- 締切済み
熱力学
高校生のものです。 口が空いた容器があり、ピストンを二ついれておくから1,2,3と番号をつけます。奥のピストンをA、手前をBとします。 容器にはおくから4a、4a+Lのところにストッパー1,2がついています。 はじめ1に気体をいれ、圧力P/2、温度Tとし、2は真空、3は大気圧P。 このとき、2にはピストンと自然長L、ばね定数kのばねがつけられていて、Aははじめ、ストッパー1と接触していて、Bはストッパー2からaだけ縮んだところにあります。 こういう条件で設問をといていくと、途中で、「1の温度をいくらにするとストッパー2にピストンBはつくか?」というものでした。 ピストンは自由に動くので定圧変化することはわかります。しかし解説を見てみるとばねの長さも一定に保たれていて1の体積はピストンの断面積をSとするとSaだけ増えたことになります。 どうしてこうなるのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- htms42
- ベストアンサー率47% (1120/2361)
ストッパーとピストンの位置関係がちょっと分かりにくいです。 容器を横に置いて左から1、2、3とします。左に底があり右に大気があるということになります。 ストッパー1はピストンAの位置が4aよりも左に行かないようにしてある またストッパー2はピストンBが4a+Lよりも右に行かないようについている というのでいいのですね。 >Aははじめ、ストッパー1と接触していて、Bはストッパー2からaだけ縮んだところにあります。 バネはピストンA、Bについているのですね。 バネの左はピストンAに固定されています。バネの右はピストンBに固定されています。ピストンBは大気圧PがかかっていますからSPの力で左向きに押されています。1の気体の圧力はP/2ですからつりあいません。ピストンAは左に動いてストッパーで止まります。 この状態でバネはa縮んでいるということですから ka=SP です。バネにはストッパーから右向きにこの力と同じ大きさの力が働いています。 1の温度を上げていくと圧力が上昇します。 はじめの圧力はP/2でしたからストッパーがなければつりあいません。1の圧力がPになったところでピストンAの左側の圧力とピストンBの右側の圧力が等しくなります。温度は2Tです。 温度を2Tよりも高くすると1の圧力はPよりも大きくなりますから膨張します。つりあいの位置では圧力はPです。ピストンAの位置は4aよりも右になっています。 右側からの圧力の値が変わりませんからバネにかかっている力も変わりません。ばねの長さも変わりません。自然長からa縮んだ長さです。温度を上げていくとこの状態のままピストンBがストッパーにつくまで右に動いて行きます。 ピストンBがストッパーに接触した後は1の温度を上げると圧力はPよりも大きくなっていきますからバネは縮んでいきます。バネの長さが自然長から2a縮んだ状態になった時の1の圧力は2Pです。 その時の温度は T’=T((4a+2a)/(4a))(2P/P)=3T です。 バネにかかっている力が「つりあっている」ということから考えてみてください。