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セルアニメ時代は“フィルム撮影”で修正不可なのに、なぜ動きのタイミングがちゃんと合ってたのか?
現在では『サザエさん』以外、すべてアニメは、デジタルでの制作にとなっていますよね? アニメを制作する際には、ストップウォッチと電卓で、 「動きのタイミング」の計算をすると、聞いたことがあるのですが…… デジタル制作なら、もしあとから「動きのタイミングがおかしい」と感じても、修正可能ですが、 セル画制作ではフィルムを使っているため、もし失敗しても、絵がフィルムに「焼き付けられてしまう」訳だから、あとから修正できない…… それなのに、なぜセル画制作のアニメでは、ちゃんと動きのタイミングが、整っているのでしょうか? 「修正不可能」な中で、一体どうやって動きに不自然がないように、 タイミングを合わせることができているのでしょうか? それとも、フィルムを利用したセル画制作でも、あとからの修正は可能なのでしょうか? 説明が下手で、申し訳ありません。 わかる方がいたら、教えてください!
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まともなアニメーターならば、カットごと、動きごとに、動画用紙をパラパラマンガのようにして見るだけで、「動きのタイミングがヘン」なのはわかります。この時点で、リテイクになります。 (演出家ができるのはもちろん、そういえば、今も昔も「動画チェック」という役職がありますね) フィルムになってしまってからだと、そのカットまるごと(まあ、ほんの数秒です)「描いて、トレスして、色を塗って、撮影して、現像して」それから編集ではめ込みます。 難しい動きのシーンだと、上記のような「フィルムになってからの直し」もないこともないですが、くそ忙しいテレビのスケジュールの中では、タイミング云々以前の、もっと致命的な(たとえば撮影ミスとか)のリテイクくらいしか出にくいものです。 ちなみに、80年代にはすでに、「線画を電子的に撮影して、動きをモニターでチェックできる」機械というのがありました。パラパラマンガ式よりも明確に、また一度に多くの人がチェックできるので重宝しましたが、そんなものはないスタジオも少なくなかったでしょう。 (えーと、この機械、名前が思い出せません。どなたかフォロー求む)
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撮影されしたフィルムは現像し、まず試しにラッシュフィルムプリントして試写しチェックします。 動きなどおかしければ、ラッシュで1コマ単位から編集できます。 それを元にマスターフィルムを編集すれば可能です。 ただし、これはかなり手間と時間ががかかります。 またフィルム編集だけでは修正できない場合は、どうにもなりません。 手っ取り早くカットごと再制作・再撮影し直すことも多いです。 今のデジタルでも作業内容は異なっても、基本は同じです。
お礼
回答ありがとうございます。 やっぱり、撮影など、し直すこともあるのですね。 それはデジタルになっても、あまり変わってないのですか……
- te12889
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フィルムをコマ単位で切ったりつないだりしてるからですね。いわゆる「編集」という作業です。
お礼
回答ありがとうございます。 EDのクレジットの「編集」って、その作業のことだったんですか! 初めて知りました。
- amanda97
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動きがおかしいのなら、修正した1枚を再撮影して 編集でセルとセルの間に挟んでフィルムを作る事が可能。 デジタルでできるよーな事がフィルムやビデオでも出来るってことですよ(^_^; フィルムはハサミで切ってテープで貼りつけて、という作業が出来ますよ
お礼
回答ありがとうございます。 ハサミとテープって……そんな単純に編集できるんですか? “単純さ”に驚きました。 子供の工作みたいですね(笑)
お礼
回答ありがとうございます。 そういえば、まれにアニメをコマ送りして見ていると、 「明らかに撮影の順番間違ってる……」って思うことがあります。 '80年代に、そんな便利な機械がすでに、あったのですか! デジタル化しない限り、そんな機械なんて登場しないものだと思ってました。