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近年リストの曲が話題にならないのは

漠然とした思いですが以前、フランツ・リストの曲が取り上げられ 演奏されるのを聴いたことがあると思います。 曲名は大分経っているので失念しています。 それが近年忘れたかのように演奏されず、他の人の作品が多く紹介演奏 されているように私は思います。 リスト自身が高技術を有するピアニストと聞いているので、作品曲にも 影響し難曲で誰でも容易に弾きこなせないかなどと、私なりに思ったりも しています。 自身詳しくないので(まったくの素人)文献を調べたところ、 ピアノ曲、管弦楽曲、室内楽曲、協奏的作品、オルガン曲、宗教的声楽曲、 超絶技巧練習曲の試作と多数の作品がありました。 それなのに今このような評価が日本でなされているのか、素人なるが故か 分かりません。 専門家の人等からは、別の視点視野等から解説見方聴き方等を教えて頂けば 非常に幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • jupitan
  • ベストアンサー率36% (227/616)
回答No.2

失礼します。 よく、「ピアノの詩人」・・・ショパンと並びしょうされる「ピアノの魔術師」・・・リスト。 しかし、その知名度の割りには同時代のベルリオーズやワーグナーなどと比較しても管弦楽曲の手法や色彩効果といった点でも彼らよりは劣るという評価が一般的です。 しかし、「ピアノリサイタル」、「表題音楽」、「交響詩」といった形式を生み出し、後世の作曲家に影響を与えたのもまぎれもなくリストです。 質問者さんのご指摘の通り我が国においてリストが同クラスの他のどの作曲家よりも評価が低いのは承知の事実です。 文献も極めて少ないようです。 私的には、リストはショパンとは全く違うタイプの音楽家、作曲家であり同じ価値観で比較するのは無理があるのではないかと思います。また、彼の生涯は奇異でもあり(晩年はローマで修道士になる)、渡り歩いた国も自国ハンガリーから(同国の作曲家、バルトークはリストをジプシー的とは全く言っておらず、むしろコスモポリタン的な独特の味わいのある作曲家として評価している)オーストリア、フランス、スイス、ドイツ、イタリアとヨーロッパの主要国に及んでいます。(一箇所に留まれないのはやはり彼が生まれ持ったジプシー気質によるものなのでしょうか?) また、リストは単に「技巧だけの音楽家」という一般的な誤解もあるかと思います。 今日、演奏会やコンクール等で単に華やかさだけを演出するための「道具」としてしばしばリストの作品が用いられる傾向にあります。しかし、リストの本質は意外ですが、その詩情にあるかと思います。ロマンや歌があるのです。それらは、ヴァイオリンの鬼才として一世を風靡し、さらに同時代から後世の作曲家に影響を与えたパガニーニに共通するものとも言えるかと・・・彼もまた、サーカスの如くアクロバティックな面だけをただ表面的にひけらかしたのではなくして音楽的にも、ロマンや歌心ある、そして何よりヒューマンな音楽家であったと思います。

mimako
質問者

お礼

別の視点からの見方聴き方の示唆を受け有難うございました。 パガニーニと共通点が、やはりあるのでしょうか・・・・ ベートーベンとも音楽的につながりがあるように聞いたことがあります?。 今回の機を通じて自身の浅学を思い知らされる多さを自覚しました。 本当に有難うございました。

その他の回答 (3)

  • F-liszt
  • ベストアンサー率26% (47/178)
回答No.4

>ベートーベンとも音楽的につながりがあるように聞いたことがあります。 とゆうのは、 ベートーベンの弟子にツェルニーがいて、幼いときリストは作曲をサリエリに習い、演奏をツェルニーに習ったとゆう事があるので、弟子つながりで関係があるとゆうことでしょう。 ネットを調べたらいろんな事が出てきますよ。 パガニーニとの、関係もよく書かれてますし。 http://kyck.hp.infoseek.co.jp/liszt/fliszt.htm http://search.yahoo.co.jp/search/dir?p=%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88+%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%84+&ei=UTF-8&fr=slv1-tbtop&x=drt

mimako
質問者

お礼

今回の機会を通じて色いろ勉強させていただきました。 本当に有難うございました。

  • F-liszt
  • ベストアンサー率26% (47/178)
回答No.3

自分も素人なんですが、 近年どうかは知らないんですが、曲とゆうのは、何かを表現するために書くんと思うんですが、リストは技術ばかりが先行して、だめだと世界でも本来以下の評価がつきやすいそうです、 特に日本ではその傾向が強いらしいです(もちろんそれなりの評価はつくと思いますが)、素人レベルですと低いと評価を感じるのはレンタル屋に言っても他のピアニストと比べても少ない時ですかね、でも自分も大好きですし、好きな人は大好きなピアニストだと思います。 ちなみにリスト自身は表現する際に超絶技巧な曲の方が表現しやすいと考えていたみたいです(ニュアンスが違うかも)、普通表現するには超絶技巧では難しいと考えるのではないでしょうか。 また個人的には評価が低い以前に単なる知名度が低いようにも思います。 リストの知名度アップににフジ子ヘミングさんが、貢献してるのかなと個人的に思ってます。 ここのサイトならリストの全曲(でしょうか?)がありますよ。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~hasekou/lisztmidi.htm

参考URL:
http://www5b.biglobe.ne.jp/~hasekou/chopin.htm
mimako
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 今、言えることは全曲の曲名を見させて頂き、具体的に過去になんといゅう 曲を聴いたか全く思い出せず一覧を見ても全然知らないものばかりです。 なのに何故質問したのか、その理由さえ説明がつきません。 自身の浅学を痛感させられた次第です。 ただ強く印象に残ったものが脳裏にあったので聞いたのだと思っています。

noname#192232
noname#192232
回答No.1

リストの人気や評価が下がっているようなことはなく,演奏会でも取り上げられています。 つい先週にも朝のNHK FMで巡礼の年 第1年「スイス」が放送されていました。 下記の演奏会情報でリストがプログラムに入っているものを探してみるといくつか出てきました。 http://www.concertsquare.jp/ 検索ボックスに「リスト」と入れ,演奏会を検索してみてください。 (キ・リスト)(ソ・リスト)(チェ・リスト)で検索にかかっているものもありますが・・・。 リストのピアノ曲は技術的に難しいというイメージがあり,実際に難しいと思いますが 全てが難曲というわけではありません。 難しいからといってプロの演奏家がリストだけを特別に敬遠するわけではありませんし, 弾ける技量は持ってられます。他の作曲家の曲でも難曲はたくさんあります。 聴き手としては,その高度なテクニックを必要とする箇所を聴くのも楽しいものです。 下記はリストのピアノ曲の一覧です。 http://www.piano.or.jp/enc/dictionary/composer/liszt/index.html その他,リスト全般については, http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88 今年はモーツァルト・イヤーということで演奏会での企画や, CD店に行けばモーツァルト・コーナーで賑わっていますが, リストは1811年生まれですので2011年にはリスト・イヤーで, 演奏会など,何か特別なことが企画されるかもしれません。

mimako
質問者

お礼

#3様にも述べているように自身の浅学を自覚させられる質問となり 失礼致しました。 リストの曲は全て難曲ではなく、ピアノ曲が難しいからとプロのビアニスト は敬遠することはありません。 参考になりました。 それでもリストの曲を聴く機会が非常に少ないと思います。

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