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大学のゼミの判例報告について

今度、大学のゼミで判例の報告をすることになったのですが、報告のためのレジュメ作成について質問です。 教授から書くように言われたもののなかに「判旨」があるのですがこれは重要な論点についての判決だけでいいのかそれともその判決に至る理由も必要なのでしょうか? 判決だけでいいなら少し量が少ない気がしますし、その理由まで書くとなると一気に量が増えるのでどうしたらいいかわからなくなったので質問させていただきました。 よろしくお願いします。

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回答No.1

>> 教授から書くように言われたもののなかに「判旨」があるのですがこれは重要な論点についての判決だけでいいのかそれともその判決に至る理由も必要なのでしょうか? // 判旨というのは、当該判例(裁判例)における規範と結論部分の骨子を意味します。分かりやすい例を出すなら、判例百選などの場合、「事実の概要」に続いて「判旨」と題する項目が設けられており、ある論点に必要な限りで判決文が要約・引用されています。これが判旨です。 判決内容は、複数の論点にわたることも少なくありません。その場合、検討課題となっていない論点については、省略しても構いません(というか、すべきです。判決文のうち、どの部分が当該論点に関係し、関係しないのか、見分ける能力も問われています)。百選でも、テーマに関係ない判示事項は省略されます。 判決文のうち、解釈について詳述している部分(「けだし~」「思うに~」など)は、判旨に含めるのが通常ですが、きわめて長文にわたる場合や紙面に余裕がない場合は、要点だけをまとめても構いません。 他方、判決が出された時代背景、学説の状況、従来の判例の状況などは、判例それ自体とは関係しませんから(判決文にそのようなことは書かれません)、これは「判旨」ではありません。百選などでも、これらは「解説」という項目に分けて書かれています。 レジュメを作る場合、こういった解説や検討(判例批評・評釈)が必要かどうかは、与えられた課題によります。単に「これこれの判例について報告しなさい」といわれれば検討まで行うのが普通で、他方、「判旨をまとめてきなさい」といわれれば詳細な検討までは必要ないでしょう。規定の枚数・文字数なども踏まえて、何をどの程度書くかは変わってきます。

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