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クライスラーを破綻まで追い込んだ、投資家達の思惑は?

よろしくお願いします。 クライスラーを破綻まで追い込んだ債権者グループには どのような算段があるのでしょうか?日本の感覚だと破綻すると 取り分が減りそうですが、アメリカはまた違うのでしょうか? ご教授ください

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

日経などによるとヘッジファンドなどの小口債権者がクライスラーの再建案に反対したとのことですが、これにはちゃんと合理的な理由があると思います。 1.クライスラーからみれば小口でも債権者側からみるとと大口である ・クライスラーにとっては小口であっても、債権者側からするとクライスラー向けの債権が大口の可能性がある。その場合は簡単に私的整理に応じるわけにはいかない。 2.弁済率があまり変わらない可能性がある ・ 再建案では債権者への弁済率がとても低く、かつ債務の株式化も求められるうえ、再建後の主導権も握れないものになっている。弁済率が低くて債権者主導でもないのなら、むしろ裁判所の監督の下で債権者に公平な案の方がましかもしれない。 3.ヘッジファンドなどでは出資者に対する説明責任が厳格に問われる ・ ヘッジファンドが出資者と結んでいる投資契約は厳格なので、出資者をとことん守るという姿勢をみせないわけにはいかない。 4.ヘッジファンドなどでは担当するファンドマネジャーのキャリアにかかわる ・ ヘッジファンドは銀行などと異なり、個々のファンドマネジャーの運用方針と業績がとても重要視されます。ここで徹底抗戦して1セントでも多く勝ち取ることが、ファンドマネジャー個人としての転職やキャリアアップ・給与に反映してきます。だから簡単に私的整理に応じるわけにはいかない。 こんなところでしょうか。

その他の回答 (2)

  • hesaid
  • ベストアンサー率39% (51/130)
回答No.3

ヘッジファンドが潰したのではありません。再生を前提とした破綻は以前から決定的でした。 そんななか、金融機関には公的資金が、労働者にはセーフティネットが用意されている。一方でヘッジファンドには何ら特別な配慮がされていなかった。彼らとしては、他の債権者と同様に譲歩することは出来なかったということでしょう。

  • gungnir7
  • ベストアンサー率43% (1124/2579)
回答No.1

算段などないと思いますよ。言い方は悪いかもしれないですが、 ヘッジファンドが共倒れでも構わないと強気に開き直ったのでしょう。 本当は政府、クライスラー、債権者それぞれの立場で破綻させたくはないのです。 勿論、破綻すれば債権者の取り分は大幅に減ります。 だから政府は債権者に大幅な譲歩を求めて大抵の債権者はこれに応じ、 5割以上の債権を放棄していたと思います。 銀行や証券会社などの金融機関は産業界と密接な結びつきがありますから、 政府や財界が中心になれば、基本的にこれに応じるはずです。 ところが投機的なヘッジファンドは資金を一般人の金持ちから集めます。 いってみれば産業育成の考えとかが銀行などと比べて希薄なわけです。 おまけにヘッジファンド自体青色吐息です。どのみち運命が決まっているところが 公的基金をもっと入れろとか、他の債権者の倍よこせとかごねたらしいですね。 日本はヘッジファンドや総会屋による投資は極端に大きくないので あまり発生しないかもしれませんね(商法の規定はあまり知らないので悪しからず)

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