• ベストアンサー

ポアソン比

素人の質問ですがポアソン比について教えてください。 ポアソン比が仮に0.5とした時 縦の歪が100%であれば横の歪は50%だと思うのですが 実際、高さ1cm直径1cmの円柱を考えた時 上記歪の割合が正しければ高さ2cmの時直径0.5cmとなり 体積が半分になってしまいポアソン比が0.5の時、体積変化が無いということに反してしまうと思うのですが どうしてこのようなことになるのでしょうか? 分かりにくい質問かもしれませんがよろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • h191224
  • ベストアンサー率81% (119/146)
回答No.2

ポアソン比νは、真歪に対して定義されている概念です。 あなたは、公称歪で話をされているので成り立たないのです。 もし、1軸の応力によって、高さが10mm→20mmになるような変形が発生すると、その時の応力方向の公称歪εnは100%ですが、これに対する真歪εaは、今のような1軸応力が発生している場合には、 εa=ln(1+εn)=ln2=0.693 となります。 この時に発生する横歪εatは、 εat=-ν×εa=-0.5×0.693=-0.347 となります。 真歪を使えば、 0.693-2×0.347=0 となって、体積変化がないことが確認できます。(というか、定義から当たり前なのですが。。。) ちなみに、横歪εatを公称歪εntに換算すると、 εnt=exp(εat)-1=exp(-0.347)-1=-0.293 となります。要するに、直径は元の10mmから2.93mm縮むだけで、7.07mmになります。5mmにはなりません。 No.1の方の回答で、「ポアソン比とは・・・任意の歪み率に対して成り立つ式ではありません。」という記述は誤りです。 真歪で考えれば、任意の歪に対して成り立ちます。

pepe45to
質問者

お礼

ど素人の質問に対し分かりやすく事細かな説明どうもありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • rnakamra
  • ベストアンサー率59% (761/1282)
回答No.1

ポアソン比とは縦歪み率ΔL/Lで横歪み率Δr/rを割ったものの符号を変えたもののΔL/L→0とした極限での値です。 任意の歪み率に対して成り立つ式ではありません。 具体例で説明します。 底面の半径r,長さLの円柱を1%伸ばしたときの変形を考えます。 長さを1%変化させたときのポアソン比を0.5とすると 長さはL→1.01L,半径はr→0.995rとなります。 これをこの状態に対してさらに1%伸ばすと 長さ1.01L→1.0201L,半径0.995→0.990025r となります。 このときの長さの変化率=0.0201,半径の変化率=-0.009975となり、この値から求められるポアソン比は0.49627となり1%の場合のポアソン比と異なってしまいます。 つまり、ポアソン比とは微小なゆがみについて成り立つもので、大きいスケールのゆがみについて直線的に成り立つわけではないのです。 ここをもう少し詳しく言うと、 σ=-(Δr/r)/(ΔL/L)=-(L/r)(Δr/ΔL) ですが、ポアソン比はこれのΔL→0とした極限となります。 つまり σ=-(L/r)dr/dL となります。 σが常に一定だとしてこの微分方程式を解くと -σ∫dL/L=∫dr/r -σlnL+C1=lnr→r=CL^(-σ) と半径rは長さLの指数関数であらわされます。(線形ではない)

関連するQ&A

  • コンクリートのポアソン比の求め方について

    こんにちは、土木を専攻する学生です。 コンクリートの円柱供試体を用いて、ポアソン比を求めようとしています。 円柱供試体にひずみゲージを張りつけ、荷重をかけてひずみの測定を行います。 ポアソン比=横ひずみ/縦ひずみということまでは、わかるのですが、 どの地点の荷重における横ひずみ・縦ひずみを用いてポアソン比を求めるのかが、わかりません。 荷重とポアソン比の関係は、0.2の地点できれいに直角にのびず、少し傾いています。 卒論にあたり、実験を進めていますが、知識がないばかり、ポアソン比の実験で行き詰まってしまいました。 過去にポアソン比の実験を行った先輩はおらず、 誰からもアドバイスをいただけません。 ポアソン比について、詳しい方いらっしゃいましたら、どうか教えてください。 以下のページを参考にさせていただきました。 http://bme.t.u-tokyo.ac.jp/members/ippei/Research/RPCMIX/0809_Emodulus/08_Emodulus_study.htm

  • ポアソン比について

    いつも拝見させて頂いております。 素朴な疑問ですが、お詳しい方教えてください。 ポアソン比についてです。通常、鋼の場合のポアソン比は0.3 になっていると聞いています。  仮に試験片をある一定荷重まで圧縮試験させた後の縦・横の寸法に対して 仮にポアソン比を0.2もしくは0.4とした場合、圧縮試験後のサンプルの縦・横寸法はどのように変化するでしょうか?  実際にはそんなポアソン比の鋼を入手できないので計算上の話になるかと思いますが宜しくお願い致します。

  • ポアソン比が大きいとよく伸びる材料という定義について

    ポアソン比が大きいとよく伸びる材料とありました。しかし、 ポアソン比=横ひずみ/縦ひずみ でこの場合、引っ張った方向の伸びは縦ひずみです。 よく伸びるということは、縦ひずみの値が大きくなるということですが、 式から見れば、ポアソン比は小さくなります。 いまいち理解ができません。 どなたかわかりやすい説明や、資料がありましたら、よろしくお願いします。

  • ポアソン比について

    勉強しはじめで初歩の疑問なんですが、コインシデンス限界周波数(fc)の計算式でポアソン比が出てきますが、何故、ポアソン比がそれに関係するのか?と、そもそも、なぜ引っ張り伸びによって体積が収縮するのか?また、ポアソン比の計算で、ポアソン比0.5のときは体積が同じのはずですが、1cm角の10cm長さが20cmに伸びたとき、0.5cm角になる計算になりますが、これだと体積が元の1/2になります。何が間違ってるんでしょうか教えてください。宜しくお願いします。

  • 弾性率、ポアソン比について教えていください。

    体積変化がない等方性材料の場合、ポアソン比の値νがいくつになるか式を用いて説明せよ。 という問題なのですが、どのように式を立てれば良いかがわからないので 教えていただきたいです。 よろしくお願いします。

  • ポアソン比の問題教えてください。

    試験片(直径13mm、長さ100mm)が試験機にかけられて、0.072mm伸び、直径は0.0031mm縮んだ。この時のポアソン比をもとめよ。 お願い致します。

  • アルミニウム合金鋳物のポアソン比

    いつもお世話になっております。 解析を行なうための材料特性資料を収集しているのですが、疑問点があり投稿させていただきました。 某協会のデータベースよりアルミニウム合金鋳物 ・AC4B ・AC7A のデータを入手しました。 縦弾性係数とせん断弾性係数がそれぞれ明記されてました。 AC4B…縦弾性係数  76.0kN/mm^2    せん断弾性係数25.0kN/mm^2 AC7A…縦弾性係数  67.6kN/mm^2    せん断弾性係数20.6kN/mm^2 それぞれのデータからポアソン比を求めました。 G=E/2(1+γ) G:せん断弾性係数 E:縦弾性係数(ヤング率) γ:ポアソン比 それぞれ求めると AC4Bが0.52 AC7Aが0.64…となりました。 ポアソン比は、固体や金属が約0.3、液体やゴムが約0.5。 色々調査をすると地球上にポアソン比0.5を超えるものは存在しないとまで言っている記述もありました。 (ポアソン比0.5で体積不変。0.5を超えると「引っ張ると体積が減る」、 「圧縮すると体積が増える」つまり体積弾性係数が負になってしまう。) 上記を踏まえ、鋳物(AC4B,AC7A)のデータは信憑性がなく、使用できないと考えております。 みなさんはどう考えますか? しかし、他にデータもありません。 解析できる範囲の鋳物(AC4B、AC7A)のデータを教えていただきたく、よろしくお願いいたします。

    • 締切済み
    • CAE
  • 横弾性係数とポアソン比について

    横弾性係数Gとポアソン比を表示している資料というのはあるのでしょうか? 通常縦弾性係数は記載されておりますが、横弾性係数は補償されていないのでしょうか?

  • ポアソン比の工学的意味について

    ポアソン比が物理的な定義で、「縦に押した時の引っ込みとその時に起こる横向きのふくらみの比」 ということはいろんな本に出ております。また、いくつかのホームページには、各種の物質についてその値が表にされています。 ところで、このパラメーターは平たく言うと何なのでしょうか。 剛性率についての「かたさ」とか、ヤング率についての「伸ばしやすさ」とか、厳密な定義でなくて結構ですから、数値から何をイメージしたらいいのか教えてください。 「つぶしやすさ」でしょうか。

  • 応力 ひずみ

    体積変化がない時のポアソン比って0.5なんですか?