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側鎖の酸化
ある問題ではC6H5-CH2-CHOをKMnO4で酸化すると安息香酸になっていました。 しかし、別の問題ではC6H5-CH2-CH2OHをKMnO4で酸化するとC6H5-CH2-CHOになり、銀鏡反応後C6H5-CH2-COOHとなっていました。 一体どっちが正しいんでしょうか? ベンゼン環に炭化水素だけのときは、それを酸化するとすべて安息香酸。(モノ置換体のとき) ベンゼン環に炭化水素+アルコール性ヒドロキシル基がついていると アルコール→アルデヒド→カルボン酸。 と覚えていたのですが、それだと一番上の反応が矛盾してしまいます。 よろしくお願いします、
- akatsugbdf
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条件によりけりとしか言いようがないですね。 KMnO4を使うとしても、その量や溶媒、温度、反応時間、硫酸酸性かどうかなどの条件によって結果が違ってくる可能性はあります。 大学入試などの問題として解くという立場であるなら、前後関係から判断して下さいとしか言いようがないです。つまり、出題者の主旨を汲み取るというか想像するしかないということです。たとえば、『加熱した』とか、『厳しい条件で』といった記述があれば、最大限に酸化された安息香酸が生じたと考えて欲しいという出題者からのメッセージであるかもしれないということです。 ただし、純粋に化学的な立場からすれば奇妙な話です。使った試薬の量や条件を細かく設定しない限りは生成物の特定は困難ですし、仮にそれを行ったとしても、現実に単一の生成物が得られるとは限らないからです。たとえば、C6H5-CH2-CH2OHをKMnO4で酸化して、C6H5-CH2-CHOのみを得るのは現実問題としては無理でしょう。かなりの量のC6H5-CH2-COOHが生じることになると思いますし、安息香酸も生じるかも知れません。つまり、現実に何が生じるかという視点ではなく、『何を得たいか』と言う視点から考えるのが現実的だと思います。 また、残念ながら出題者の技量に問題がある場合も見受けられます。
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- owata-www
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#1ですが、 C6H5-CH2-CHOを充分なor過剰なKMnO4で酸化する と書かれていたら、安息香酸になるかと思います 後者はマイルドな条件(低温度、塩基性溶液、少量のKMnO4)ならC6H5-CH2-CHOも生成するかもしれません、どちらにしても残念な問題ですが ちなみに高校では中性or塩基性KMnO4溶液で第一級アルコールを酸化するとアルデヒドになる、なんていう記述がありますが 実際にはほぼ不可能です
お礼
ありがとうございます。よくわかりました。
- owata-www
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正直な話をすると、後者は不適切問題だと思われます 実際には、安息香酸になると思われます
お礼
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