円、ドル、ユーロ！これから有望な通貨は？

質問

タイトル通りの質問です。イラク問題でドルが弱くなっていますが今後の為替の展望についてお聞かせください。

短期・中長期に分けて回答くださると助かります。

円、ドル、ユーロ以外にも有力な通貨がありましたらお話をお聞かせください。

よろしくお願いいたします。

回答No.1

marcy111 · ベストアンサー

ドル/円はイラク攻撃開始までは当局の強い円高阻止の姿勢により下値を攻めることは難しく、118円ミドルより上値はドル先安感から本邦輸出企業の売が入り117円～118円のレンジで推移するのではないか？また、ドルショートしていた投機筋もイラク攻撃がどう展開するかわからないのでポジションの解消に動き若干の円安に動いている。

　ユーロ/ドルは開戦前のユーロロングポジションの解消に動いているようだ。先日のＣＮＮが伝えたイラク軍の戦意喪失情報は格好のポジション解消材料に使われたようだ。ただ、ユーロロングはIMMシカゴ通貨先物市場のポジション状況をみてもかなり大きく、完全にポジションが解消されたとはいえないので状況をみながら下落傾向が続くか？
　もしかするとアメリカの諜報活動により本当にイラク軍
が内部崩壊する状況になり懸念されていた戦費や中東諸国に与える影響も軽減されることを織り込んでいるのかも知れない。

　いざ開戦となると国連の同意を得たものであればアメリカの孤立が回避できたと評価されポジションは円売、ユーロ売方向か？単独での開戦になれば再度対円、対ユーロで一気に売られるものの、日本当局の通貨防衛という観点から介入が正当化され堂々と大規模介入を行うだろう。この介入は911と同じく大義名分の立つものであるから勝つまで続けるのではないか。

　戦局が予想通り短期決戦に収束し、イラク軍の内部崩壊を伴い画策していたクーデタによりフセインが粛清され親米政権が樹立し、国民から支持されるとドルは買い戻されるだろう。
　また、逆にイラク軍が以外にしぶとく抗戦すれば長期化を嫌気されてドルは売られていくだろう。いずれにせよ戦局をみながら短期決戦、親米政権樹立の見通しがたてば今まで世界の投機筋のシナリオは終了し、別のシナリオ、つまり再度アメリカのファンダメンタルズの強さが評価され、NASDAQ、NYSEが急回復すると伴にドル高に向かうことになるだろう。