• ベストアンサー

なぜ保健適用と適用外があるのですか?

歯科の診療には保健の適用される歯とそうでない物がありますが、 保健の適用される歯は銀歯で白い歯は何故適用されないのか? まったく、不自然と思えるこの事実を今まで見逃してきている というのは、おかしいと思うのですが。 みなさんどう思われますか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • michael-m
  • ベストアンサー率50% (2724/5433)
回答No.2

元々の発想が「必要最小限の健康的な生活」にあるからです。なので、前歯は見た目も重要ですが、奥歯は機能回復が第一ということです。 白い歯(セラミックやレジン前装冠)は金属に別の材料を貼り付けるので、剥がれる可能性が絶対的になくなりません。セラミック単体では金属より強度が弱く、割れる危険があります。だから、確実な金属を保険に導入しているのです。 でも、以前は犬歯の後ろ2本目までは白い材料も(レジン冠ですが)出来たのです。それが強度が低く壊れ易いという理由で除外されました。 前歯と同じように外側だけでも白くできればと言う意見もありましたが、却下されました。これらは予算が最大の原因です。 いまや、コイズミの予算削減の大号令以降、保険で満足できる治療はほとんどありません。私は以前は「保険ではロクな治療が出来ないはウソ」と言っていましたが、今では半分近くが満足できない状態です。 患者さんには分り辛いですが、保険の適用範囲はドンドン狭まっています。 例えば、抜かない歯医者がイイ歯医者と言いますが、今では2年持たなければやり直しは歯医者の持ち出し。だから、怪しげな歯はさっさと抜かれます。 未だに抜かないのはイイ歯医者だなんて言ってる歯医者は、「ダメなら自費」或いは「後は知らん」と考えていると思っても90%は間違いないでしょう。 事実、現在でも「2年以内にダメになったら自費です」とウソの説明をして居る歯医者が少なからず居ます。実際には冠の作り直しから、抜歯した後の義歯やブリッジも保険では賄ってくれません。但し、「保険では作れない」のではなく「補綴物維持管理料に含まれる」とされているので、これを徴収している歯医者は無料で作りなおさねばなりません。 セラミックが導入できない理由はいろいろあります。 一つは原価計算のない国の反応の鈍さです。 パラジウムの高騰でも、それが保険に反映されたのは翌年。一時期は金の方が採算が取れると、パラ請求で金合金を入れた歯医者も居たほどです。そのくせパラが下がると翌月から保険料を下げる始末。金属代すらこの状態ですから、「どうせマトモな点数などつけないだろう」…これは全ての歯医者の意見でしょう。だから反対しているのです。 もう一つの大きな原因は歯医者の「逃げ」 今の歯医者のほとんどは保険料のマイナスを安易に自費に逃げているからです。だから保険点数が下がると、患者に自費を半強制的に勧めたり、未熟でもレーザーやインプラント、科学的根拠のない材料や認可されていない材料を優秀だと言って勧めればいいと考えているのです。そういった歯医者ではセラミックなどの自費は最後の砦なのです。 つまり、マトモな歯医者もそうでない歯医者も「保険導入反対」という点では一致してしまっていると言うことです。 これを解消するには二つの方法しかありません。 といっても「政府が適正評価で導入」と言う荒唐無稽な策は除外します。 一つは混合診療の解禁です。 現在は保険or自費の二者択一でしかない治療費を混合診療で基本料(保険)+自負負担に変えるのです。 例えば現在7000円の金属冠を5000円だけ保険で補填すれば、国は2000円分の医療費削減になります。歯医者は残り2000円を患者から徴収しますが、例えば銀合金が4500円で出来れば、歯医者は患に負担を強いる事無く冠が入れられますし、金属の原料費の変動は即時に反映する事が出来ます。 またセラミックでも70000円であれば患者負担は65000円になります。 実はこの制度は既に金属義歯で「特療」と言う名で導入されています。但し、制限や手続きが厳しすぎてほとんど利用できないのが現状なのです。 もう一つは医師の公務員化です。 一定の成果によっての変動があっても、年金を含めて国が給与を払ってしまうのです。もちろん全部保険診療です。 但し、一定収入があるのですから開業地は制限します。いわゆる適正配置です。そして好きな所で開業し、自費が欲しければ保険医にならなければいいのです。 これでは保険医数が制限できるので、予算の大幅な増加はなくなりますが、如何に材料費や技工料などを捻出するかの課題が残ります。でもやり方によってはセラミックでも保険で入れられる可能性はあります。

tobeuncool
質問者

お礼

すごく詳しく説明していただき、感謝しております。 有り難うございました。 michael-mさんのコメントをプリントして、噛み砕いて 理解しました。 ありがとうございました。

その他の回答 (6)

  • w_i_n
  • ベストアンサー率41% (182/435)
回答No.7

歯科医師(のほとんど)も患者さん側も奥歯に白い歯、綺麗なセラミックの歯を入れたいんです。ただ、国が認めてないだけです。 貴方のご意見、是非パブリックコメントにお願いします。 http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495090024

参考URL:
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495090024
tobeuncool
質問者

お礼

パブリックコメントしたいと思います。 ありがとうございました。

  • 909D3
  • ベストアンサー率75% (3/4)
回答No.6

歯科医院は一般のサラリーマンより高級とりなのだから 文句ばかり言わないで治療に力を注いで欲しいと思っています。 ありがとうございました。 高給などではありません。歯科医の5人に1人は年収300万円以下です。 イメージでものを言わないでください。保険は異常に報酬が低く、全力で治療したくても実際そうすると全く採算が取れないことが多々あるんですよ。 技工士もみんな廃業して大変なんですよ。 まず良く勉強してから発言してください。

tobeuncool
質問者

お礼

えっ!5人に一人!それじゃ、もしかしたら歯科閉店した後に アルバイトしている先生もいるかもしれませんね。ドトールとかで。 >まず良く勉強してから発言してください。 はい、わかりました。 やはり国がいけないのですね。 でも、厚生労働省はスーパーエリートの舛添さんだものな~。 言い争って勝てる相手じゃないし、喧嘩でも絶対負けそうだものな~。 とにかく、勉強になりました。ありがとう。

  • _P_
  • ベストアンサー率47% (10/21)
回答No.5

>これだけ民間の技術が進んでいる現代で、歯の色を白く安く作る事くらい 簡単な事なはずですか、それをしないのは遺憾ともしがたい。金の悪意が絡んでいるからではないでしょうか? こういう表現はちょっと・・・(禁止事項に抵触するのでは?) >よく考えて欲しい物です。 tobeuncoolさんもよく考えてから書き込んでくださいね。

tobeuncool
質問者

お礼

_P_さん、御返事ありがとうございます。 >禁止事項に抵触するのでは? えっ、そうでうすか?表現は多少感情的であるとはいえ 的を射っていると思いますし、何事も弱腰では上に届かない と思いますから。直接厚生労働省のウェブサイトに こんな口調でもの申しているのですよ。わたくし! いや、もっと強い口調です。 でも、ご指摘ありがとうございます。とりあえず、深呼吸してから 書き込むようにいたします。ではでは。

  • 909D3
  • ベストアンサー率75% (3/4)
回答No.4

それは今に始まったことではありません。歯の色だけでなく、治療の質も全然違いますよ。保険は異常に安いですから。それでも噛めるだけありがたいと思ってください。。 この現状を変えるためにtobeunさんがいろんなところに問題提起するしかないのではないのではないでしょうか。 ただし、ご自分の権利を主張する前に背景を理解してくださいね。 診療報酬抑制がキーワードです。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/歯科医師過剰問題
tobeuncool
質問者

お礼

噛めるだけありがたい、まったくですけど。。。。 私は子供の頃から体が弱く、もちろん歯も弱いのです。 それで昔から銀歯だらけで「ミスターロボット」という あだ名で虐められていたんです。なので、大人になった今でも 抜歯した部分をそのままにしているんです。  歯科医院は一般のサラリーマンより高級とりなのだから 文句ばかり言わないで治療に力を注いで欲しいと思っています。 ありがとうございました。

  • _P_
  • ベストアンサー率47% (10/21)
回答No.3

まず銀歯などの補綴処置を保険で認めている国は限られています。さらに医科と同じ窓口負担で銀歯を入れられる国は日本だけです。つまり日本は非常に低コスト(おそらく世界最低コスト)でほとんどすべての範囲の歯科治療が受けられる、世界的にも非常に恵まれた国です。 (その低コストを生み出しているのが歯科医師の低賃金であるのはご存知のことと思います) それから、日本の歯科医院が毎日1本の銀歯を保険外の白い歯と同レベルの歯に変更したとすると、(1本あたりの差額を5万円、歯科医院数を5万、診療日数を年間200日と仮定して)年間総額は5000億円になります。 ちょっとアバウトな計算ですが、たった(1日あたり)1本を白い歯に変えただけでこれだけ医療費が増大します。 あなたが厚生省の人だったら財源をどうしますか?

tobeuncool
質問者

お礼

歯科医院側の立場にたって物事を考えても始まりません。 銀という歯が普通であるという非常識を無くす事を前提に 考えなくては、全く改善されないという事です。  これだけ民間の技術が進んでいる現代で、 歯の色を白く安く作る事くらい 簡単な事なはずですか、 それをしないのは遺憾ともしがたい。金の悪意が絡んでいるからでは ないでしょうか?厚生省や歯科学会の企みがあるからではないですか? 歯の弱い体質の方は甘んじて銀色の歯を沢山つけなければならないのです。人生を嫌な気持ちのままで長い時間を過ごす人もいるでしょう。 就職も歯のせいで旨く行かない人もいるんですよ。 よく考えて欲しい物です。

回答No.1

医療費削減のため。 歯科医師会などの歯科団体は保険で白い歯を入れる事が前歯扱いが 犬歯までというのは現代の美的感覚にはあわないともう1つ奥の歯まで 導入を要求していますが厚労省が認めません。 銀歯が安く医療費を抑えられるから。 こういうルールをつくる国家公務員の方々はお金を持っているおり 保険外で歯を入れているので関係がないのでしょう

tobeuncool
質問者

お礼

御回答ありがとうございます。 参考になりました。

関連するQ&A