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深セン駐在生活について
現在、台北に駐在しておりますが、この春から深セン駐在が決定しました。 大好きな台湾を離れると思うと今からとても憂鬱でたまりません。 台北、深センともに詳しい方より、できれば慰めるコメントを期待しつつお伺いいたします。 1) 深センの人々について 対日感情、仕事上、プライベートでの付き合いやすさなどは如何でしょうか? ※日本人であることが知られて不利に感じるようなことはありますか? 2) 衣食住について 質や品揃えについては大体、順応できる自信がありますが、物価については如何でしょうか? ※例えばチャーハン一人前を比較すると台湾と大きな差はありますか? 3) 休日の過ごし方について 台湾ではテニスやゴルフ、KTV、映画へ、たまに離島や山など自然を満喫し、夜は憩いの場である林森北路で北京語の練習、異業種交流を楽しんでいました。 深センでもそれに近い過ごし方が出来るのでしょうか?また、深セン空港からは中国国内主要都市へは網羅的に飛べるのでしょうか?海外(日本、台湾など)へのアクセスは基本的に香港を経由すると考えれば宜しいでしょうか? その他、深センの方がこういう部分で良いという点があったら教えてください。よろしくお願いいたします。
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慰め、ですか… 台湾で生活した経験はないので比較はできませんが、自分のわかる範囲でお答えします。 1)対日感情について 日常生活で特に気になることは今のところそんなにないです。 確かに「このクソジャップが」みたいな態度をとる変な奴もいますけどね。 それでも日本人には慣れてますし、見た目一緒だからお互いあまり気にしません。 香港が近くて地方からの出稼ぎも多いので、普通話の発音がおかしい人にも慣れてます。 (香港人に間違われることが多いと思います。) 付き合いやすさですか? 言葉さえできればですが、付き合いやすいとは思いますよ。 香港の人なんかに比べれば特に。個人対個人の時は日本人との相性いいと思います。 2)物価 ローカルな安食堂で一般的な中華のおかず一皿(1~2人前)が5元~15元くらい。 牛肉面1杯(小碗)が3元~5元くらいです。 真功夫とかのチェーン店だともう少し高くなります。 マック、ケンタ、ピザハット等の値段は日本と同じくらい。 レストランクラスになるとピンキリですが、 お昼に3~4人で食事して100元程度ってところが日本人には一般的じゃないでしょうか。 3)休日の過ごし方 シンセンの日本人文化は40代前後の単身赴任の人達が築きあげてきましたので そこらへんの世代の男性が喜ぶようなものはたいていなんでもあります。 ただ逆に言えば、日本人の女性や若者をターゲットにしたものはあまりありません。 これだけ日本人がいても、つい最近まで日本人学校すらなかったほどです。 シンセン在住の主婦の方なんかのブログを見ると 「こんなの見つけました」「これ便利です」と言った話題が多いんですけど “単身赴任アラフォー男性”以外にとって、シンセンはまだまだ未開の地ですので 積極的に行動すれば日々発見の連続。そういう楽しさはあると思います。 シンセンだと中国のテレビに加えて香港のテレビが見れると思うので ヨーロッパサッカー(プレミア中心)やNBA等のスポーツ中継、 日本やアメリカのテレビドラマなんかもやってたりします。 テレビドラマは必ず繁体字で字幕が付きますので、台湾に慣れた方でも平気でしょう。 (ちなみに中国国内で放送できない内容が流れると、画面が急にフリーズします。) 日本の有名ドラマなんかも、DVDになって道端で売られてますw 映画館へ行くなら都心のきれいな所に昼間行きましょう。 場所によっては無宿舎の簡易宿泊施設がわりになってるところもありますのでご注意を。 近くにこれといった観光地はないんですけど、やはりこれも行動範囲を広げれば いろいろな物が見えてくると思います。 私は旅行が好きなので、市内を探検したり1泊2日ぐらいの小旅行も時々してましたが シンセンは近距離~長距離に関わらずバス路線が充実していて その気になれば広東、福建、湖南、広西、近隣省内へはどこへでも行けます。 あとはギャンブルでしょうか。香港の競馬場やマカオへのアクセスも簡単です。 >空港からは中国国内主要都市へは網羅的に飛べるのでしょうか? 主要都市や主要観光地であれば、まずほとんどの所に行けるでしょう。 便数は少ないですが日本へも行けますよ。 成田行きについては私もいろいろ調べたんですが、 シンセン市内や香港で航空券を購入するのであれば、香港発の便よりも、 シンセン発上海経由でのCA便の方が安くて便利です。 完全自費帰国の際はシンセン空港からの利用も考えていいと思います。 >その他、深センの方がこういう部分で良いという点 これも個人的感想ですが、中国の他の地域に比べれば、外国人には寛容な街だと思ってます。 市政府の方針も、上(中央政府)からの通達守って外国人に厳しくあたるよりは 外国からの資本取り入れて市の発展、最近は専ら雇用の確保に必死になってますので 深セン基準、独自ルールに則って外国人は結構自由に生活できる(ような気はしてます。) そう言う意味では日本人だから不利というよりも、 日本人で得したことの方が多かったのではないかと思います。 慰めになりましたでしょうか?w なお、シンセンは広いので特区内と特区外では街の様子などが違いますし、 東京や大阪のように繁華街が各地に点在しているので、それぞれに差はあると思います。 ちなみに日本人は特区内にも特区街にも大勢います。
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- jayoosan
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以前仕事でシンセンに住み、その後台湾担当に移され、現在はまた香港・シンセン担当になり(出張ベースですが)足を運んでいます。東アジアにからんで5年くらいになります。 シンセンにいた頃に、ちょうど2005年に話題になった反日デモが起こりました。 しかしデモといっっても、チベットやウイグル民など少数民族が起こすデモと異なり、漢民族のそれはお祭り行進のような感じでした。週末に集会をし行進をし、SONYやSHARPなどの看板に卵を投げつけ笑いながら反日を叫び、夜には解散。そして月曜には反日しているはずの日本の赤坂ラーメンがまた満席になり、SONYショップはまた繁盛する。 当時の反日は、駐在さんからみると「国家による計画的反日デモ」といわれていましたが、私もそう映りました。 デモも移動の仕方が日本のデモみたいにはっきりわかり(少数民のそれのようなランダムな行進や暴動的ではなかった)、新聞等で日本政府から日本企業を守ってほしいと依頼があったことが報道されるや、吉野屋とか元禄寿司とかJUSCOとかのまわりには公安が出てきて、へらへら笑いながら座って守るフリをし(しゃがんでおしゃべりしているから守ってはいない)、民衆もそこは攻めたりもしません。そして日本と中国のトップの収束合意ができるや、デモにでてくる民衆があっさりと消えました。 週末(土日)だけのデモで、実質4週間つづかなかったのではないでしょうか。 1)デモ当時はタクシーの運転手が私を日本人だとわかると、顔を真っ赤にして何か叫んだり、政治的テーマをもちだし話しかけてきたりしましたが、そういうのはごく一部でした。 現在もシンセンによく足を運びますが、反日感情は感じません。 もっとも台湾のような親日感情もなく薄いので、現地の人は日本人をさがしたりも振り返りもしません(台湾は日本語がきこえると、それなりに反応があることがありますよね) 2)現地には現地のスーパーと外資のスーパー(JUSCOやウォルマートなど)があります。今は商品棚のみかけは現地も外資もあまり変わりなくなりました。しかし買ってみると、品質の違いがわかります。 家庭用雑貨、たとえば洗濯潜在や物干し、風呂桶、椅子、くるくるクリーナー、床モップ、水道の留め具、など安い現地品は、数ヶ月持たないものが多かったです。プラスチック桶の角は面取りをしていないので、手をぶつけると皮膚が切れるような荒いつくり。綿棒とかコンドームも、種類が多いものの、いいのと悪いのが混在している感じ(良いのは良い品質)。ミネラルウォーターもも500mで1元代(20円くらい?)~18元(250円)など幅が広すぎます。 これらは台湾との大きな違いかもしれません。ただ結局JUSCOやウォルマートなどの、日本の価格に近いものが長持ちしました。薬は現地のはあまり効かなかったですね。これは台湾も同じ? チャーハンなど食事ですが、シンセンはありとあらゆる地方の店やチェーンがあるので、種類は多く店によって味や品質が異なります。鼎泰豊もありますが、小籠包のスープの量が気持ち少なく、やはり台北のほうが美味しいとおもいました。台湾人にいわせると、冷凍で台湾から運んできているのではないか、とのことです。 ちなみに名古屋の鼎泰豊よりは、シンセンのほうがおいしかったです。 ただ全般的に物価は台湾よりやすいですよ。 3)休日は私は香港にでるか、語学の先生をやとっていたので授業を受けていました。 シンセンの特別区の外側の宝安(飛行場の方)にゴルフ場があり日本人もよくくるらしいので、ゴルフはできますし、テニスコートもたくさんみました。私が住んでいたマンションもテニスコートもジムもありましたので、軽いスポーツは不便しないと思います。 深セン空港からは中国国内主要都市へはフライトが網羅はされていますが、国家によって毎日のフライトの割りあてというか、ローテーションみたいなものが決められています。日本みたいにANAとJALがほぼ近い時間に競って飛ぶということがありません。各航空会社が、毎日順番に朝から夜まで飛ぶ順番を均等に割り当てられている感じなので、たとえば別の都市に飛んでまたシンセンへ往復で帰ってくる際に、同じ航空会社を使いたいとおもっても、時間帯が離されているので(割り当てられているので)、自分が帰りたい時間帯の航空会社限られておりそれを選ぶしかありません。出張すると、行きはA社、帰りはD社みたいなばらばらなパターンばかりでした。 三通のおかげか、つい昨年末に台湾へ直行便ができました。シンセン空港からも台湾へ飛べるはずです。ただ私は時間帯の多さから、香港空港を選ぶでしょうね。 台湾とくらべてよかったのは、マッサージとローカルの餐庁の料金が安いことです。 マッサージは毎週行ってましたね。KTVは行ってみてください。語るよりも見るが早しです。たぶん台湾よりもバラエティーが多いと感じると思います。
お礼
非常に詳しいご回答ありがとうございました。 反日デモが起こるような異例の事態でも日系ショップの営業に影響は限定的だった、ということは対日本人感情もそれほど心配する必要はなさそうですね。但し、少数ながらも政治的テーマで顔を真っ赤にするほど興奮する人がいるのであれば、話題には持ち出さないことが無難ですね。 台湾の物価は日本の物価の半分くらいと思っていましたのでそれ以下とはやはり安いですね。ただ、日本人は現地の食べ物を毎日食べることは健康上難しいので、駐在すると食費については結局は高くつくこともあるのは台湾も深センも同じかもしれませんね。 台湾への直行便が開始されているのは知りませんでした。台湾に友人が多い私にとってはとてもいい情報を頂きました。KTV等の娯楽も充実しているようですね。 なるほど、思ったほど心配に値しないようですね。少し気が楽になりました。ありがとうございます。
お礼
非常に詳しいご回答ありがとうございました。 広東、福建、湖南、広西、近隣省内、香港、マカオを「小旅行」と呼べるのは非常に贅沢で環境ですね。また、深センにおける日本人の生活環境は急成長する中国経済とともに現在も日々築き上げられている感じですね。 人あたりの比較で香港人を取り上げ、彼らよりは若干付き合いやすいという表現で大体イメージがつかめました。 近頃日本のメディアが中国のマイナス面を盛んに取り上げており不安に感じておりましたが、お答え頂いた内容から判断すると深センはそれらの地域とは一線を画し、経済特区としてのメリットを享受できる地域だと読み取りました。 お蔭様で、少し気持ちが楽になり期待感もでてきました。