエレクトロメーターというものを使うようなのですが、これではコンデンサを使ってI/V変換を行っているようです。OPアンプを使ったI/Vコンバーターではなく、コンデンサを使ったエレクトロメーターをつかう必要のある電流量というのはどれくらいからなのでしょうか?

  • 科学
  • 回答数1
  • ありがとう数0

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • inara1
  • ベストアンサー率78% (652/834)
回答No.1

絶版ですが「OPアンプ活用100の実践ノウハウ」という書籍(http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/32/32811.htm)にI-V変換回路の注意点が詳しく書かれています。 10GΩという抵抗を使うということは、1nA未満の電流測定を目的としていると思いますが、そのような微小電流測定での一般的な注意点は以下のようになると思います。   ・測定する電流よりも充分小さなバイアス電流のオペアンプを使う(1%精度での測定なら最低測定電流の1/100未満)   ・オペアンプの入力端子に流れるリーク電流を抑えるためにガードリングを設けるか配線レイアウトに注意する   ・バイアス電流やリーク電流が大きくならないように温度や湿度を管理する   ・帰還抵抗が大きい場合、オペアンプの入力容量・信号源の等価容量・伝送線路の静電容量などによってポールができて発振しやすくなる(位相余裕の大きなオペアンプや位相補償コンデンサを使う)   ・帰還抵抗が大きいほど周波数帯域が狭くなる(オペアンプの利得帯域幅積を考慮する)   ・ノイズをを気にする場合は      低雑音の同軸ケーブルを使い、オペアンプは電流ノイズの小さいものを使う      IV変換部の周囲は充分シールドする 入力バイアス電流(typ)が0.1pA未満のオペアンプには以下のものがあります。   CMOS入力 LMC6001   JFET入力 AD549K・L、OPA128J・K・L 抵抗を使ったIV変換の限界は感覚的ですが、フルスケール10pA程度だと思います。それ未満の電流をある程度正確に測定するのなら、専用のfAメータを使うほうが良いと思います。fAオーダの測定に関しては過去の質問(http://sanwa.okwave.jp/qa4750076.html)があります。

関連するQ&A

  • I/Vアンプの保護抵抗について教えて下さい

    http://imagepot.net/view/125029697629.jpg 添付の画像はある回路のI/Vアンプの部分の回路図なのですが、 フィードバック抵抗とコンデンサ以外の2つの抵抗器の役目がよく分かりません。 恐らく入力端子と出力端子の保護抵抗なのだとは思うのですが、 ・なぜこの位置に直列で入れるか? ・なぜこのような抵抗値を入れるか?(もっと大きな抵抗値或いは低い抵抗値ではだめなのか?) ・もしこれらがなかった場合にはどういうことになるのか? ということについて教えて頂けないでしょうか? 特に、この回路はピコアンペア~ナノアンペアオーダーの非常に小さな電流を計測することを想定しており、大きな電流が入力側からやってくることはないはずなのですが、 このように入力抵抗が必要な理由がもっともよく分かりません。 どなたか教えて下さい。

  • 大きな電流と小さな電流を同時に計測するにはどうしたら良いですか?

    50uAのバックグラウンド電流の中で1nAほどの微少な電流の変化を計測したいとします。 これにはどうすれば良いでしょうか? OPアンプを使ったI/Vコンバータではレンジを広くすると、小さな電流はノイズに消されてしまい、レンジを小さくとると、出力は飽和してしまいます。 シャント抵抗を使った方法でも同様のことが言えると思います。 上記のような計測は一体どうやって行えば良いのでしょうか?

  • I/Vコンバータでのテフロン端子の使い方

    現在,フォトダイオードを用いた光の検出をしようと考えていて,オペアンプを使ったI/Vコンバータを作っています. (http://www.nahitech.com/nahitafu/mame/mame3/iv.htmlのようなものです) 先輩に「反転入力端子とフォトダイオードをつなぐところにテフロン端子を使うように」と言われました. オペアンプの足とフォトダイオードをテフロン端子上でつなぐのはわかりましたが,負還抵抗部分への接続をどうすればよいかがわかりません. テフロン端子の上から導線で基板の裏面(ユニバーサル基板で作ってます)に持って行けば良いのでしょうか? よろしくお願いします.

  • IVコンバータについて

    大学の研究において周波数17kHzで約20μAの電流を電圧に変換し測定するというプロセスがあります。 ここで現在は自分の上の先輩の時からIVコンバータの部分にOPアンプを用いた自作の回路を使っているのですが、精度を高めノイズ耐性を高くするためには自作のものではなく市販のものがいいのではないかと考えネットで調べたところあまり無く価格も高いものが多かったです。 IVコンバータは市販ではあまり一般的ではなく、自作するのが一般的なのでしょうか?また自作するのが一般的であるとすればその理由はなぜですか?

  • OPアンプの空中配線に関する質問

    pAオーダーの微小な電流を計測するI/Vコンバータを作製するときなどに 空中配線するのがもっとも良いというような話を聞くのですが、 これに関して教えて下さい。 理由は基板に落とすと寄生容量によってノイズが大きくなるということだと思うのですが、 基板上は空中と比べてそれほど容量は大きいのでしょうか? 例えばユニバーサル基板でランドとランドの間の容量はpF以下ではないのでしょうか? 空中だとこれがもっと少なくなるのでしょうか? それとI/Vコンバータの場合には計測端子側で寄生容量を持った場合、OPアンプのプラス端子に接続された グラウンドから入ってくるホワイトノイズにより容量成分による電流がOPアンプに流れ込み ノイズが大きくなるため、上記のような処置が必要になるということだと思うのですが、 I/Vコンバータ以外の例えばμVオーダーの電圧を測るフォロワとかだとこういった容量成分は 問題にはならないのでしょうか?

  • I-Vアンプのピーキングについて

    I-Vアンプのピーキングで悩んでいます。SRは保持したい、外付けのRの乗数は仕様で決まっている。とすると何か他に対策できるような事はありますでしょうか?帰還抵抗にCを入れる以外に何かノウハウご存知の方がいらしたら教えて下さい。

  • このコンデンサの容量と抵抗器の抵抗値って分かりますか?

    http://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20080823134704.jpg ある装置に使われている回路の一部なのですが、 上記のOPアンプに対して繋がっているコンデンサの容量と抵抗器の抵抗値を教えて下さい。 一番下の抵抗器には360と書かれているので360Ωということなのでしょうか? でもコンデンサは色だけでは判別することは出来ませんよね?

  • DCDCコンバータ(降圧)の出力電流について

    降圧DCDCコンバータ (スイッチングレギュレータ) の出力電流は入力電流がそのまま出力されるのでしょうか。例えば、12V/3Aを5V/3Aにしたいとき、DCDCコンバータを通しても3Aが出力されるのでしょうか。 具体例を挙げますと、例えばこちらの製品ですと https://www.ricoh.co.jp/LSI/product_power/dc_down/r1242s/ 「内蔵されているハイサイドスイッチのON抵抗は0.1Ω(Typ.)で最大3Aまで電流を供給できます」と書いてありますが、これは3Aを入力して3Aが出力されるということでしょうか。 よろしくお願い致します。

  • OPアンプの増幅度の計算の仕方

    (1)http://www.upken.jp/up2/download.php?id=000086afnr2WBvMrDjj3PW2B (2)http://www.upken.jp/up2/download.php?id=000086b099epBRZK53Dc2ZXG フォトダイオードで光を検出して、その後OPアンプを使って増幅したい(数10MHz程度の高速対応)。手元にある資料に例(URL(1)、(2))が乗っているのですが、仕組みがよくわかりません。 OPアンプの基礎を少し勉強したのですが、それによると、OPアンプの入力が短絡していると考えて、またOPアンプの入力抵抗は非常に大きいので電流が流れない。これらの事を考慮して、(1)について計算してみたら 左の抵抗値10KΩをR1にして、PDから出る電流をI、帰還抵抗をRfとすると、 15-R1*I=Vin Vin-Rf*I=Vout となってよくわからなくなりました。 よろしくお願いします。 図が少し見にくいかも知れません。またダウンロードの回数が決まっています。もしリクエストありました言ってください。

  • RC回路の問題で・・

    RCの並列回路の問題で 自分の数学力の無さなのか・・解けない物があります RC並列回路があって実効値100V、10Aの時 Z=100/10 で10Ω 抵抗に流れる電流とコンデンサに流れる電流は等しく 抵抗流れる電流IR=V/R コンデンサに流れる電流IC=ωCV 上記二つの式を等しいとおいて IR=IC V/R=ωCV R=1/ωC となる また、RとCの並列回路にインピーダンスZは Z=(R×(1/ωC))/(√(R^2+(1/ωC)^2)) と書いてあるのですが・・インピーダンスがこんな計算式になるのかよくわかりません・・。 分かりずらくてすみません。。