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古楽、ピリオドスタイル(アプローチ)によるクラシック。

私は普段、いわゆるモダン演奏を中心に聴いているのですが、古楽やピリオドと呼ばれるスタイル(アプローチ)のCDで入門向き、また皆様のおすすめのものを教えて下さい。私は交響曲や管弦楽曲が特に好きで、協奏曲や器楽曲も聴きますが、声楽曲やオペラ、宗教曲などはどちらかと言うと苦手なのでその点ご理解いただいた上で回答いただけましたら幸いです。よろしくお願いします。

みんなの回答

  • ytorss
  • ベストアンサー率37% (10/27)
回答No.4

超有名盤とも言えると思いますが、レオンハルトらのブランデンブルク協奏曲はいかがでしょうか? 演奏の質も高いですし、各パートの掛け合いが楽しめる交響曲・管弦楽曲に近いと思います。私も宗教曲は結構苦手なのですが、この曲は楽しめています。 http://www.amazon.co.jp/dp/B00005G7Z2 (こちらのCDです)

  • Ta595
  • ベストアンサー率57% (525/911)
回答No.3

こんにちは。 私からは具体的なアルバムをいくつか,モダン楽器によるロマンティックアプローチ(なんて言葉はたぶんないですが^^;)な演奏も依然として根強い作品を中心に紹介させていただきます。 ごちゃごちゃ挙げますが,全部聴けということではないので,お好みでどうぞ♪ ☆ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 マーラー 交響曲第1番~第?番(最新状況分かりませんが,7番まで出た?) この人のベーレンライター版によるベートーヴェンの交響曲全集が,モダン楽器でのピリオド奏法を一般に認知させたきっかけのひとつだったように記憶しています。 そちらもとっかかりとしてはよいかもしれませんが,マーラーをピリオド風で,というのも面白いかな,と思いましたので。(ベートーヴェンは他の指揮者のものを後ほど紹介します) 私が聴いたことがあるのは5番のみです。一般的に思われているマーラー的なドラマティックさ・濃厚さは後退しますが,第4楽章の透明感や第5楽章の複雑な管弦楽の見通しのよさは,なかなかに興味深かったですよ。 ☆ノリントン/シュトゥットガルト放送交響楽団 シューマン 交響曲全集 これはラジオから流れてきたのをたまたま聴いただけなので(第1番「春」第4楽章),細かいコメントはできませんが,ピリオド風らしい躍動的な雰囲気が曲にはよく合っていたと思います。 ☆ラトル/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン 交響曲全集 あくまでも単なる個人的な印象ですが,上記二人はピリオド風奏法そのものが音楽の中心になっているのに対して,ラトルの場合は,自分の音楽を表現するための方法のひとつがピリオド風アプローチ,というイメージを持っています。例えば,上記二人ほどノン・ヴィブラートを徹底したりはしていないような感じもします。(オケが勝手に/無意識にやってしまっているのかもしれませんが) 伝統的?な重厚なベートーヴェン演奏とはずいぶん違いますが,躍動的なリズム感や引き締まった響きは,もともとラトルの特徴でもあった部分なので,ラトルの音楽が好きな人は,あえて「ピリオド風」という前置きをつけなくても,すんなりと聴けるのではないでしょうか。ラトル本人も奏法そのものについては特に強調していないはずです。 ☆ハーディング/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン ブラームス 交響曲第3番,第4番 ハーディングも曲によっていろいろと使い分けるタイプのように思います。 私は未聴のアルバムですが,ブラームスのピリオド風は今でもあまりないように思いますし,話題にはなっていたようなので紹介させていただきました。 ☆アーノンクール/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブルックナー 交響曲第5番,第9番 これはどこまでも「アーノンクールのブルックナー」であって,「ピリオドアプローチのブルックナー」と一般化はできない気もしますが,古楽的奏法が彼の音楽の作り方と密接に結びついているのは事実と思いますので,一応,ピリオド風演奏として挙げさせていただきました。 ☆パーヴォ・ヤルヴィ/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン ベートーヴェン 交響曲いろいろ(私はラジオで第8番の第4楽章を聴きました) 矛盾した言い方のような気もしますが,極めて現代的なセンスによるピリオド風演奏で,これまた面白いと思います。 あと,逆パターン(?)で,古楽器オケがロマン派までレパートリーを拡げた例として, ☆ガーディナー/オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク  ベルリオーズ 幻想交響曲  シューマン 交響曲全集 といったところも番外編として挙げておきます。 ベートーヴェン交響曲全集も定評ありますね。 古楽器による古い音楽については,あまり詳しくないので割愛させていただきます。

  • dipearl
  • ベストアンサー率38% (226/582)
回答No.2

作曲家ではとりあえずバッハやヴィヴァルディですね。つぎにクープランやコレルリ、さらに深くはマラン・マレーがおすすめです。バロック前期から中期の音楽やフランスバロックは、モダンのクラシックを聴く人から見ればマニアックに見えますが、じつは非常に素晴らしい音楽です。 演奏家では、クイケン(ラ・プティットバンド)や、イル・ジャルディーノ・アルモニコなんかがおすすめです。 知らない演奏団体をチェックする時、リコーダー、フラウトトラヴェルソ、ヴィオラダガンバ、テオルボ(リュート)などが入っているアンサンブルを選ぶとよいかと思います。なぜならそれらの奏者は専門的に古楽を学んでいるからです。チェンバロは、ピアノ上がりのあまり古楽に詳しくない人が弾いている場合があり、そのような人が所属している団体というのは古楽的アプローチが出来ているかどうか怪しいですね(例:イムジチ)。 古楽を聴くポイントで私がお薦めするのは、通奏低音に耳を傾けることです。通奏低音というのはバスラインと和音記号(数字)しかかかれておらず、定まった楽譜はありませんので、どんな和音付けや即興メロディーを演奏するかは演奏者に任されています。

回答No.1

具体的なCDをご紹介する知識はありませんが、 昔から、古楽器の演奏に特化した楽団や古楽奏法に拘った指揮者は居ました。例えば、フランス・ブリュッヘンやカール・リヒター、ジャン・フランソワ・パイヤールなどが、レコードジャケットなどのコメントを読むと古楽奏法の研究者として書かれていた記憶が有りますが、最近言われているピリオド奏法なるものとは、どうも違うアプローチの様に感じます。そこで、質問者様の内容から鑑み、最近、よく話題になるモダン楽器を使用しながらピリオド(原点回帰)奏法に拘る演奏者達に絞ってみます。 ご紹介の指揮者たちですと交響曲や管弦楽曲、協奏曲や器楽曲にドンピシャですから・・・・でも、特に最初の二人は、宗教曲もけっこう有るのでご注意を・・・・ ●その中でも最右翼は、世界からは変人扱いされた時代からピリオドの道を曲げずに今に至る代表格の指揮者:ニコラウス・アーノンクールとその手兵のウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのCDなら全てと言って良いでしょう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB ●次に思い浮かぶのは、アーノンクールに負けずとも劣らないピリオド指揮者:ロジャー・ノリントンと78年に彼が創立し97年に辞職するまでのロンドン・クラシカル・プレイヤーズも全てがピリオド奏法だと思います。彼は、来日した時、N響にとって未経験であったピリオド奏法を徹底させました http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3 他にも・・・・・ ●サイモン・ラトル(現ベルリン・フィル首席指揮者兼芸術監督)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%AB ●パーヴォ・ヤルヴィ(現ドイツ・カンマー・フィル首席指揮者)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3 【日本のオーケストラに関係している指揮者としては・・・】 ●ダニエル・ハーディング(マーラー・チェンバー・オーケストラ首席指揮者) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0  ※(最新注目ニュース: 2010~2011年度、新日本フィルの指揮者陣に加入)http://www.njp.or.jp/njp/information/index.html#090617 <東京人がめちゃくちゃ羨ましい> ●ユベール・スダーン(東京交響楽団音楽監督)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%B3 ●金聖響( 神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E8%81%96%E9%9F%BF 上段二人は、如何なるオーケストラに招聘されてもピリオド奏法を曲げませんので、この指揮者名であれば、先ずピリオドに間違いないでしょう。 ここに挙げた指揮者達は、二年前にNHK教育の芸術劇場で「新潮流 ピリオド奏法」と題した番組で紹介された名前です。その回では過去の演奏を視聴しながら金聖響氏が解説者としてコメントしたいました。 http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090611270030137/ (詳細)http://yukitarowww.jugem.jp/?eid=283 以上の様な事から、上記指揮者のCDに注視していれば、ピリオド物の演奏に出会えると思います。  他にも、かなり居るのでしょうが、私の知識はここまでです。

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